日本語講座
本日は、私が模擬授業をする日でした。
課題が、かなり狭い範囲でしたので、説明するネタが、あまりなく、内容とは別に、時間が早く終わりそうなことの方が気になってしまいました。
今回は、学習者に発話させるべく、質問を多くするように心がけましたが、回答が出てくるのが鈍く。また、場面を説明した絵カード(参考書のコピー)を用いましたが、この時の反応も鈍く、やはり、授業を進めるのが難しい。
動詞、形容詞の分類の仕方は、皆さん、ほぼ頭の中に入っています(本当はこれさえ怪しい)が、「はい、イ形容詞の例を挙げなさいと」と言ってもすぐには出てまいりません。私自身もすぐには出てこず、語尾を「い」か、「だ/な」かを確認し、更に、例外ではないかを再度確認してからでないと回答できません。
そこで思い出したのが、昔の物理の授業でした。先生は、物理の法則を、標語やお経のように語調を変えて唱えるのです。何回も繰り返し唱えられますので、我々は、同じように口癖になってしまいました。そして、未だに、先生の口調で、出だしの言葉、「平行光線は、・・・・」と来ますと、「焦点を通る。」と出てきます。そして、同窓会での物理の先生の思い出話になりますと、すぐ、「平行光線は、・・・・・」と出てきて、あとは、「焦点を通る。」の唱和になり、大笑いになります。同級生の頭の中にまだ残っているのです。
ベーシックな事柄を、掛け算の九九のように、口癖のようにしておけば、いつでも、迷うことなく自信をもって回答できます。
そのような質問を受けますと、日本人の私自身でもおどおどしますので、学習者は、もっとおどおどし、恐らく、その後も、その気持ちを引きずって、授業を受けているものと推測します。そこで、「おどおど」するようなところを、こちらのちょっとした思い付きや、工夫で、自信をもって、回答し、続けて、自信をもって授業を受け続けるようにしてあげたい。
参考書の「場面設定の絵カード」を提示しましたが、訴える力が弱いのでしょうか、「パッ」と見て、「パッ」と、回答が出てきませんでした。一つは、初めての試みなので、私の導入の説明が、不十分で、どう回答して良いのか分からなかったのかも知れません。あるいは、訴える力が弱いのかもしれません。しかし、いくら言葉で説明しても理解してもらえない初心者向けに、瞬時にイメージし、理解できるようなものを、今後も、もっと、もっと模索して行きたい。
上記に関連して、講師から、絵カードもよろしいが、今後は、タブレット端末を利用してはいかがですかとのアドバイスがありました。そうできればよいのですが、恐らく、空振りになる公算が大なので、私の現状は、画像を準備しておいて、それをタブレットで見せるというところです。しかし、講師は、その場で検索して、提示しては、いかがというのです。
残念ながら、今のところ、私には、キーワードから検索して出てきた画像を課題に結びつけるという高度な技術は持ち合わせていません。準備しておいた画像と課題が一致していてもうまく説明ができない状態です。まだまだギャップが有ります。
確かに、それが上手く出来ますと、教案や教材の準備に掛ける負荷や時間が大いに節約出来ます。
画像を利用して、アドリブで課題と対応できるためには、課題に対して、いろいろなストーリーを瞬時に出てくるようになることでしょうか。そうだとしますと、かなり頭を柔らかくしなければならないようです。
文型から場面をイメージし、適切なキーワードを選び入力する。うまく行かないと、すぐさま別の場面をイメージしキーワードを選ぶ等を短時間の内に、処理しなければなりません。しかし、それが出来ないとなりますと、もう、沢山の文型、文例に目を通し、少しでも多くそれらを頭の中に貯めて置くことしかなさそうです。講師の頭の中には、随分蓄えがあり、またその運用の柔軟性にも富んでいるのでしょう。
所詮、立派な指導者は、立派なトラブルシュータということでしょう。
本日は、私が模擬授業をする日でした。
課題が、かなり狭い範囲でしたので、説明するネタが、あまりなく、内容とは別に、時間が早く終わりそうなことの方が気になってしまいました。
今回は、学習者に発話させるべく、質問を多くするように心がけましたが、回答が出てくるのが鈍く。また、場面を説明した絵カード(参考書のコピー)を用いましたが、この時の反応も鈍く、やはり、授業を進めるのが難しい。
動詞、形容詞の分類の仕方は、皆さん、ほぼ頭の中に入っています(本当はこれさえ怪しい)が、「はい、イ形容詞の例を挙げなさいと」と言ってもすぐには出てまいりません。私自身もすぐには出てこず、語尾を「い」か、「だ/な」かを確認し、更に、例外ではないかを再度確認してからでないと回答できません。
そこで思い出したのが、昔の物理の授業でした。先生は、物理の法則を、標語やお経のように語調を変えて唱えるのです。何回も繰り返し唱えられますので、我々は、同じように口癖になってしまいました。そして、未だに、先生の口調で、出だしの言葉、「平行光線は、・・・・」と来ますと、「焦点を通る。」と出てきます。そして、同窓会での物理の先生の思い出話になりますと、すぐ、「平行光線は、・・・・・」と出てきて、あとは、「焦点を通る。」の唱和になり、大笑いになります。同級生の頭の中にまだ残っているのです。
ベーシックな事柄を、掛け算の九九のように、口癖のようにしておけば、いつでも、迷うことなく自信をもって回答できます。
そのような質問を受けますと、日本人の私自身でもおどおどしますので、学習者は、もっとおどおどし、恐らく、その後も、その気持ちを引きずって、授業を受けているものと推測します。そこで、「おどおど」するようなところを、こちらのちょっとした思い付きや、工夫で、自信をもって、回答し、続けて、自信をもって授業を受け続けるようにしてあげたい。
参考書の「場面設定の絵カード」を提示しましたが、訴える力が弱いのでしょうか、「パッ」と見て、「パッ」と、回答が出てきませんでした。一つは、初めての試みなので、私の導入の説明が、不十分で、どう回答して良いのか分からなかったのかも知れません。あるいは、訴える力が弱いのかもしれません。しかし、いくら言葉で説明しても理解してもらえない初心者向けに、瞬時にイメージし、理解できるようなものを、今後も、もっと、もっと模索して行きたい。
上記に関連して、講師から、絵カードもよろしいが、今後は、タブレット端末を利用してはいかがですかとのアドバイスがありました。そうできればよいのですが、恐らく、空振りになる公算が大なので、私の現状は、画像を準備しておいて、それをタブレットで見せるというところです。しかし、講師は、その場で検索して、提示しては、いかがというのです。
残念ながら、今のところ、私には、キーワードから検索して出てきた画像を課題に結びつけるという高度な技術は持ち合わせていません。準備しておいた画像と課題が一致していてもうまく説明ができない状態です。まだまだギャップが有ります。
確かに、それが上手く出来ますと、教案や教材の準備に掛ける負荷や時間が大いに節約出来ます。
画像を利用して、アドリブで課題と対応できるためには、課題に対して、いろいろなストーリーを瞬時に出てくるようになることでしょうか。そうだとしますと、かなり頭を柔らかくしなければならないようです。
文型から場面をイメージし、適切なキーワードを選び入力する。うまく行かないと、すぐさま別の場面をイメージしキーワードを選ぶ等を短時間の内に、処理しなければなりません。しかし、それが出来ないとなりますと、もう、沢山の文型、文例に目を通し、少しでも多くそれらを頭の中に貯めて置くことしかなさそうです。講師の頭の中には、随分蓄えがあり、またその運用の柔軟性にも富んでいるのでしょう。
所詮、立派な指導者は、立派なトラブルシュータということでしょう。