ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

その295 日本語予備知識

2023-10-25 15:26:36 | 6.私の感想・考え

日本語予備知識

 入門者は、あなたが理解できないところは、スルーして、大丈夫です。ネイティブと話すときは、エクスキューズが効きますので。ただし、上達して行きますと、そうはまいりません。もし、会話で違和感を覚えたら、すぐ、ここに戻ってきて、見直すように努めてください。 なぜなら、ネイティブは、あなたがペラペラ喋りますと、すぐ、日本人扱いをしてしまいます。もう、エクスキューズが効かないのです。そして、その時、あなたは、ネイティブを冷たく感じるかも知れません。

日本語のひらがな、カタカナ、漢字の起源等

  1. 昔の日本には『やまとことば』と呼ばれる話し言葉が有りましたが、書き言葉(文字)は有りませんでした。書き言葉の日本語の文字は、中国から伝わった漢字を基にして発展しました。
  2. 表意文字と表音文字。漢字は、形、発音、意味と言う要素から成っています。元々、その形から、一字で、「読み」と「意味」の両方を持っているのです。伝わった当時は、漢字をそのまま表意文字として使ったり、ひらがなのように表音文字(万葉仮名)として使ったりして、漢字を表音文字と表意文字と両方に使って混在していました。
  3. ひらがな。その後、表音文字として使った漢字は定着、固定化し、『ひらがな』に進化しました。(固定化した漢字を草書の字体で表現し、それを、モディファイしたものが現在のひらがなです)
  4. 訓読みと音読み。漢字を支那(中国)で使われているように表意文字として使うため、やまとことばの話し言葉と意味の一致する漢字を見つけ、それを充当しました。結果として、『訓読み』になったと考えられます。また、漢語(熟語等)は、輸出された現地で使われていた音を日本風にアレンジして使うようになりました。一般的に、それが『音読み』になります。(ところが、同じ漢字でも、時代、場所が異なりますと必ずしも同じ音ではなく、そのため、音読みにも数種類の読み(発音)があるのです。)カタカナは、漢文を和読するために、借字(万葉仮名)の一部の字画を省略し付記したものに始まると考えられています。現在は、主に外来語や固有名詞を表記するために使われています。
  5. 独立語。現在の研究では、どの言語族にも属さない独立した言語と考えられています。即ち、類似の言語が有りません。 そうは言いましても、単語は、全く異なりますが、逐次、翻訳しますと、通じる言語もあります。

発音等について

・音節が少ない。

音節が少なく、同じ発音でも意味の異なる言葉が沢山あります。日本人は会話の流れや、文脈から適切に選ぶことに長けていますが、初学者にはそれが出来ません。したがって、話の内容に辻褄が合わず、混乱し、何を話しているのかわからない状態が起こります。多義語を覚えることによって、少しずつ解消してくれます。

・仮名の発音

 仮名を表音文字(発音記号)と考えてください。仮名一文字に一種類の発音しか有りませんので、仮名全てを発音できれば、単音の発音については、それで完了です。単音の発音を、できるだけ早く身につけてください。英語話者用の50音表を用いてください。

・膠着語(こうちゃくご)

 日本語は、語順や語形変化よりも、助詞・助動詞などの付属語によって、文法的な関係を示す膠着語に属します。また会話では、その助詞さえ省略したりしますので、ネイティブに対しては、単語を並べるだけで、ほぼ、話の内容が伝わります。即ち、単音の発音をネイティブに理解してもらえるようなレベルの発音に早く持って行き、そして、必要な単語を並べてください。

・開音節言語(かいおんせつげんご)

 日本語は、スペイン語やイタリア語と同じく、母音で終わる開音節で、母音をはっきりと発音します。(閉音節語は子音で終わる言語です。結果リエゾンします。開音節語の話者には、単語の分離ができず、開音節語の日本語話者は、悩みます。)

外来語で、本来、子音で終わる単語も、語尾に母音を付けて、カタカナ語と呼ばれる日本語化した言葉が沢山あります。初学者には違和感があるそうですが、ある種の法則がありますので、それを理解し、工夫して、身につけてください。ボキャブラリーが一度に増加します。他の言語にも多かれ少なかれそういった傾向があります。

・日本語脳(にほんごのう)

英語の音は子音が中心に回っていて、日本語の音は母音中心に回っているようです。英語は母音を無視して、子音だけ発声しても通じるという話があります。英語話者は、日本語の母音が連続し長音になっても、短音としか認識できないそうです。また、日本語脳と言う現象があり、日本語脳は母音を右脳で処理していますが、それ以外の言語が母語の脳は、子音も母音も左脳で処理しているという違いがあるそうです。日本語話者は、自然の音をも鑑賞の対象にしてしまいますが、それ以外の話者には雑音に過ぎないようです。虫の声は、単なる雑音に過ぎないそうです。

・ハイコンテキストな言葉

日本語は、言葉だけではなく、文脈や背景、非言語的な手がかりなどを重視する言語です。相手の気持ちや状況を察することが重要であり、言外にも多くの意味を含むことが多いのです。したがって、行間を読むということが必要になります。また、それらの細やかな差を表現するために、多くの語彙が存在します。日常使われる語彙も、他の言語より多くなります。ローコンテキストの言語は、言葉になっている言葉を基に判断しますので、ローコンテキストの言語話者はそういう習慣には、慣れていません。初級の間は、ローコンテキストな会話の方が、明確で分かり易いのでそちらを薦めます。しかし、上級になるに連れて、言外の意味を知る必要があります。

・日本語の音の種類

清音(50)、濁音(20)、拗音(36)、促音(1)、撥音(1)

・発音は筋トレ

 日本語に限らずそれぞれの言語の仕様に合うように、発声器官を整えなければなりません。発音は、唇(口の開け方)、舌(尖端の位置、息の制御位置)、声帯をどう運動させるか、そして、リズム、テンポ、高低、強弱をどう付けるかに集約されそうです。理屈ではなく、体感して、体に覚えさすことが必要なようです。私には、韓国語の発音練習中、舌が疲れてだるくなり、続けられなくなった経験もあります。

細かく動作で分類しますと、先ず、

声帯を使う、使わないで、有声/無声を区別し、母音は、ほぼ、唇の丸め方や、開き方と、舌の前後位置(口腔の中の空間の状態)の組み合わせで決まるようです。子音は、息の流れを、舌を使って、どの位置で、ジャマをするか(調音点)、どんな種類のジャマの仕方(調音法)をするか、あるいは、口をつむるか、口をつむって、一瞬に吐く(破裂音)か、あるいは、隙間から無理やり吐き出す(摩擦音)かに依るようです。ほぼ、唇周りと舌の動きの運動をどのように、コントロールして、その言語の仕様に近づけるかということに、集約されそうです。

・韻律(prosody)

アクセント

日本語のアクセントは、音の高低で表現されます。日本語のアクセントの型(平板型、尾高型、頭高型、中高型)があります。英語のアクセントは、音の強弱で表します。日本語には、声調と呼ばれるものは有りません。

モーラ

 日本語は一定のリズムで発音されます。仮名一文字を、一拍で表します。「っ(小さな「つ」)」、「-(長音)」、「ん」も、一拍です。ただし、拗音(キャ、キュ、キョ等)は、2文字セットで一拍です。一般的に、2拍づつ発音しますと分かり易いです。英語は、音節単位で、発音されます。

長音

 「〇〇う」の発音には、2種類あります。そして、「ウ」と発音したり「オ」と発音したりします。例えば、「空港」は、「クゥーコォー」と発音します。「〇●う」の●が「う」のときは、「ゥー」と発音し、●が「お」のときは、「ォー」と発音します。例外的に、「ウ」と発音するのに、表記が、「お」となる言葉があります。旧仮名使いで、「ほ」とか「を」を使っていたものを、「お」を使うルールが作られました。

「とほり」→「とおり(通り)」。

「とをか」→「とおか(10日)」。

「ほほばる」→「ほおばる」

「おおきい」→「大きい」

「おおい」→「多い」等があります

更に、例外的に、「い」と書いて、「エ」と発音するのも有ります。時計、丁寧、映画、学生、平和、名人、きれい・・

複合語、派生語、複合動詞

「現代語の日本語動詞の約40%が複合動詞であるというのに,日本語学習者のための教科書には,初級用はもとより中級用にも,複合動詞は あまり記載されていない。」と言う話があります。例えば、例を上げれば次のようになります。

複合名詞

         春+風 → 春風   (名詞+名詞)

         借りる+物 → 借り物 (動詞+名詞)

         浅い+瀬 → 浅瀬  (形容詞+名詞)

         物+語る → 物語  (名詞+動詞)

         遠い+浅い → 遠浅 (形容詞+形容詞)

複合動詞     

         旅+立つ → 旅立つ  (名詞+動詞)

         見る+送る → 見送る (動詞+動詞)

         近い+寄る → 近寄る (形容詞+動詞)

         努力+する → 努力する (サ変動詞)

複合形容詞  

         心+細い → 心細い (名詞+形容詞)

         粘る+強い → 粘り強い (動詞+形容詞)

         細い+長い → 細長い (形容詞+形容詞)

と言う事で、まず、やまとことばで動詞(漢語のサ変動詞以外)、形容詞を覚え、それぞれを『漢字+送り仮名』で覚えますと、将来、同訓異字の動詞も覚え易くなると考えます。

漢字

前に述べましたように、漢字は、形、発音、意味と言う要素から成っています。

1. 漢字は、形状的には、偏、旁、冠、脚と言うパーツで、基本的に構成されています。

2. 偏、冠、脚は主にカテゴリーを表し、旁は支那(中国)に於いての音(音読み)を表します。

一般的に、漢字一文字は、カテゴリーに当たる部分と、発音に当たる部分とが結合されて成り立っています。形声文字と呼ばれています。同じ旁の漢字は、ほぼ同じ音読みになります。

3. 漢字に色々な読み方が有ります。

その内、『訓読み』は、昔から日本にある話し言葉の『やまとことば』を使った漢字の日本語訳と考えれば分かり易いでしょう。『音読み』は、中国語に由来する漢語に主に使われています。(参照:重箱読み、湯桶読み)

脳科学的には、ひらがな・カタカナは左脳を使って処理し、漢字は、右脳を使って処理しているそうです。何故なら、右脳に損傷を受けた方は、ひらがな・カタカナの読み書きができても、漢字については出来ないそうで、左脳に損傷を受けた方は、全く逆のことが起こっているそうです。また、理解するということは、脳科学的には、文字を一字一句理解しているのではなく、イメージとして、「アッ!! 分かった!!」と言うことになります。漢字の学習には、このへんがヒントになりそうです。

4. 漢字を憶える場合、「区別できるか?」「区別しやすいか?」がポイントになります。

最初に、鳥、馬、魚の絵を見せ、bird, horse, fish と言わせ、その絵を漢字に近い単純化した形で示して区別させることは、さほど、難しくはなく、少し練習すれば直ぐ出来るようになり、しかも間違いが起こらないそうです。

また、「魚」を分解して得られる、争・急・色・胃・思・男・焦・照等は、複雑な漢字が更に小さい単位の組み合わせたものだということが分かりますと、その複雑性は解消してしまうそうです。そうして、逆に、複雑だからこそ、分かり易く、見分けやすいということに変質してしまうそうです。

5.音読みと訓読みが混ざった言葉(**重箱読み**や**湯桶読み**など)もあります。

これは日本人が発音しやすくしたり、意味を分かりやすくしたりするために変化させたものです。訓読みを、最初にしっかり覚えておいた方が、後々、分かり易いかもしれません。

6.漢字は、**部首**という分類法によって、約200種類のグループに分けられます。

**部首**は漢字の一部で、その漢字の意味や形に関係があるものです。

例えば、「水」や「火」は部首として使われ、それぞれ「水(氵)」や「火(火)」に関する漢字を表します。

7.漢字は、**画数**という順序によって、辞書などで並べられます。

**画数**は漢字を書くときに使う線の数です。例えば、「一」は1画、「二」は2画、「三」は3画です。同じ部首の漢字は、画数が少ないものから多いものへと順番に並べられます。

8.漢字は、**常用漢字**という基本的な漢字のリストがあります。

**常用漢字**は、日本で日常的に使われる漢字の集まりで、現在は2136字あります。常用漢字以外の漢字は、**人名用漢字**や**表外漢字**と呼ばれます。これらの漢字は、一般的に使われないか、特別な場合にしか使われません。

9. 絵から図形への法則(漢字の成り立ち)

 1. 図形全体の骨組だけを残す。

  ただ中国で創りだされたもので、中国の自然、文化、風俗や習慣が基礎になっています。

(山は、連なっているので、ピークが三つ。さしずめ、日本なら富士山をイメージして一つでは・・・)

 2. 曲線は直線にする。(真直ぐな直線か、反った直線か)、円形は、四角に

 3. 線の書き方は、全て上から下、右から左。

 4. 縦型か横型にする。(基本的に、斜めはない)

  その他に、上は遠くを表し、下は近くを表している。沢山を表す時は、三つ使う。

  森は、木が三本で、沢山の木を表し、上の木は遠くを表しています。)

10. 憶えやすいであろう漢字

 カタカナは、お坊さんが、お経を読むのが難しいので、漢字の一部を取り出してルビを付けたことが起源になっていると言われています。もしそうなら、カタカナは漢字の一部分を構成している筈です。

 学習者が、漢字が、多種類のパーツが組み合わさって出来ているということを認識してくれた場合、カタカナを前もって習得していてくれれば、漢字の勉強に入っていく場合、ハードルが低くなるのではないでしょうか。

カタカナの画数表というのを整理し、憶えやすそうな漢字をリストアップしますと。

 1画・・・ノフヘレ

 2画・・・アイカクコスセソナニヌハヒマムメヤユヨラリルワン

 3画・・・ウエオキケサシタチツテミモヨロ

 4画・・・ネホ

 カタカナ1字・・・工、才、力、夕、千、二、又、八、口

 カタカナ2字・・・加、化、回、外、刈、兄、穴、元、江、功、公、左、仁、舌、双、多、台、竹、比、仏、弁、友、札

 カタカナ3字・・・沿、花、活、完、況、空、芸、佐、治、祝、伝、品、乱、労、

 カタカナ4字・・・宮、受、侵、浸

 カタカナ5字・・・営

 片仮名1字と漢字1字から成るもの……安、休、取、如、召、神、雪、男、知、抻、反、和

 片仮名2字と漢字1字から成るもの……架、学、急、始、宿、努、突、倍、保、勇、雄、話

 片仮名3字と漢字1字から成るもの……覚、協、混、菜、深、尋、桑、窓、乳、浮、符、落

 ある程度上記のような、インフォメーションが、前以て、有りますと、多少とも、取り付き易く、入りやすくなるのではないでしょうか。

カタカナの習得

 →漢字を構成するパーツの理解

  →カタカナ(パーツ)を使った漢字

   →身近な送り仮名のついた漢字(漢字が持っている意味、漢字に含まれている意味)

    →簡単な漢字同士の熟語

 

漢字の学習法

漢字の攻略

  1. **動詞や形容詞の訓読みから始める**。

これらの漢字は、日常的に使われることが多く、文法的にも重要です。また、漢字の意味やニュアンスを理解するのに役立ちます。例えば、「書く」「読む」「走る」「高い」「暑い」など。

  1. **漢語(熟語)を分解して本来の意味を知る**。

漢語は、複数の漢字が組み合わさってできた言葉で、通常、音読みで読みます。漢語の各漢字は、それぞれに意味を持っており、それらを組み合わせることで新しい意味を作り出します。例えば、「自動車」は「自分で動く車」など。

  1. **カテゴリー別に覚えやすいものから覚える**。

漢字は、その意味や形によって、様々なカテゴリーに分けられます。例えば、「人」「動物」「植物」「食べ物」「場所」「方向」「数」「色」など。カテゴリー別に覚えることで、関連性や規則性を見つけやすくなります。また、自分の興味や好みに合わせて、優先順位をつけることもできます。偏、冠、脚もカテゴリーの一種と考えればよいでしょう。

  1. **漢字に1画をプラスあるいは、マイナスして漢字を習得する**。

漢字は、「準単字体」といって、1画の違いで、全く別の漢字(意味)になります。例えば、「日」と「曰」、「目」と「自」、「田」と「由」など。これらの漢字は、形が似ているだけでなく、意味や音も関係していることがあります。例えば、「日」と「曰」はどちらも「ひ」と読みますが、「日」は「太陽」や「日付」を、「曰」は「言う」という意味を持ちます。「目」と「自」はどちらも「め」と読みますが、「目」は「目玉」や「見る」という意味を、「自」は「自分」や「自然」という意味を持ちます。「田」と「由」はどちらも「た」と読みますが、「田」は「田んぼ」や「田舎」という意味を、「由」は「理由」や「由来」という意味を持ちます。このように、1画の違いで漢字の意味や音が変わることを覚えることで、記憶力や理解力を高めることができます。

  1. **偏旁冠脚に分類して覚え易いものから覚えていく**。

偏旁冠脚によって、漢字の意味や音を推測することができます。

例えば、

「木」という偏旁冠脚がある漢字は、「林」「森」「松」「桜」など、木に関する漢字です。「口」という偏旁冠脚がある漢字は、「吉」「品」「問」「唱」など、口に関する漢字です。「女」という偏旁冠脚がある漢字は、「妹」「姉」「嫁」「婚」など、女性に関する漢字です。「言」という偏旁冠脚がある漢字は、「語」「話」「読」「書」など、言葉に関する漢字です。このように、偏旁冠脚によって、漢字のカテゴリーを分けて覚えることで、覚えやすさや覚える量をコントロールすることができます。

熟語

 基本的に熟語の読み方は、輸入された中国語の読み方(音読み、時代によって呉音、漢音、唐音)に基づいています。

意味がどのように掛かっているか?

(1)上から下へかかっていく場合

  海水(ウミの・ミズ)、休日(ヤスむ・ヒ)、外出(ソトヘ・デル)、移住(ウツリ・スム)

(2)下から上へかかっていく場合

  開店(ミセを・ヒラク)、握手(テを・ニギル)、乗車(クルマに・ノル)、無味(アジが・ナイ)

(3)同じ意味の漢字が続く場合

   音声(オトや・コエ)、根本(ネと・モト)、会見(アッテ・ミル)、詳細(クワシく・コマカい)

(4)反対の意味の漢字が続く場合

   昼夜(ヒルと・ヨル)、晴雨(ハレか・アメか)、売買(ウッタリ・カッタリ)、高低(タカイか・ヒクイか)

 

その他、上記で説明できないのも有ります。次のように言い換えてはどうでしょうか。

 ・月末(ゲツマツ)……ツキの・スエ  → ツキの・オワリ

 ・公園(コウェン)……オオヤケの・ソノ→ ミンナの・ニワ

 ・自習(ジシュウ)……ミズカラ・ナラウ→ ジブンで・ベンキョウする

 ・不等(フトウ)…・・…ヒトシカラ・ズ → オナジで・ナイ

 

 ・電車(デンシャ)……デンの・クルマ → デンキの・クルマ

 ・英和(エイワ)……・エイと・ワ → エイゴと・ニホンゴ

 ・延期(エンキ)…・…キをノバス → ヒニチを・ノバス

 ・看病(カンビョウ)……ピョウを・カンする → ビョウニンを・ミル

 

 ・住宅(ジュウタタ)……○スム・ウチ ×ウチに・スム

 ・帰宅(キタク)…・・・…○ウチに・カエル ×カエル・ウチ

 ・造花(ソウカ)…・・・…○ツクッタ・ハナ ×ハナを・ツタル

 ・造船(ソウセン)…・…○フネを・ツクル ×ツクッタ・フネ

 

 ・来月(ライゲツ)……○コレカラクル・ツキ ×デテクル・ソラノツキ

 ・新月(シングツ)……○アタラシイ・ソラノツキ ×アタラシイ・ツキ

 ・空中(タウチュウ)・・・○ソラの・ナカ ×カラバコの・ナカ

 ・空車(グウシャ)……○カラの・クルマ ×ソラトブ・クルマ

熟語の読みについては、

 重箱読みとか湯桶読みとか有りますが、残念ながら、これといった法則等は有りませんので、ひとつひとつ憶えていただくしか方法は無さそうです。

漢字の筆順。

 筆順は、元々決まっていたものではなく、文書は、墨、筆を使って一気に書きたいので、書く順序を決めておきますと、連続して書くことが出来たり、美しく書くことが出来ます。また、草書で書かれたものの漢字の判別がやり易くなります。必要に迫られて決まって行ったものです。そして、筆順に従った方が、漢字が美しく見えます。

漢字の形状として

 ①「点」には、「たて」、「斜め」が有ります。

 ②棒(たて、よこ)は、真っ直ぐでとめる、

 ③真っすぐではねる場合が有ります。更に、

 ④曲がった棒が、はねる場合も有ります。

 ⑤折れる線、

 ⑥はらう線(これはちょっと表現しにくい言葉ですね)

筆順の大体の原則は、

 ①「左から右」、

 ②「上から下」の一点張りでした。

 ③真ん中の線から書く漢字(小、水、・・・)、

 ④真ん中の線を最後に書く漢字(中、車、・・・)、

 ⑤中を書いてから外を書く漢字(込、画、・・・)、

 ⑥外を書いてから中を書く漢字(同、国、・・)等々。

 

漢字と漢字がくっついた場合(≒熟語)、と読み方が変わるルールが有ります。

① 後ろの漢字の発音が、濁音に変わる。

(後ろの漢字の先頭の読みが、か行、さ行、た行の場合⇒それらが、が行、ざ行、だ行。灰皿、本棚)

② 後ろの漢字の発音が、半濁音に変わる。

(後ろの漢字の先頭の読みが、は行で、前の漢字の末尾の読みが、「っ」や「ん」の場合⇒後ろの漢字の先頭の読みが、ぱ行になる。文法、新品)

③ 前の漢字の末尾の読みが、促音になる。

(後ろの漢字の先頭の読みが、か行、さ行、た行で、前の漢字の末尾の読みが、「く」「ち」「つ」の場合⇒前の漢字の末尾、「く」「ち」「つ」が消滅し、その読みが促音になる。学校、出席、)

④ 前の漢字の末尾の読みが、促音になり、後ろの漢字の発音が、半濁音に変わる。

(後ろの漢字の先頭の読みが、は行で、前の漢字の末尾の読みが、「く」「ち」「つ」の場合⇒前の漢字の末尾「く」「ち」「つ」が消滅し、その読みが促音になり、後ろの漢字の先頭の読みが、ぱ行になる。一杯、出発)

⑤ 例外がある。

  両手、食費。

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« SSD換装 | トップ | その296 English Dさん »