場所:豊富町字豊富西3条7丁目 JR豊富駅前
保存されていた車両:オエ61-67
(2011年1月27日訪問)
JR豊富駅の駅舎横に保存されているオエ61です。
車両に上がるための階段が設置されていますが、冬期は特に使用されていないようです。倉庫にでも使用しているのでしょうか。
野ざらしの割には状態はまあまあです。
台車間の床下機器は撤去されています。
この車両の元をたどれば、17m級木造客車ナハ22795として誕生し、鋼体化改造でマニ60-21となり、さらに電気暖房を搭載してマニ60-2021へ改番、さらに救援車に改造されオエ61-67となりました。
この車両は、現在確認出来る保存車の中では日本最北端に位置しました
(これより北の稚内市にあったC55-49号機は解体済み。わずかに北にあった浜頓別町頓別のキハ22-142も解体済み。倉庫代用等に売却された貨車やコンテナは除きます)。
保存目的で置かれている鉄道車両では最北端、といったところでしたが、解体に伴って最北端の保存車は中頓別町の9600形49648になりました。
(※2024年4月19日追記)
この車両が撤去されたことを確認しました。2024年4月上旬に解体されたそうです。
当方が最後に現存を確認したのは2017年8月3日です。
屋根に穴が開き木製の扉が外れるなど解体やむなしという状態でしたが、貴重な鋼体化客車を何とか活用できなかったものか悔やまれます。
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