ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、趣味で撮影した昆虫や日本の四季
自然風景の写真も紹介しています。

ルリボシヤンマ 青色型オス

2018-09-30 10:41:20 | トンボ/ヤンマ科

 ルリボシヤンマの青色型オス(写真3枚目)完全ではないが長野県において撮影したので掲載したい。

 ルリボシヤンマ Aeshna juncea juncea (Linnaeus, 1758)は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)ルリボシヤンマ属(Genus Aeshna)で、氷河期に繁栄し、その遺存種的に生息していると言われており、日本では寒冷な気候である北海道の他、本州、四国に分布する。主として高層湿原や林に囲まれた抽水植物が繁茂する泥炭質の小さな池沼などに多く生息する。丘陵地から低山帯の池沼など温暖な平地にも生息するが、数は少なくなる。
 環境省カテゴリにはないが、開発などによる生息地の破壊や消滅のほか、生息している湿地の陸地化などにより、高知県のRDBでは絶滅危惧Ⅰ類に、大阪府、奈良県、和歌山県では絶滅危惧Ⅱ類、東京都、埼玉県、茨城県、その他中国地方の多くの県において準絶滅危惧種に選定している。

 ルリボシヤンマのオスは、成熟すると複眼は青色に、胸部の模様と腹部斑紋は黄色に変化し、腹部の1節後半と2節前半及び6(または7)~8節の斑紋が青色になる。(写真:1~2)メスは、複眼が緑色で胸部模様と腹部斑紋は黄色または淡緑色である。(写真:6)ただし、斑紋の色彩には地理的変異があり、寒冷地では斑紋の大半が青色や緑色になる個体も現れると言われており、北海道においては青色型のオスとメスが存在する。本州においては、極稀ではあるが中部山岳地帯で確認されると言う。
 今回、長野県小谷村の標高1,900mにある湿原において観察と撮影を行ったところ、2タイプのオスの存在を確認した。その1つが「胸部の模様の一部が淡緑色で、腹部斑紋が青緑色と青色」で、完全ではないが青色型オスのタイプに近い個体であると言えよう。ルリボシヤンマの斑紋は小さいにも関わらず、この個体は、飛翔中を肉眼で見ても、オオルリボシヤンマのオスのように体全体が青く見えるほどであった。(写真:3)
 もう1タイプは、ノーマルタイプではあるものの複眼が青色ではなく緑褐色が多くを占めている個体であった。(写真:4と5)また同地区のメスは、2頭しか確認できなかったが、いずれも青色型ではなかった。ただし複眼は緑色ではなく、緑褐色の個体であった。(写真:7)
 訪れた時期が発生の最盛期を過ぎており、個体数がかなり少なかったことから、青色型がこの地区において遺伝的に固定されたものか、あるいは単なる個体変異なのかは判断できない。また、青色型メスが生息する可能性もあるので、来年の課題としたい。(また、別の場所ではあるが、青色型メスが多く見られる場所を突き止めたので、来年は訪問し撮影したい。)

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ルリボシヤンマ(オス)の写真

ルリボシヤンマ/オス(標高190m)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F4.0 1/500秒 ISO 800 +-2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2014.9.15)

ルリボシヤンマ(オス)の写真

ルリボシヤンマ/オス(標高690m)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 1000(撮影地:静岡県富士宮市 2013.9.1)

ルリボシヤンマ(青色型オス)の写真

ルリボシヤンマ/青色型オス(標高1,900m)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 200 +1/3EV(撮影地:長野県小谷村 2018.09.23)

ルリボシヤンマ(オス)の写真

ルリボシヤンマ/オス(標高1,900m)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200 +1/3EV(撮影地:長野県小谷村 2018.09.23)

ルリボシヤンマ(オス)の写真

ルリボシヤンマ/オス(標高1,900m)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 250 +1/3EV(撮影地:長野県小谷村 2018.09.23)

ルリボシヤンマ(メス)の写真

ルリボシヤンマ/メス(標高1,400m)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 400 +1 1/3EV ストロボ使用(撮影地:長野県松本市 2018.8.26)

ルリボシヤンマ(メス)の写真

ルリボシヤンマ/メス(標高1,900m)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 400 1/3EV(撮影地:長野県小谷村 2018.09.23)

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月光の御射鹿池

2018-09-25 16:37:33 | 風景写真/湖沼

 御射鹿池は、長野県茅野市の奥蓼科温泉郷に通じる「湯みち街道」沿いにある小さな農業用ため池で、その幻想的な風景から農水省により「ため池100選」にも選ばれている。テレビのCMにも使われ、今では大勢が訪れる観光スポットになっており、誰もがカメラを向ける美しい池である。
 御射鹿池の写真には、定番がある。それは、私の叔父の友人であった東山魁夷画伯が描いた「緑響く」(1982年制作)という名画に似たカットであろう。筆者も何度となく撮ってきた。白い馬こそいないが、緑の木々が池の水鏡に映る様は、感動を呼ぶ。定番は誰でも撮れるしスマホでも撮れる。勿論、光景は一期一会で刻々と変化するから、定番と言えども一番美しい瞬間を、一番美しく見えるように撮るのは簡単ではないが、この御射鹿池で定番を越える光景を撮ろうと思ったのである。それが「月光の御射鹿池」である。

 月光の御射鹿池を撮りたい。そう思ったのは今年の春の頃であった。私自身の頭の中にはイメージ図が出来ていた。合成をしない一発露光で月と池を一緒に写す。それには、真夜中では光量が足らず池が写らないから、薄暮の頃に登ってきた満月同等の月で撮らなければならない。ただし、仕事の関係上、遠征しての夕暮れ時の撮影は土曜日のみであるから、チャンスは毎月1回だけ。しかし、雲がなく月が見えなければ意味がない。また更に、風がなく池面が静かであることが必須条件である。
 霧氷と同じように、いくつもの条件が合致しなければ撮ることができないので、これまでなかなかチャンスに恵まれなかった。先月に挑戦したときは、晴れてはいたものの東の空に厚い雲がかかり、残念ながら月がまったく見えずに失敗した。記事には、目的が「月光の御射鹿池」を撮ることであった事をあえて記していないが、8月28日付けで掲載したブログ「御射鹿池 夜の幻想」は、その時のものである。ただし、この時の経験は無駄ではなかった。撮影位置、レンズ選択と構図、そして何より露出のかけ方を学ぶことができたからである。

 今回の遠征では、新潟、白馬を廻って最後の目標である御射鹿池。天候は晴れ時々曇り。「中秋の名月」の前日でもある。17時半より池畔で待機し、久しぶりの自然風景の撮影に気合を入れる。18時15分。大きくはないが、待ちに待った月が、御射鹿池の向こうの山から輝きを放ちながら顔を出す。無風であり、池は水鏡になっている。目前の光景そのものが自然芸術だ。こちらは、その美しさを写真というものに変換して表さなければならない技術者のようなもの。流れ来るいくつもの雲の切れ間を狙ってシャッターを切り、結果をモニターで確認しながら設定をあれこれ変えて20カットを撮影した。19時頃には空が雲で覆われてしまったため、およそ30分間の勝負であった。以下「月光の御射鹿池」の写真2枚に、定番と言える写真を添えた。

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御射鹿池の写真

月光の御射鹿池
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F2.8 13秒 ISO 400 トリミングあり(撮影地:長野県茅野市 2018.09.23 18:19)

御射鹿池の写真

月光の御射鹿池
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 40秒 ISO 1250 トリミングあり(撮影地:長野県茅野市 2018.09.23 18:26)

御射鹿池の写真

御射鹿池
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/25秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県茅野市 2018.08.25 17:04)

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オオルリボシヤンマの青メス

2018-09-24 21:07:46 | トンボ/ヤンマ科

 オオルリボシヤンマの青メス(オスに似た体色をもつオス型メス)については、前記事「オオルリボシヤンマ(オス型メス/新潟)」で触れているが、今回、同じ地区の池に再度訪問し、多くの個体を撮影したところ、体色には個体によって様々な出現パターンがあることが分かった。(下記パターンは、すべて写真に掲載)

  • 複眼と胸部、腹部の斑が黄色(ノーマルタイプ)
  • 胸部の斑が黄緑色
  • 腹部一節と二節の斑が青色
  • 腹部の斑の大部分が青色
  • 複眼と腹部の斑が青色(オス型メス)

 すべてのオオルリボシヤンマのメスを調べた訳ではないので正確ではないが、ノーマルタイプが6割、腹部が青いタイプが3割、複眼も青いタイプが1割という割合で見られた。腹部の斑の大部分が青色のタイプにおいては、複眼も少し青色に見える個体もいるなど、遺伝的変異の多様性なのだろうか、出現パターンに複雑さがうかがえる。また更に、東日本である新潟県内の一つの池で体色の違う様々なメスが見られることも興味深い。上記出現パターン以外にも、複眼の半分だけが青色のタイプを長野県松本市で撮影しているが、この地区では見られなかった。

 この日の新潟の天気予報は雨のち曇り。東京を午前6時過ぎに出発し、関越自動車道で越後入り。現地には午前10時着。霧雨が降っており、しばし待機。雨が止んだ11時より池畔で探索開始。曇の間から青空も覗くようになると、早速、オオルリボシヤンマのメスが産卵にやってきた。最初は、ほとんどがノーマルタイプのメスであったが、次第に腹部が青いタイプのメスも産卵に来るようになった。2時間くらい経過すると、複眼も青いオス型メスも間近で産卵するようになった。
 当地では、メスの個体数は多かったがオスは2~3頭ほどで、オオルリボシヤンマの時期もそろそろ終盤。前記事では、オス型メスの写真が荒れた画像でピンボケばかりであったが、今回は天候も良く、時間を費やしての撮影。ストロボも使用したことにより、美しい写真を残すことができた。また昨年は、青メスを撮るためだけに片道600kmもある兵庫県まで遠征したが、およそ半分の距離で観察し撮影できる場所を発見できたことも嬉しい。

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オオルリボシヤンマ青メスの産卵写真

オオルリボシヤンマのオス型メス/複眼と腹部の斑が青色のタイプ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 400 +1 2/3EV ストロボ使用(撮影地:新潟県 2018.09.22 13:47)

オオルリボシヤンマ青メスの産卵写真

オオルリボシヤンマのオス型メス/複眼と腹部の斑が青色のタイプ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 400 +1/3EV ストロボ使用(撮影地:新潟県 2018.09.22 14:02)

オオルリボシヤンマ青メスの産卵写真

オオルリボシヤンマのオス型メス/複眼と腹部の斑が青色のタイプ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 400 +1/3EV ストロボ使用(撮影地:新潟県 2018.09.22 14:07)

オオルリボシヤンマ青メス飛翔の写真

オオルリボシヤンマのオス型メス/複眼と腹部の斑が青色のタイプ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 3200 +1/3EV(撮影地:新潟県 2018.09.22 14:10)

オオルリボシヤンマのメスの複眼と胸部、腹部の斑が黄色(ノーマルタイプ)の写真

オオルリボシヤンマのメス/複眼と胸部、腹部の斑が黄色(ノーマルタイプ)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 3200 +1/3EV(撮影地:新潟県 2018.09.22 14:10)

オオルリボシヤンマのメスの胸部の斑が黄緑色のタイプの写真

オオルリボシヤンマのメス/胸部の斑が黄緑色のタイプ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 400 +2/3EV ストロボ使用(撮影地:新潟県 2018.09.22 13:32)

オオルリボシヤンマのメスの腹部の斑一節と二節が青色のタイプの写真

オオルリボシヤンマのメス/腹部一節と二節の斑が青色のタイプ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 800 +2/3EV(撮影地:新潟県 2018.09.22 12:47)

オオルリボシヤンマのメスの腹部の斑の大部分が青色のタイプの写真

オオルリボシヤンマのメス/腹部の斑の大部分が青色のタイプ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 1250 +2/3EV(撮影地:新潟県 2018.09.22 12:35)

オオルリボシヤンマのオスの飛翔写真

オオルリボシヤンマのオス/飛翔
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 3200 +2/3EV(撮影地:新潟県 2018.09.22 12:35)

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オオルリボシヤンマ(オス型メス/新潟)

2018-09-16 21:05:14 | トンボ/ヤンマ科

 オオルリボシヤンマのオス型メスを新潟県内で撮影した。また、生息地には3つのタイプのメスが見られたので報告したい。

 ヤンマ科で雌雄の体色が異なる種の中には、オスに似た体色をもつメス、いわゆるオス型メスが遺伝的に固定された個体変異として出現することが知られており、特にルリボシヤンマ属のマダラヤンマやオオルリボシヤンマで最も顕著に見られる。体色には以下のような種や個体によって出現パターンに変化が見られる。腹部だけが青色であったり、複眼だけが青色、あるいは顔面が白く腹部も複眼も青い個体(この個体をオス型メスと表現することとする)もいる。

  1. 腹部の斑紋がオスのように青色
  2. 複眼がオスのように青色
  3. 顔面がオスのように青白色

 また、マダラヤンマのオス型メスは長野県に多く見られ、オオルリボシヤンマでは、関西地方に多く見られる等、出現率には地域性があるとも言われている。これまでに東京都、長野県、兵庫県、新潟県、福島県においてオオルリボシヤンマのメスを撮影してきた。東京都と福島県ではノーマル・タイプのメスしか見られず、長野県ではノーマル・タイプがほとんどで、一部に複眼だけが青いタイプがごく僅かに見られた。兵庫県では顔面が白く、腹部も複眼も青いオス型メスばかりで、ノーマル・タイプのメスはほとんど見られない。新潟県においては、昨年、腹部だけが青色のタイプを撮影していたが、今回、新潟県の別の場所で腹部と複眼が青く、そして顔面も青白色に近いオス型メスを撮影した。
 生息地内には、大きめの池と、少し離れた沢沿いに小さな池がいくつかある。大きな池には、オオルリボシヤンマが占有し、小さな池ではルリボシヤンマが占有しており、一見、両種が棲み分けをしているかのように思われたが、オオルリボシヤンマのメスは、小さな池でも産卵を行っていた。この場所では、ノーマル・タイプ、腹部だけが青色のタイプ、顔面が白く腹部も複眼も青いタイプの3つのタイプのメスが見られ、オス型メスは小さな池でのみ産卵を行っていた。
 オオルリボシヤンマのオス型メスの報告は、東日本ではほとんど聞かない。新潟県のとある地区において、3つのタイプのメスが見られることは、貴重な記録であろう。

 今回、現地には14時に到着。オス型メスがいることは知らずの訪問。1時間程度しか滞在時間がなかったために撮影チャンスが少なった上に、天候は曇りで暗く、荒れた画像でピンボケばかり。綺麗な写真を撮ることができなかった。出来れば、再訪して美しい姿を残しておきたいと思う。
 尚、以下に掲載した写真は、すべて同一地区で撮影した個体ばかりである。

参照

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オオルリボシヤンマのオス型メスの写真

オオルリボシヤンマ(オス型メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 3200(撮影地:新潟県 2018.09.15)

オオルリボシヤンマのオス型メスの写真

オオルリボシヤンマ(オス型メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 1600(撮影地:新潟県 2018.09.15)

オオルリボシヤンマのオス型メスの写真

オオルリボシヤンマ(オス型メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 1250(撮影地:新潟県 2018.09.15)

オオルリボシヤンマのオス型メスの写真

オオルリボシヤンマ(オス型メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 3200(撮影地:新潟県 2018.09.15)

オオルリボシヤンマの青色型メスの写真

オオルリボシヤンマ(青色型メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 3200(撮影地:新潟県 2018.09.15)

オオルリボシヤンマのメスの写真

オオルリボシヤンマ(ノーマル・タイプのメス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 2000(撮影地:新潟県 2018.09.15)

オオルリボシヤンマのメスの写真

オオルリボシヤンマ(ノーマル・タイプのメス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/100秒 ISO 3200(撮影地:新潟県 2018.09.15)

オオルリボシヤンマのメスの写真

オオルリボシヤンマ(ノーマル・タイプのメス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/200秒 ISO 3200(撮影地:新潟県 2018.09.15)

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天の川を撮る

2018-09-12 20:11:48 | 風景写真/星

 天の川は、およそ2000億の恒星が集まって形成する銀河系(天の川銀河)のことであり、地球のある太陽系はその一部であるから銀河系を内部から見ることになる。天の川は、英語でMilky Way(ミルキーウェイ)と言われ、夜空を横切るように存在する雲状の光の帯が印象的だが、これは太陽系から銀河系の中心方向をみた光景で、日本では春から晩夏まで見られる「夏の天の川」である。一方、冬になると銀河系の中心とは反対側を見ることになり、従って「冬の天の川」は雲状ではなく無数の星の帯として見える。

 星空の写真撮影はこれまでも時々行っており、天の川も、かつて宮古島でその一部を撮影していたが、今年は天の川を風景写真として撮ることを目標に取り組んだ。
 天の川を撮るには、まず場所と日時の選択、そして天候とのタイミングが重要である。街明りがなく星が綺麗に見える場所で、月が出ていない日を選ぶが、サラリーマンゆえに基本的に土曜日の夜にしか撮影できる日がないので、ひと月に1~2回くらいしかチャンスがない。しかも、夜間に晴れていなければならないので、条件が揃う日を待つしかない。
 本記事では、今年各地で撮影した写真の中から駄作ばかり5点とかつて宮古島で撮影したものを掲載した。天の川を撮るために準備をして出かけて行って写したものもあるが、他の撮影で行った場所で、たまたま見えたので撮ったものもある。天の川そのものの撮影は簡単だが、天の川だけを綺麗に写しても風景写真としては物足りないことがよく分かる。その場での感動を写すことも大切だが、やはり事前にどのような絵を撮りたいかをイメージしておくことが必要だ。これらの経験をもとに、今後は「作品」になるように懲りずに挑戦したいと思う。

以下に、星空撮影において参考にしているサイトを紹介したい。

  • 国立天文台「今日のほしぞら
  • GPV 気象予報
  • 光害マップ
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    天の川の写真

    天の川
    Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 44秒 ISO 1250/ PRO1D プロソフトン[A](W)使用(撮影地:新潟県十日町市 2018.4.21 1:50)

    天の川の写真

    天の川
    Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F2.8 30秒 ISO 1250 +1EV(撮影地:山梨県身延町 2018.3.17 3:28)

    天の川の写真

    天の川
    Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 28秒 ISO 2000(撮影地:長野県松本市/乗鞍高原 2018.07.21 1:31)

    天の川の写真

    天の川
    Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 30秒 ISO 1600(撮影地:岩手県二戸市/折爪岳 2018.07.14)

    天の川の写真

    冬の天の川
    Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F2.8 30秒 ISO 800(撮影地:栃木県日光市 2018.3.10 21:36)

    天の川の写真

    天の川
    Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG / 絞り優先AE F2.8 10秒 ISO 6400(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.08)

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カラスアゲハ(春型と夏型)

2018-09-10 21:42:52 | チョウ/アゲハチョウ科

 カラスアゲハ Papilio dehaanii C. Felder et R. Felder, 1864 は、アゲハチョウ科(Family Papilionidae)アゲハチョウ属(Genus Papilio)のチョウで、北海道・本州・四国・九州・沖縄に分布している。食草は、ミカン科のコクサギ、キハダ、サンショウ、カラスザンショウ、カラタチ等であるため、山地の渓谷で主として見られる。
 チョウ類では、1年に一回しか羽化せずに一か月も経たないうちに産卵して死んでしまう種(ギフチョウやミドリシジミ等)や夏に羽化してそのまま冬を越して、翌年の初夏まで生きる長寿の種(ヤマキチョウやキベリタテハ等)がいるが、一年のうちに何回も羽化する種もいる。こうした種は「季節型」と言って、羽化した時期によって「春型」「夏型」「秋型」に分けられ、それぞれ翅の色彩や形状が異なっていることが多い。本種の場合は、年に2回羽化し「春型」「夏型」が存在するので、ここでその違いを紹介したい。
 カラスアゲハは、メスよりもオスの方が色彩が豊かで、特に春型のオスは小型で色彩が美しい。写真の春型のオスは、表後翅に赤斑が発達しているが、これは個体や地域によっても差があるので、一概に春型の特徴とは言えない。
 二週連続で出かけていないので、過去に撮影し、それぞれ記録として掲載していたものをまとめ直した記事ではあるが、こうした作業では新たな発見もあり、更には次の課題抽出にもなる。カラスアゲハの季節型については、今後、より多くの個体や様々な地域においても検証していきたい。また、他の昆虫(自然風景)でもそうであるが、美しい姿を、一番美しい時に、一番美しく見えるように撮影することを心掛けたい。

参照

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カラスアゲハの写真

カラスアゲハ(オスの春型)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 1000(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.8)

カラスアゲハの写真

カラスアゲハ(オスの夏型)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/60秒 ISO 400(撮影地:東京都あきる野市 2017.8.20)

カラスアゲハの写真

カラスアゲハ(メスの春型)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 1000(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.21)

カラスアゲハの写真

カラスアゲハ(メスの夏型)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F5.0 1/320秒 ISO 640 -1/3V(撮影地:東京都あきる野市 2012.8.11)

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キタテハ属

2018-09-09 14:28:40 | チョウ/タテハチョウ科

 日本におけるタテハチョウ科(Family Nymphalidae)キタテハ属(Genus Polygonia)は、以下の2種が生息している。

  1. キタテハ属 Genus Polygonia
    • キタテハ Polygonia c-aureum c-aureum(Linnaeus, 1758)
    • シータテハ Polygonia c-album hamigera (Butler, 1877)

 キタテハは、北海道(南西部の渡島半島のみ)から九州まで分布し、幼虫の食草は、アサ科のカナムグラ、ホソバイラクサなどで、平地から低山地にかけて、林やその周辺、川原などでよく見られる。
 一方、シータテハは北海道から九州まで分布する。北海道では普遍的に生息するが、本州での分布は不連続でやや標高の高い山地に限られ、四国・九州では個体が少ない。環境省カテゴリにはないが、徳島県、香川県、愛媛県、島根県のRDBで絶滅危惧Ⅰ類に、神奈川県、高知県、大分県、鹿児島県のRDBで絶滅危惧Ⅱ類に選定している。幼虫はクワ科のホップ、ニレ科のハルニレ、アキニレ、エノキなどを食草としている。
 両種は、翅の縁の切れ込みの深さや後翅の表にある水色斑で容易に区別でき、両種ともに初夏から真夏にかけて現れる夏型と、秋に現れてそのまま越冬する秋型がある。また、後翅の裏にはC字型の小さな模様があり、学名の「c-aureum」(金色のC)と「c-album」(白色のC)の由来となっている。

 シータテハは、東京近郊では山梨県の標高の高い所へ行かなければ見ることができないが、キタテハは、東京でも多摩西部に行けば普通に見られるチョウである。これまで何度となく出会い、時々撮影はしていたが、過去の写真を集めてみると、雌雄の夏型と秋型、またそれぞれの翅表と翅裏をすべて撮っていたかというとそうでもない。身近な種をキッチリと撮影していないことを反省せざるを得ない。

 秋雨前線の影響で、目的地は二週連続で天候不良。そのため、8月26日以来遠征無しの週末続きである。仕方なく、写真を整理して未掲載写真を含めてまとめた。

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

キタテハの写真

キタテハ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F5.6 1/200秒 ISO 200(撮影地:東京都 2011.09.04)

キタテハの写真

キタテハ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F5.6 1/500秒 ISO 320(撮影地:東京都 2011.10.23)

キタテハの写真

キタテハ(夏型)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 1600 -1/3EV(撮影地:埼玉県 2012.06.17)

キタテハの写真

キタテハ(秋型)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F11 1/100秒 ISO 1600(撮影地:千葉県 2013.03.20)

シータテハの写真

シータテハ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F4.5 1/800秒 ISO 200 +2/3EV(撮影地:長野県 2011.09.10)

シータテハの写真

シータテハ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F5.6 1/200秒 ISO 200(撮影地:群馬県 2012.08.25)

シータテハの写真

シータテハ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/200秒 ISO 200 +1/3EV(撮影地:群馬県 2016.09.10)

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