昨日、ゲンジボタルの観察地の1つである場所に行ってみた。6月13日頃に発生し、16日は約100匹、20日は約200匹、23日は約300匹、そして27日は約50匹の飛翔であった。この間、メスのゲンジボタルは1匹も発見できなかった。地元の方々もそうおっしゃっていた。今年のこの場所の特徴は、わずか2週間ほどの発生期間で、10日ほどで発生ピークを迎え、その後は急速に減少。前半はほとんど雨が降らず、今半になってやっと少しだけ振るという状況。気温は日中の最高気温が30度を超える日が多く、湿度も低かった。上陸の時期にも降雨日が少なかったことから、まとまって上陸したために発生時期が短かったのかも知れない。ただ、一晩中、観察していたわけではないので、何とも言えないが、メスが見つからなかったのが不思議である。
別の河川では、16日に発生ゼロ、23日に約30匹、27日は10匹と少なくなっていた。こちらは、4年前には200~300匹の発生かあったが、翌年川沿いの電柱工事が大々的にあり、それ以後発生数が少なくなってしまった。ここ数年は、毎年20~30匹というところである。
どちらも、別の原因も考えられる。乱獲である。前述の場所では、夜中に網をもった人がゲンジボタルを大量に採集しているのが目撃されている。メスを中心に捕られた可能性も高い。後者でも同じだ。また、どちにもカワニナも大量に捕られているようである。ある市で「ホタルの里復活」を目指す団体もそこでカワニナを採集したというから、あきれてしまう。自分のところさえホタルが飛べば、だれも管理などしていない自然発生している所は、どうなってもいいのだろうか・・・
とたんに飛翔する数が減ってしまった河川で、何だかとても寂しい思いに駆られてしまった。
東京ゲンジボタル研究所/古河義仁 ホームページ/「東京にそだつホタル」
別の河川では、16日に発生ゼロ、23日に約30匹、27日は10匹と少なくなっていた。こちらは、4年前には200~300匹の発生かあったが、翌年川沿いの電柱工事が大々的にあり、それ以後発生数が少なくなってしまった。ここ数年は、毎年20~30匹というところである。
どちらも、別の原因も考えられる。乱獲である。前述の場所では、夜中に網をもった人がゲンジボタルを大量に採集しているのが目撃されている。メスを中心に捕られた可能性も高い。後者でも同じだ。また、どちにもカワニナも大量に捕られているようである。ある市で「ホタルの里復活」を目指す団体もそこでカワニナを採集したというから、あきれてしまう。自分のところさえホタルが飛べば、だれも管理などしていない自然発生している所は、どうなってもいいのだろうか・・・
とたんに飛翔する数が減ってしまった河川で、何だかとても寂しい思いに駆られてしまった。
東京ゲンジボタル研究所/古河義仁 ホームページ/「東京にそだつホタル」