保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

中札内村 中札内駅跡のワム80000

2011-08-02 22:36:00 | 十勝・釧路・根室(北海道)


場所:中札内村東2条南3丁目 鉄道記念公園
保存車両:ワム80000 2両(いずれも番号不明)
(2011年8月1日訪問)

国鉄広尾線の中札内駅だった場所が鉄道記念公園として整備されています。そこに1面のホームが残され、ワム80000形貨車が2両保存されています。

2022年に車両の再塗装を含め公園全体がリニューアルされました。

 

1両にはワム82022と書かれていますがワム82022は初期型に該当する車番で、現車は中期型なので辻褄が合いません。どうも公園が改修された2022年にちなんで付けた番号のようで、実際の番号は不明です。



ワム80000は一時期白系の塗装だった時期があるようですが、今は現役時代に近いとび色になっています。内1両は、車体を開口してトロッコ列車のようになっています。


トロッコ列車風の車両は車内に木で作られた椅子やテーブルがあるため、公園の東屋代わりになっているようです。なかなか面白い活用方法です。

室内の床は新たに貼り直されています。以前は現役当時の床がそのままだったため、荷物の積み下ろしの際に付いたと思われる傷や擦れがそのまま残されていました。

 

室内の柱には、荷崩れ防止用のパイプを刺すための窪みが残っています。

 

同じくパイプを刺す窪みです。

 


車輪を再利用した看板。改修に合わせて若干移動しています。

かつてこの場所にはワム80000が3台いたという記録を見たことがあります(ただし文章か書面で見たのみで写真を見たことはありません)。ひょっとすると2台は残り、解体された1台の車輪がこうして使われているのかもしれません。

2024年4月22日 現存を確認


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