ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

沖縄の天の川

2022-06-26 17:45:52 | 風景写真/星

 沖縄の天の川は、今回の遠征において一番最初に撮影した光景である。

 6月22日から25日まで、3泊4日で沖縄本島に遠征してきた。目的は、3月に石垣島で撮れなかった夏の天の川とトンボ類、そしてチョウ類とホタルである。昆虫類は、いずれも沖縄本島でしか見られない種を中心として撮影計画を練った。石垣島では初日を除いて雨だったが、沖縄は2日前に梅雨明けが発表され、連日晴れの予報である。多くを期待しての出発である。
 石垣島は羽田空港からJALで飛んだが、今回は成田空港から格安のpeachにて22日15:25発MM505便で向かった。那覇空港には18:30着。トヨタレンタカーでヤリスを借りて、まずは那覇市内のホテル「西鉄リゾートイン那覇」でチャックイン。天候が悪ければホテルに宿泊したが、見上げれば快晴。部屋に必要のない荷物を置いて、すぐに出発。今夜は車中泊である。

 翌23日は日の出前からやんばる地域でトンボを撮影する計画。那覇からは高速道路を使っても約2時間の道のり。天の川がちょうど良い角度で撮れるのは22時過ぎから。そこで、やんばるに向かう途中で天の川を撮影することにした。沖縄で絶景の星空を眺められるスポットはいくつかあるが、天の川が昇る方向は南東であるから、今回は「古宇利島」から撮ることにした。
 古宇利島は沖縄北部、国頭郡今帰仁村にある小さな島だが、橋が開通しており本島から車で行くことができる。沖縄の人も絶賛するほど透明度が高いエメラルドグリーンの海の上を車で走り抜けることができるが、残念ながら通過時は22時で真っ暗。橋を渡った所の駐車場に止め、早速ビーチに出てみると空には雲が一面に広がっており、星が全く見えない状況。1時間待って雲が切れなければ諦めようと、しばらく車内で待機していたところ、どんどん雲が無くなり満天の星。天の川も肉眼でくっきりと見える。早速、撮影の準備に取り掛かった。
 ここでちょっとした問題発生。カバンからカメラを取り出し三脚に付けるとレンズが曇っている。夜でも30℃の気温。そして何より湿度が高い。拭いてもすぐに曇る。10分ほどすると、やっと曇らなくなり撮影開始。
 翌朝は5時から次の現場で撮影したいので、タイムラプスは撮らず、十カットほどの撮影で終了。トンボが優先なので、星景ロケーションは二の次。個人的感想では、5月に撮った乗鞍高原よりも天の川はよく見えたので、場所を変えれば、更に美しい天の川や星空が見え、撮れるに違いない。
 今回は、単に「沖縄の天の川」を撮っただけ。それでもここ数年撮った天の川の中では一番美しいかも知れない。自身における今後の参考資料として掲載したいと思う。関連写真として、2012年に宮古島で撮影した天の川も掲載した。これは、APS-Cサイズのカメラとマクロ50mmレンズという組み合わせで撮った写真。それでも、ここまで写るのである。いつかまた宮古島に再訪して、フルサイズのカメラと広角レンズで撮り直ししたいと思う。水平線の彼方まで星で輝く光景を残したい。

 次は、沖縄で撮影した昆虫たちを紹介していきたいと思う。

以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。

沖縄の天の川の写真

沖縄の天の川(古宇利島より)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Canon EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 25秒 ISO 2000(撮影地:沖縄県国頭郡今帰仁村/古宇利島 2022.6.22 22:32)

沖縄の天の川の写真

沖縄の天の川(古宇利島より)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Canon EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 25秒 ISO 2000(撮影地:沖縄県国頭郡今帰仁村/古宇利島 2022.6.22 22:23)

沖縄の天の川の写真

沖縄の天の川(古宇利島より)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Canon EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 25秒 ISO 2000(撮影地:沖縄県国頭郡今帰仁村/古宇利島 2022.6.22 22:31)

宮古島の天の川の写真

沖縄の天の川(宮古島より)
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG / バルブ撮影 F2.8 11秒 ISO 6400(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.9.08 21:03)

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