場所:旭川市豊岡6条4丁目
保存車両:ワム88403
(2022年10月27日訪問)
事業者の敷地にある車両です。窓が多数設けられており住宅用の扉もあるため、事務所に活用しているようです。
車番は現地でかろうじて確認することが出来ました。
片側の側面は引戸1枚分のスペースを大型ガラスとガラス扉に変更しています。側面総開きのワムハチであれば簡単に出来る改造です。
車両の形態としてはワムハチの中期型です。
妻面にも窓が設置されています。
貨車の転用例としては非常に多くの窓を設置していることが珍しいですが、その窓が現代の住宅でも多く見られる外開きであることに注目です。
専門外のため間違いがあるかもしれませんが、このような外開きの窓は1990年代前半からよく見られるようになったと思われるため(あくまで主観です)、少なくとも国鉄から貨車が払い下げられた1985年頃には一般的ではなかったはずです。
当初は引き違い式だった窓を変更したのか、窓の設置が1990年代以降なのか分かりませんが、廃貨車としてはアンバランスな形態が興味深いです。