ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

平成最後の富士

2019-04-28 19:23:43 | 風景写真/富士山

 GW10連休初日は、三重県菰野町「みえ・ホタルの里づくり連絡協議会」の招きで、定例総会において「ホタルが自生する自然環境とは」という題で講演を行った。
 定例総会は13時半からで、講演は14時。時間に十分余裕をもって27日午前4時半に自宅を出発。勿論、車である。予定では、静岡県内でトンボの撮影を行ってから三重県入りする計画を立てていたが、さすがに10連休初日の普通の土曜日。東名の岡崎で8kmの渋滞。伊勢湾岸道路に至っては14kmの渋滞表示。定例総会に遅れる訳にはいかないので、結局、トンボ撮影は見送って三重に向かった。
 途中、休憩をはさみながら会場に12時半に到着し1時間の講演と30分の質疑応答。参加者50名の方々には喜ばれたが、正直言って私的にはあまり喜べない。今回の謝礼は交通費の半分にも満たない。つまり、呼ばれて行って赤字。まぁ、ホタルのためだと思って我慢しようと思う。

 総会は16時半で終了。食事に誘われたが丁重にお断りし引き上げた。しかし、このまま手ぶらで帰るわけにはいかない。ちょっと寄り道して、 三日月が昇ってくる前に富士山と星空を撮っておこうと、新東名の新富士ICで降り静岡県の朝霧高原に向かった。良い写真を撮ることは出来なかったが、これが私にとって平成最後の富士の写真になろう。

 今後の予定は、数日後の雨の日にゲンジボタルの幼虫が発光しながら上陸する様子の観察と撮影。そして後半は、ギフチョウのイエローバンドの撮り直しを予定している。

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

富士山と星空の写真

富士山と星空
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 30秒 ISO 1000(撮影地:静岡県富士宮市 2019.4.27)

富士山と星空の写真

富士山と星空(富士の右側の大きい光は、木星)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 30秒 ISO 1000(撮影地:静岡県富士宮市 2019.4.27)

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東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) 2019 Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.


ミヤマセセリ

2019-04-20 20:39:35 | チョウ/セセリチョウ科

 ミヤマセセリ Erynnis montanus Bremer, 1861 は、セセリチョウ科(Family Hesperiidae)ミヤマセセリ属(Genus Erynnis)のチョウ。これまで見かけるたびに何度も撮影はしていたが、単独でブログ記事にするのは初めてである。
 日本全土と朝鮮、中国、シベリア東部に分布する。ミヤマという名が付くが、深山ではなく平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生育し、丘陵地から低山地にかけての手入れされた日当たりのよい雑木林などで見られる。前翅長は20mm内外で、翅の表面は茶褐色で前翅に紫灰色の樹皮模様があり、後翅の外半部に黄橙色の小斑が多数ある。メスは前翅表面の中央部に幅広い白帯があるのが特徴である。
 ミヤマセセリは、年一回早春に発生するスプリング・エフェメラルである。食樹は、ブナ科のクヌギ、コナラ、カシワなど。幼虫の成長は遅く、晩秋になってから終齢となり、落葉とともに地上に落ち、幼虫で越冬。翌春そのまま何も食べずに蛹となる。暖地では3月末頃から発生する。地上近くを飛び、地表に翅を開いて止まっては日光浴をする様子が見られる。
 環境省カテゴリにはないが、都道府県のRDBでは、東京都(区部)で絶滅、千葉県と長崎県で絶滅危惧Ⅰ類、徳島県と鹿児島県で絶滅危惧Ⅱ類、埼玉県、大阪府、福岡県で準絶滅危惧種に選定している。その他の地域においても都市部においては、ほぼ絶滅状態にある。本種の生息地であるクヌギやコナラの二次林は、人為による環境改変を受けやすく、これが本種の衰亡の主要因と考えられている。

 春先に里山を散策すると、日当たりのよい林道脇を忙しなく飛び回るミヤマセセリに出会う。地面で翅を開いて日光浴したり、スミレで吸蜜しては、また飛び回る。とても地味な色合いではあるが、ミヤマセセリを見ると、春が来たと感じる。

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ミヤマセセリの写真

ミヤマセセリ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 250(撮影地:山梨県北杜市 2019.4.06)

ミヤマセセリの写真

ミヤマセセリ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200 +1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2012.5.12)

ミヤマセセリの写真

ミヤマセセリ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 250(撮影地:東京都あきる野市 2012.5.13)

ミヤマセセリの写真

ミヤマセセリ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 250 +2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2016.5.01)

ミヤマセセリの写真

ミヤマセセリ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2017.4.15)

ミヤマセセリの写真

ミヤマセセリ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2017.4.15)

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桜の陰

2019-04-13 20:31:34 | 風景写真/桜

 桜は、陰か陽か?


 植物学的には、陰樹は日陰でも育つ樹木、陽樹は日光が当たらないと育たない樹木のことであるから、桜は陽樹である。しかしながら、陰陽道で言えば、桜は陰樹(陰木)になる。陰陽道とは、朝日新聞掲載の「キーワード」(2010-08-24 朝日新聞 朝刊 福島中会 1地方)によれば、「古代中国で生まれた自然哲学思想「陰陽五行説」を元に、日本で独自の発展を遂げた自然科学と呪術の体系。陰陽道をつかさどる陰陽師のひとりには、平安時代に活躍し、小説や映画にもなった安倍晴明がいる。」
 東京国立(くにたち)の大学通りの桜並木、目黒川の桜並木、上野公園の桜・・・花見客が訪れ、シートを敷いての宴会が繰り広げられるが、そうした大勢集まった賑やかな場所(陽気)と桜は釣り合うのだと言う。ゆえに陰木であり、人が多く集まらない凡人の家の玄関に陰木である「桜」や「松」を植えると没落するとも・・・(我が家の玄関先には立派な松が・・・)

 昨今、当ブログの更新が滞っている。私のfacebookでは、近況などを頻繁に投稿しているが、当ブログは日誌ではなく、写真を主とした「独り言」であり、写真は自身で納得したものでなければ掲載したくはないが、それだけではなく、先週の木曜日から腰痛がひどく、カメラバッグを背負い、三脚を持って長時間歩くことが辛いため、撮影予定を取り止めていることもある。寒の戻りによる冷えと仕事の疲れが原因だと思うが、陰陽は、人の体と病気にも当てはまるらしい。陰の病気は、まさに腰痛。体を温めて早く直したい。
 あまり更新がないと、拙いブログにも関わらずご訪問下さる大切な方々にご心配をおかけするのは申し訳ないので、過去の撮影ではあるが、未掲載の光景6点を「桜の陰」と題して集めてみた。
ただし、人物や建造物は一切写しこまない主義であるから、桜だけの光景である。
 下記写真には、長野県指定天然記念物で推定樹齢400年以上の「貞麟寺の枝垂桜」、前記事のトップに掲載した「駒つなぎの桜」に天の川を添えたものも掲載した。ちなみに「駒つなぎの桜」がある長野県阿智村は、2006年に環境省によって「日本一星空観測に適した場所」と認定されている。


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駒つなぎの桜と天の川の写真

駒つなぎの桜と天の川
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF 17-35/2.8L USM / 絞り優先AE F2.8 71秒 ISO 1600(撮影地:長野県下伊那郡阿智村 2011.4.29)


枝垂桜の写真

枝垂桜
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F5.0 1/800秒 ISO 200(撮影地:長野県北安曇郡白馬村 2017.5.04)


山桜の写真

山桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/40秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2015.4.12)


枝垂桜の写真

枝垂桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F4.0 1/800秒 ISO 100(撮影地:長野県北安曇郡白馬村 2017.5.04)


貞麟寺の枝垂桜の写真

貞麟寺の枝垂桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 100(撮影地:長野県北安曇郡白馬村 2017.5.04)


龍珠院の枝垂桜の写真

龍珠院の枝垂桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F52.8 1/40秒 ISO 100(撮影地:東京都あきる野市 2012.4.14)



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