ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

小田代ヶ原と小田代湖

2022-10-31 18:25:12 | 風景写真

 小田代ヶ原と小田代湖について、まとめてみた。

 紅葉の季節は後半となり、既に東北や信州の高標高の場所は見ごろを過ぎてしまった。前々記事の「鏡池の紅葉」をスタートとして、これまで行ったことがない所の紅葉と思っていたが、先週は天候が悪く、今週は義理の父が亡くなり通夜と告別式、そして来週は高知県にヒメボタルの保全指導に行かねばならず、プライベートの撮影はしばらくできない。
 そこで、過去に撮影した中から蔵出し写真を中心にすべて新たにRAW現像を行い、大きなサイズで投稿することにした。今回は、栃木県日光市にある小田代ヶ原と小田代湖を選んだ。

 小田代ヶ原は、栃木県日光市の日光国立公園内の標高およそ1,400mに位置する草原への遷移期にある湿原であり、豊かな自然と希少な景観から日光国立公園の特別保護地域および特別地域である他、環境省の日本の重要湿地500、国際条約のラムサール条約湿地に登録され、国際的な保護体制が敷かれている。
 小田代ヶ原は、秋になると一面の草が色づく草紅葉が美しい。また小さく浅い盆地状の地形のため、局地的な豪雨や台風の後には、幻の湖「小田代湖」と言われる湖沼が一時的に出現することがある。小田代湖は、この20年間で5回できているが、湖と呼べるほどの規模の大きなものは1回だけである。
 小田代湖ができると、対岸のカラマツ林が鏡のように映る。そして放射冷却で冷え込んだ朝にはカラマツに霧氷が付き、漂う朝霧と共に美しい光景が広がる。小田代湖そのものが幻に近いが、霧氷ができる条件が揃うのも稀である。晩秋になれば湖は凍ってしまい水鏡にはならない。小田代ヶ原には幾度となく通い、勿論、小田代湖が出現した時にも訪れ撮影しているが、未だに最上級の光景を残せていない。以下には、2010年から2019年の間に写した小田代ヶ原と小田代湖を掲載した。

関連投稿記事:小田代ヶ原/幻の湖「小田代湖」と貴婦人小田代ヶ原の霧氷

以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。

小田代ヶ原の写真
小田代ヶ原/草紅葉
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 2秒 ISO 100(撮影地:栃木県日光市/小田代ヶ原 2010.11.27 7:07)
小田代ヶ原の写真
小田代ヶ原/朝霧
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F9.0 30秒 ISO 100 -2EV(撮影地:栃木県日光市/小田代ヶ原 2019.11.02 5:35)
小田代ヶ原の写真
小田代ヶ原/朝霧
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 30秒 ISO 100 -2EV(撮影地:栃木県日光市/小田代ヶ原 2019.11.02 5:36)
小田代ヶ原の写真
小田代ヶ原/朝霧
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 5秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:栃木県日光市/小田代ヶ原 2019.11.02 5:52)
小田代湖の写真
小田代湖に映るカラマツ林
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 2秒 ISO 100(撮影地:栃木県日光市/小田代ヶ原 2011.11.03 7:04)
小田代湖の写真
小田代湖とカラマツ黄葉
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F5.6 8秒 ISO 100 -1EV(撮影地:栃木県日光市/小田代ヶ原 2011.11.03 5:50)
小田代ヶ原の写真
小田代ヶ原/霜の朝
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 1/6秒 ISO 100 -1EV(撮影地:栃木県日光市/小田代ヶ原 2011.11.26 7:59)
小田代湖の写真
小田代湖に映る貴婦人と霧氷
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/15秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:栃木県日光市/小田代ヶ原 2011.11.02 6:38)
小田代ヶ原の写真
小田代ヶ原/霧氷
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 100(撮影地:栃木県日光市/小田代ヶ原 2018.3.11 6:52)

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アジアイトトンボ

2022-10-24 11:31:45 | トンボ/イトトンボ科

 アジアイトトンボ Ischnura asiatica Brauer, 1865 は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)アオモンイトトンボ属(Genus Ischnura)で、北海道、本州、四国、九州、南西諸島、小笠原諸島などに分布しており、腹長約20?25mm。後翅長12?19mm。アオモンイトトンボ属の種類のなかではもっとも小さい。幼虫は主に平地や丘陵地の水生植物が繁茂した池沼や湿地、水田、水路などに生息し、関東では一年二化以上と考えられ、4月上旬頃から10月下旬頃まで見られる。
 同属のアオモンイトトンボ Ischnura senegalensis (Rambur, 1842)と似るが、オスは腹部第9節に水色の紋があるが、アオモンイトトンボの場合は第8節にあるので区別できる。メスは、未熟な時期は胸部と腹部側面が赤橙色をしており、アオモンイトトンボの未熟個体は胸部だけが赤橙色であるから区別できる。
 アジアイトトンボは、環境省版レッドリストには記載されていないが、都道府県版レッドリストでは、香川県と徳島県で絶滅危惧Ⅱ類、愛媛県、山口県、熊本県、長崎県で準絶滅危惧種としている。生息地である水田の減少や水路の護岸といった環境悪化、農薬の使用、同じ環境に生息するアオモンイトトンボとの競合に敗れたためと考えられている。  比較の意味でアオモンイトトンボの写真も掲載したが、本種は環境省版レッドリストに記載がないものの、都道府県版レッドリストでは、群馬県で絶滅危惧Ⅰ類に、栃木県で絶滅危惧Ⅱ類、鳥取県で準絶滅危惧種としている。

 両種ともにブログ「ホタルの独り言PartⅠ」において記事にしているが、サーバーの契約容量から写真だけを削除したため、こちらで改めて写真を再現像し掲載した。
 写真1枚目はアジアイトトンボの交尾態であるが、個人的感想として、とても微笑ましい雰囲気であり、特に夢見る乙女のようなメスの仕草が気に入っている1枚である。昆虫にも脳(小脳)があり、記憶や情報を伝達したり、学習することができる機能を備えている種もいるが、人間のように心を司る部位である前頭葉がなく、従って感情はなく本能と反射で活動している。昆虫の表情は、人間が勝手に想像しているだけに過ぎないが、それぞれの種の特徴や行動を高いクオリティで写すだけではなく、こうした想像力を膨らませるものも撮影していきたい。

以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。

アジアイトトンボの写真
アジアイトトンボの交尾態
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F5.6 1/640秒 ISO 200(撮影地:静岡県磐田市 2011.8.27)
アジアイトトンボの写真
アジアイトトンボのオス
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 1600 (撮影地:埼玉県さいたま市 2011.7.10)
アジアイトトンボの写真
アジアイトトンボの未成熟メス
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 2500 (撮影地:埼玉県さいたま市 2011.7.09)
アオモンイトトンボの写真
アオモンイトトンボのオス
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 320(撮影地:千葉県いすみ市 2010.08.14)
アオモンイトトンボの写真
アオモンイトトンボの未成熟メス
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 320(撮影地:千葉県いすみ市 2010.08.14)
アオモンイトトンボの写真
アオモンイトトンボの交尾態
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 200(撮影地:千葉県いすみ市 2010.08.14)

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鏡池の紅葉

2022-10-16 14:33:59 | 風景写真/紅葉

 鏡池の紅葉を撮影してきた。

 鏡池は長野市戸隠高原の標高1,200mにあり、その名の通り、荘厳な戸隠連峰や季節ごとに新緑や紅葉が、まるで鏡のように水面に映り込む妙高戸隠連山国立公園屈指の絶景スポットと言われている。有名な景勝地であるからカメラマンも多く、同時刻に撮影された写真は、どれも同じようなものばかりになりオンリーワンではないが、自分なりに自然と対峙し、自らのアーカイブに残してはおきたい。そう思いつつもなかなか行く機会がなかったが、今年は半年前から計画に入れてチャンスを伺っていた。今年は10月になっても気温が高く全国的に紅葉が遅れ気味であり、当地も10月8日現在で「色付き始め」という情報であった。
 紅葉シーズンの土日祝日はマイカー規制になり、池の近くまで車で行くことができない。更には長野市街地から戸隠方面へ向かう戸隠バードラインが渋滞するので平日の訪問がお薦めとある。いつも私の休日は日曜日と月曜日であるが、今回は14日の金曜日も仕事が休みで、現地の天気予報も運よく晴れ時々曇り。紅葉の見頃を考えれば日程を一週間遅らせることは可能だが、少しでもチャンスがあるならばと14日の金曜日に遠征することを決めた。
 13日の就業後、19時に小雨降る都内の会社からそのまま車を走らせた。首都高から外環道を通り、関越道から上信越道へ。佐久を過ぎた頃にようやく雨が止み、東部湯の丸SAで夕食。須坂長野東ICで降りて一般道を進むころには星空が見えていた。自宅からの直線距離では白馬村の方が遠いが、戸隠高原は長野市街から1時間もかかるため、とても遠いと感じる。ただし深夜ではほとんど車が走っていないので、鹿の飛び出しさえ注意すれば快適に走行できる。最後はかなり細い道であるが、何とか鏡池に23時15分に到着。無料駐車場は二か所あり、今回は森の中にある40台くらい止められる大きい方へ駐車。先客は1台であった。仕事の疲れもあり、すぐに車中泊。
 翌朝は、仕事で起きる時間と一緒の4時半に起床。駐車車両は増えていない。すぐに準備をして徒歩2~3分の池畔へと歩いて行った。ここでも先客は1名。どこでも好きな位置に三脚をセットできる状況である。まだ暗くて池や紅葉の状況は目視できないが、とりあえず三脚をセットして夜明けを待つことにした。
 日の出時刻は5時54分。5時半頃には周囲の様子も分かるようになり、鏡池の全貌が明らかになってきた。実は宝光社地区の農業溜池として湿地を堰き止めて造成された人工の池である。池の中には鉄製の人工物もあるので、それが写らない場所と画角を調整。少しずつ訪れる方々が増え始めたが、平日で紅葉の見頃前とあってか撮影者は10名程。ひしめき合う醜い状況はない。時間の経過とともにシャッターを切っていった。

 鏡池の紅葉は、14日の状況では確かに「色付き始め」であった。この場の最上級の美しい瞬間ではないが、それでも日の出前の色温度の低い色彩と日の出後の鮮やかな色彩への変化、そして緑、黄、オレンジ、紅という豊富な色彩は、この時期ならではの光景であろう。更には運よく「無風」で、鏡池の名の通り、地上の光景がそのまま池の水鏡に映しだされている。また、水面には枯葉がほとんど浮いていなかったことも美しさの要因の1つだ。
 残念なことに荒々しい岩山の戸隠連峰(左の西岳と右の戸隠山)には雲がかかって全体を見る事はできなかったが、一部が見られれば雲の中にあることを想像できる。撮影は7時で切り上げたが、もっと待っていれば雲が取れ、戸隠連峰全体が見えたかもしれない。しかし、その時間にはコントラストが強くなり、紅葉の優しい色彩が失われてしまうので、少し悔しいが、今回はこれがベスト。

 鏡池の紅葉は、この週末(10月22日)が見頃になるだろう。おそらく早朝から大勢のカメラマンが訪れるに違いない。ただし、風が少しでもあれば、この光景を見ることはできない。水鏡に映ってこその「鏡池」である。かつて、信州・中綱湖のオオヤマザクラを満開と水鏡という条件で撮るために5年を要したことを思えば、気力が湧いてくる。「美しいものを一番美しい時に美しく撮る」この信念の元、鏡池の紅葉は、また来年挑戦したいと思う。
 鏡池の光景は、四季を通してその美しさが変化する。池面に映る星空も奇麗だろう。戸隠神社周辺にはヒメボタルが生息しているので、夏にヒメボタルを撮影してから寄るのも良い。これからは霧氷も楽しみである。御射鹿池と同様に様々な時期に訪れてみたいと思わせる池であった。

以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。

鏡池の紅葉の写真
鏡池の紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Canon EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 1/13秒 ISO 100(撮影地:長野県/鏡池 2022.10.14 6:31)
鏡池の紅葉の写真
鏡池の紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Canon EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 1/13秒 ISO 100(撮影地:長野県/鏡池 2022.10.14 6:31)
鏡池の紅葉の写真
鏡池の紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Canon EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 1/13秒 ISO 100(撮影地:長野県/鏡池 2022.10.14 6:31)
鏡池の紅葉の写真
鏡池の紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Canon EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 1/13秒 ISO 100(撮影地:長野県/鏡池 2022.10.14 6:36)
鏡池の紅葉の写真
鏡池の紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1.6秒 ISO 100(撮影地:長野県/鏡池 2022.10.14 6:05)
鏡池の紅葉の写真
鏡池の紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 0.5秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県/鏡池 2022.10.14 6:17)
border="0"> 鏡池の紅葉の写真
鏡池の紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/50秒 ISO 100(撮影地:長野県/鏡池 2022.10.14 6:25)
鏡池の紅葉の写真
鏡池の紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県/鏡池 2022.10.14 6:11)

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超絶景

2022-10-09 16:53:05 | 風景写真

 超絶景・・・「絶景」を辞書で引くと「美しい景色、ほかに例えようもない素晴らしい景色」とある。そんな景色は、海外は勿論、日本国内にも数多くあり、「死ぬまでに行くべき絶景」「一度は見たい全国の絶景」「絶対に行くべき絶景」として紹介され、2014年には流行語大賞にノミネートされたほどである。
 自然風景写真を撮っているならば、やはり絶景と言われる景色は撮っておきたい。私自身も関東地方を中心にあちこち訪れ、「雲見千貫門」「ダイヤモンドダストとサンピラー」「田代池の霧氷」「ネモフィラ(みはらしの丘)」など多くの絶景を写してきた。当然、これらの景色を目の当たりにした時には大きな感動があり、また出会いまでの苦労もあるが、これらの絶景は、シーズン中に毎日出掛けることができれば、一度や二度は出会えるチャンスがある。だからこそ、WebやSNS、旅行・写真雑誌などで多く取り上げられている。
 しかしながら、絶景と呼ばれる光景の中には、その場の最上級であろう美しさを放つ時がある。それを超絶景と呼びたい。

 超絶景の中には、もう二度と同じ光景には出会えないものもある。大自然が作りだした偶然や奇跡の瞬間であり、刻々と変化するからである。以下には、これまでに撮影した、あくまでも私的な超絶景の写真をまとめてみた。
 トップに掲載した「箱根の大観山からの紅富士」は、箱根に大雪が降り、その翌日の朝は快晴で富士に朝陽が当たるという条件でなければならない。奥四万湖の浮島は、現在では多くの木々が枯れてしまい新緑が望めない。小田代ヶ原は、幻の小田代湖と霧氷という組み合わせは十年に一度あるかないかである。勿論、これらの光景においても更に素晴らしい瞬間がある。今後も自然とじっくりと対峙し、心が震える超絶景との出会いを求めていきたいと思う。

 前回の新潟遠征から二週間が経ち早くも10月の2週目。先週末は、亡くなった義母の法事。この週末は、もともと何も予定を入れていないかったため自宅で休養。次の週末からは、これまで一度も訪れたことがない場所の「紅葉」を計画している。色付きのタイミングや天候条件の兼ね合いで結果はどうなるか分からず、超絶景とは言えない光景かもしれないが、自然の美しさに感動し、写真に収めたいと思っている。

以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。

箱根大観山から雪景色と紅富士の写真
箱根大観山から雪景色と紅富士
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 2秒 ISO 100(撮影地:神奈川県/大観山 2020.1.19 6:52)
奥四万湖の浮島の写真
奥四万湖の浮島
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/8秒 ISO 100(撮影地:群馬県/奥四万湖 2018.4.29 5:21)
奥四万湖の浮島の写真
奥四万湖の浮島
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 0.5秒 ISO 100(撮影地:群馬県/奥四万湖 2016.5.15 6:10)
九十九谷の写真
九十九谷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/100秒 ISO 100(撮影地:千葉県/九十九谷 2016.2.21 7:24)
霧氷と雲海、朝焼けと富士の写真
霧氷と雲海、朝焼けと富士
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 0.5秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県/高ボッチ高原 2012.12.02 6:56)
北アルプスに沈む十六夜の有明の月の写真
北アルプスに沈む十六夜の有明の月
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 0.4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県/霧ケ峰高原 2011.2.19 6:25)
大正池と穂高連峰の写真
大正池と穂高連峰
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 2秒 ISO 50 +1/3EV(撮影地:長野県/上高地 2013.1.5 7:12)
小田代湖に映るカラマツ黄葉と霧氷の写真
小田代湖に映るカラマツ黄葉と霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/15秒 ISO 100 -1EV(撮影地:栃木県/奥日光 2019.11.02 6:37)
小田代湖に映るカラマツ黄葉と霧氷の写真
小田代湖に映るカラマツ黄葉と霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/25秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:/奥日光 2019.11.02 6:43)

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