富士の夜明けは、これまでに何度か撮影しており「紅富士」にも出会えている。また、今回撮影した富士山スカイラインの水ヶ塚からの光景も撮っており「紅富士(水ヶ塚)」としてブログに掲載しているが、今回の光景は霧氷も要素の一つになっており、富士の表情もまったく違っている。
午前6時。周囲は明るくなって、すべての木々の霧氷の白さが際立ってきた。ただし富士は雲の中でまったく見えない。しかし、15分もすると雲が流れ、富士がその全貌を現し始める。どこからともなくカメラマンが集まってくる。駐車場からの撮影となるが、駐車場にはライトのポールが幾つも立っているため、それを入れないようにすると、どうしても撮影場所が限られてしまう。そして富士山もすべてをフレーミングすることができない。仕方ないが、与えられた条件内で最善を尽くした。
やはり暖冬のためだろう、御殿場側の富士山には雪がとても少ない。2月上旬と言うのに山の地肌がよく見える。ただし、5合目付近から下は、昨晩の濃霧で霧氷がびっしりと付いている。この写真も、前記事同様に、かつて撮影したことがないカットになった。ただ、いつも思うことがある。地元に住んでいる方ならちょっと出勤前に撮ることもできるのだ。この富士もそうである。そんな方々でも見ることができない、撮ることができない光景を残さないといけない。
富士の夜明けを撮影後、当初予定していた田貫湖に移動。午前7時半に着いたが、富士は雲に隠れ湖面は波立っていて絵にならず。今後のためのロケハンをして、次は精進湖。こちらでも富士山は雲の中。作品にはならないが、一つの収穫を得て、撮影を終了。国立への帰路に就いた。
帰宅後は、立川へ移動し、居酒屋でお疲れさん会と快気祝い。無駄な富士山一周遠征にはならなかったことに感謝である。
ちなみに、この日の朝は信州霧ケ峰で「ダイヤモンドダストとサンピラー」が見られたらしい。2度ほど撮影をし動画(ダイヤモンドダスト in 霧ケ峰/Diamond Dust in Kirigamine, Nagano)も掲載しているが、またチャンスがあれば撮りたいと思う。
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水ヶ塚の霧氷林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F10 1/60秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.10)
霧氷と富士山
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F10 1/80秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.10)
霧氷と富士山
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F10 1/1250秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.10)
霧氷と富士(夜明け前)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10.0 1/30秒 ISO 640(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.10)
霧氷と富士の夜明け
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10.0 1/30秒 ISO 100(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.10)
霧氷と富士の夜明け
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10.0 1/40秒 ISO 100(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.10)
霧氷と富士山/Mount Fuji and Foggy ice
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