保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【島根】出雲市 出雲大社前駅のデハニ50

2016-09-03 11:09:00 | 島根

場所:島根県出雲市大社町杵築南1346-9 出雲大社前駅
保存車両:一畑電車デハニ52
(2016年8月29日訪問)

一畑電車(旧一畑電気鉄道)大社線の終着駅である出雲大社前駅構内で保存されている車両です。
現役の電車が行き来する駅構内に置かれていますが、保存車は駅横から出入りするようになっているため入場券等は必要ありません。


室内を見学することが出来ます。
このデハニ52は1928(昭和3)年にクハ4として製造されましたが、翌年には電装化を行いデハニ52に変更されています。
2009(平成21)年のさよなら運転以降は営業用として本線を走ることは無くなりましたが、現在でも車籍が残されています。
この電車の特筆すべき点は、映画「RAILWAYS」のロケに使用されたことでしょう。


客室と荷物室、運転室の仕切りも残されています。


運転台も見学出来ます。機器が簡素なこともありますが、運転席の前後幅が非常に狭いことにも驚かされます。

【島根】出雲市 旧大社駅のD51

2016-09-02 20:59:00 | 島根

場所:島根県出雲市大社町北荒木441-3 旧大社駅
保存車両:D51-774
(2016年8月28日訪問)

国鉄大社線の終着駅であった大社駅跡に保存されている機関車です。
大社駅は現在でも「旧大社駅」として残され、駅舎だけでなくホームや構内もほぼ現役当時のまま残されています。


ホームがあるため片側の下回りは観察出来ませんが、キャブへ上がる階段が設置されています。
このD51-774号機は長く新鶴見に在籍していましたが、SL末期になってから福知山や浜田に配置され山陰地方で活躍しました。
車体には錆が見られますが、定期的に塗装が行われていると思われます。


構内の様子。かつての3番線に車両が置かれています。ホームだけでなく改札口なども現役当時のまま保存されています。


立派な駅舎も保存され、開館時間内であれば中を見学することが出来ます。
とても広い待合室や豪華な灯具類もそのままです。かつては出雲大社への参拝客で賑わったことでしょう。