ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、趣味で撮影した昆虫や日本の四季
自然風景の写真も紹介しています。

白糸の滝(夜景)

2018-01-14 16:44:51 | 風景写真/滝

 白糸の滝は、静岡県富士宮市にある滝で、高さ約20m、幅およそ200mの湾曲した岩壁の間から大小数百の滝が白い絹糸のように流れ落ちる様が美しい。上部の水を通す地層である新富士火山層と下部の水を通さない地層である古富士火山層の間から富士山の雪解け水が流れ出ており、 日本の滝百選に選ばれている他、昭和11年に国の名勝及び天然記念物に指定され、平成25年には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産にも登録されている。
 白糸の滝は、新緑の時期の昼間に何回か訪れているが、今回初めて夜間に訪れ、星空とともに幻想的な光景の撮影に挑戦した。

 13日14時。自宅を出発。この小遠征の主目的は「富士と星空」であるが、他に「富士と山中湖の夕景」、「忍野の紅富士」、そして「白糸の滝の夜景」を予定に組み込んだ。まずは、山中湖(後日掲載)で撮影し、その後、白糸の滝に向かった。
 車を止めて、懐中電灯を照らしながら階段を下りていく。漆黒の闇に滝の轟音が響き渡る。若干の恐怖を感じながら、滝に一番近い遊歩道に到着。微かに白い滝が見える。見上げれば満天の星。撮影してみると、冬の天の川も写すことができた。

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白糸の滝(夜景)の写真

白糸の滝(夜景)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 22秒 ISO 1600(撮影地:静岡県富士宮市 2018.1.13 19:07)

白糸の滝(夜景)の写真

白糸の滝と星空
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 25秒 ISO 1600(撮影地:静岡県富士宮市 2018.1.13 19:25)

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濃溝の滝

2017-03-18 21:05:16 | 風景写真/滝

 濃溝の滝は、千葉県君津市にある洞窟(というよりもトンネル)である。洞窟(トンネル)は、大きく迂回していた川の流れを水田耕作のために変える目的で江戸時代に人工的に掘られたもので、地元では、「川廻しのトンネル」「亀岩の洞窟」などと呼ばれていたそうである。
 「濃溝の滝」は、近くにある「濃溝温泉千寿の湯」から付けられた最近の呼び名らしい。以前は、あまり訪れる人がいなかったようだが、2015年の秋にインスタグラムに写真が投稿されると 「神秘的で、まるでジブリの世界!」と話題になった。周囲の緑に洞窟と澄んだ流れ、何より洞窟の奥から日光が差し込む情景が幻想的で、光が水面に反射してハート型に見えることから、カップルや片思い成就、恋愛に良いことがありそう・・・と瞬く間に人気観光スポットになったのである。昨今では、旅行会社で「日本の秘境・絶景ツアー」が組まれ、関西方面からもバスツアーで 来るほどの人気ぶりである。

 濃溝の滝。話題の場所ならば1枚は写真を撮っておきたい。それも、洞窟(トンネル)の奥から日光が差し込む光景を狙いたい。そのチャンスは、日の出の方角から春分の日と秋分の日の前後数日しかなく、日の出から1時間半後の数十分だけである。実は、昨年の3月にも訪れているが、東の空に低い雲があって朝日が臨めなかった。9月は天候が悪く断念。そして、今年。3連休とも晴れの予報。太陽の方角的には20日が良いが、初日の朝は快晴の予報なので迷わず決行である。
 18日。午前3時前に自宅を出発し、アクアライン経由で館山自動車道の君津ICで降り、房総スカイラインで現地へ。深夜に雨が降ったようで、君津ICを降りてから濃霧である。なかなかの好条件である。現地駐車場に4時半到着。なんと、すでに30台ほどが駐車している。名古屋ナンバーの車もあり、車中拍の方もいるようだ。ゆっくりしていたら撮影場所がなくなると思い、懐中電灯を照らしながら滝まで向かった。撮影ポイントに着くと、驚いたことにもう三脚がズラリと立ち並んでいる。しかも、昨年は無かったロープが張られていて、撮影できる場所がとても狭い。何とかポジションを確保しカメラをセットした。気温は2℃。少しだけ川の中に入っているので足が凍りそうである。
 自然風景の撮影で様々な場所へ行くとカメラマンの多くは同年代以上だが、この場所は、若者が多い。SNSの拡散で人気が広まったからだろうか。隣の若者と会話をしながら夜明けを待つこと2時間半。ようやく朝日が差し込んできた。人も増え、最終的に50人以上はいたのではないだろうか。まるで山手線の通勤電車の中のようだ。最前列は三脚組。後方は手持ち、スマホ、観光客。

 この日は、1月29日に山梨県の精進湖より富士山を撮って以来、久しぶりに気合を入れた小遠征。話題の場所のそれなりの光景も撮ったが、私的には、「まるでジブリの世界!」であるとか「日本の秘境・絶景」と言われるほどの感動はなかった。SNSに躍らせれた若者達とそれにあやかる地元の観光客誘致戦略の産物なのか。あるいは、「モネの池」を訪れた時と同様に、私の感性が鈍いのであろうか。
 感動が薄くても、条件の良い日に気合を入れて行ったからには、キッチリと撮影した。そして見て頂くからには丁寧に現像し仕上げている。例えば、洞窟(トンネル)の向こう側見える護岸壁が、いかにも人工的で雰囲気を壊してしまうので、朝日の光芒を白とび覚悟でハイキーにして隠している。また、そのことによって、洞窟(トンネル)の向こう側が別世界のように感じる。
 これから写真を撮ろうと思われる方で、横向きの綺麗なハート型を狙うのであれば、3月と9月の20日~23日の間で、雲のない晴れの朝に行かれると良いと思う。当然、撮影者も多いので、午前3時くらいから三脚とカメラをセットして待機する覚悟は必要だろう。

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濃溝の滝の写真

濃溝の滝 Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F13 0.5秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:千葉県君津市 2017.3.18 7:20)

濃溝の滝の写真

濃溝の滝 Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F13 1/4秒 ISO 100(撮影地:千葉県君津市 2017.3.18 7:20)

濃溝の滝の写真

濃溝の滝 Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F13 1/4秒 ISO 100(撮影地:千葉県君津市 2017.3.18 7:20)

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竜返しの滝

2016-08-14 22:01:36 | 風景写真/滝

 竜返しの滝は、長野県軽井沢町の有名な「白糸の滝」の下流にある。高さ7m、幅2mほどであるが、水量が多く轟音を響かせており迫力がある。昔は、数段に落下する大きな滝で、各々円形の滝壺では爆水が渦巻いて、それが数珠玉を連ねたように見えたことから「すずが滝」と呼ばれていたが、後に、竜のように大蛇が滝を渡りそびれて、豪水に飲まれ姿を消してしまったという伝説から、「竜返しの滝」と言われている。

 今夏は、計画した昆虫の写真が思うように撮れず、悔しい毎週末を過ごしている。この週末もトンボとチョウを撮るために、車中一泊二日の遠征に出かけたが、結果は惨敗。昆虫なら何でも撮るというのではなく、目標を決めて、それだけを狙うから、発生時期や天候に左右されての結果である。ただ、今回は、久しぶりに自然風景写真の撮影も予定に組み込んだ。風景撮影は5月の「奥四万湖/浮島」、6月の「モネの池」以来であろうか。狙うは、「竜返しの滝」である。
 軽井沢の美しい林と緑に囲まれた清流と滝であるから、それだけでも絵にはなるが、「光芒」というドラマティックな演出を期待して向かった。午前1時半に自宅を出発し、5時半に到着。ロケハンをした後、滝の前で待機。天気は曇り。しかし、晴れるという予報を信じて、ひたすら待つ。日の出時刻は5時4分だが、深い谷に日が差してくるのは7時半頃だ。
 徐々に雲間から青空が見えるようになり、谷の上部の木々に朝日が当たり始めた。「これなら大丈夫。」そう自分に言い聞かせて待っていると、7時半、夏の強い日差しとまではいかないが、木々の間から光芒となって朝日が差し込みはじめた。日の出の方角から、9月になると滝への光芒は見られない。6月20日くらいだと正面近くから朝日が当たるが、梅雨の時期に軽井沢で晴れを期待するのは難しいだろう。
 竜返しの滝を8時半頃に引き上げたが、カメラマンは自分を含めて8人、駐車場を出るときに観光客3人とすれ違っただけであった。一方、通り過ぎただけの「白糸の滝」は、8時半過ぎで 駐車場は乗用車で半分ほど埋まっており、観光バスも2台。その先の国道146号線も大渋滞で、お盆期間中の軽井沢は車と人で溢れていたが、昆虫はまったくいなかった。
 滝と光芒の組み合わせは、来月に別の場所で撮る予定だ。

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竜返しの滝

竜返しの滝
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE F13 13秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県軽井沢町 2016.8.13 7:40)

竜返しの滝

竜返しの滝
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE F13 13秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県軽井沢町 2016.8.13 7:40)

竜返しの滝

竜返しの滝
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE F22 10秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:長野県軽井沢町 2016.8.13 8:01)

竜返しの滝

竜返しの滝
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE F22 10秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:長野県軽井沢町 2016.8.13 8:01)

竜返しの滝

竜返しの滝
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE F13 25秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県軽井沢町 2016.8.13 5:57)

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