ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を48年研究し保全活動をしていますが、趣味で撮影した昆虫や
美しい自然風景写真も掲載しています。

マイコアカネ

2019-09-24 18:53:34 | トンボ/アカネ属

 マイコアカネ Sympetrum kunckeli (Selys, 1884)は、成熟したオスは顔面が青白く腹部が鮮やかな赤色になり、赤い着物と白粉で装った京の舞妓さんを思わせることから和名が付いている。平地や丘陵地のヨシ、ガマ等背丈の高い抽挺水植物が繁茂する腐植栄養型の池沼に生息し、北海道から九州まで広く分布するが産地は限られている。生息環境となる池沼や湿地の埋立等による減少、農薬による水質汚染、池沼の公園化による護岸工事による破壊が減少の大きな原因になっている。
 環境省のRDBに記載はないが、都道府県のRDBでは、群馬、鳥取、島根、熊本の各県で絶滅危惧Ⅰ類に、東京都、青森、山形、富山、福井、香川、愛媛、佐賀の各県で絶滅危惧Ⅱ類、その他多くの県で準絶滅危惧種としており、絶滅危惧種として指定している都道府県数は、実に23に及び、アカネ属では3番目に多い。
 マイコアカネは、これまでたまたま見かけたときに撮っているだけで、過去に撮影した写真データをみても僅か3点しかない。調べてみて、これほど絶滅が危惧されているとは 驚きである。今回も、別の種を撮っている最中に近くに止まっていたので撮影したが、今後は、生息地や生息環境など注視し、撮影していきたい。写真は、マイコアカネの他、今月に撮影したヒメアカネとミヤマアカネも掲載した。

 参考までに、以下に飛来種を除いた本州で見られるアカネ属の種ごとの絶滅危惧指定都道府県数を記した。()内は、環境省指定のカテゴリを示している。また、オオキトンボ等については、過去の記事にリンクを貼ったので参照いただきたい。

  1. オオキトンボ     30(絶滅危惧ⅠB類)
  2. キトンボ       24
  3. マイコアカネ     23
  4. ヒメアカネ      19
  5. ミヤマアカネ     17
  6. マダラナニワトンボ  16(絶滅危惧ⅠB類)
  7. ナニワトンボ     14 (絶滅危惧Ⅱ類)
  8. コノシメトンボ    8
  9. アキアカネ      8
  10. タイリクアカネ    7
  11. ネキトンボ      5
  12. ナツアカネ      4
  13. リスアカネ      4
  14. ノシメトンボ     3
  15. マユタテアカネ    1

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マイコアカネの写真

マイコアカネ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / Speedlite 550EX / 絞り優先AE F4.0 1/320秒 ISO 400(撮影地:長野県 2019.9.22 7:10)

マイコアカネの写真

マイコアカネ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / Speedlite 550EX / 絞り優先AE F4.0 1/250秒 ISO 400(撮影地:長野県 2019.9.22 7:14)

マイコアカネの写真

マイコアカネ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / Speedlite 550EX / 絞り優先AE F4.0 1/200秒 ISO 400(撮影地:長野県 2019.9.22 7:15)

ヒメアカネの写真

ヒメアカネ(交尾態)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/1000秒 ISO 400(撮影地:長野県 2019.9.14 9:19)

ミヤマアカネの写真

ミヤマアカネ(オス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 400 +2/3EV(撮影地:長野県 2019.9.14 12:44)

ミヤマアカネの写真

ミヤマアカネ(メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 320 +2/3EV(撮影地:長野県 2019.9.14 12:37)

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アカネ属の連結飛翔

2019-09-18 18:55:01 | トンボ/アカネ属

 アカネ属の連結飛翔は、その様子から「タンデム」(バイクで二人乗りすること)と呼ばれ、必ず前の個体がオスで、そのオスが腹端の付属器でメスの頭部を挟むことで形成されている。トンボのオスは、交尾後のメスを奪うと、メスの生殖器に入っている精子を掻き出して自分の精子を渡すと言われている。したがって、オスは自身の精子の受精を確実なものとするために、交尾後のメスが産卵を終えるまで他のオスから警護しなければならない。そのため、オスとメスが連結したまま飛翔し、産卵をさせるのである。(警護飛翔および警護産卵)
 アカネ属の連結飛翔は、ブログ記事「アカネ属の連結飛翔と産卵」にも掲載しているが、今回は、未掲載であったリスアカネとコノシメトンボの連結飛翔を紹介したい。どちらも小さな池の周囲には多数のオス。メスが単独でいようものなら、すぐにタンデム状態である。警護飛翔の意味がよく分かる。
 尚、ナニワトンボとマダラナニワトンボの連結飛翔については、下記リンクを参照いただきたい。

参照

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リスアカネの写真

リスアカネ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/125秒 ISO 2000(撮影地:埼玉県 2019.8.27 11:32)

リスアカネの写真

リスアカネ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/160秒 ISO 2000(撮影地:埼玉県 2019.8.27 11:34)

リスアカネの写真

リスアカネ(連結打空産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F4.0 1/125秒 ISO 2000 -1/3EV(撮影地:埼玉県 2019.8.27 13:04)

コノシメトンボの写真

コノシメトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 125 +2/3EV(撮影地:長野県 2019.9.14 12:18)

コノシメトンボの写真

コノシメトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 125 +2/3EV(撮影地:長野県 2019.9.14 12:18)

コノシメトンボの写真

コノシメトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 125 +2/3EV(撮影地:長野県 2019.9.14 12:18)

コノシメトンボの写真

コノシメトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 125 +2/3EV(撮影地:長野県 2019.9.14 12:18)

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スナアカネ

2018-10-21 16:39:29 | トンボ/アカネ属

 スナアカネ Sympetrum fonscolombei (Selys, 1840)は、トンボ科(Family Libellulidae)アカネ属(Genus Sympetrum)で、体長37~46mmと小さく、翅の基部に橙色の斑紋を持つ。胸部が灰青色で雌雄ともに複眼の下面が青みを帯びるのが大きな特徴である。成熟したオスは、顔面も赤くなる。北アフリカ、中東、モンゴル、インドを含む南西アジア、および南部ヨーロッパ等に広く分布しており、ヨーロッパでは、1990年代以降年々北上し、スウェーデンやアイルランドなどでも発見されている。
 日本国内では、台風等に乗って飛来する、いわゆる「飛来種」と考えられているが、同じ「飛来種」であるタイリクアキアカネ Sympetrum depressiusculum やオナガアカネ Sympetrum cordulegaster のように日本海側だけに見られるのではなく、太平洋側の海岸沿いでも、主に9月から11月にかけて多く目撃される。

 スナアカネは、沼地、湖沼、池、河川(季節的河川を含む)等、幅広い環境で繁殖し、主に5月から10月頃に見られるが、地中海とその周辺では、年間を通じて成虫を見ることができるという。他のヨーロッパに分布するトンボとは異なり、本種は卵の期間が約10日、幼虫期間が76日~141日で年に1回以上発生し、生息地によっては幼虫で越冬すると言われている。雌雄のペアは連結打水産卵を行うが、連結したまま海上を飛び、海水にも産卵することが知られている。
 国内で世代交代している報告はないが、愛媛県では羽化が確認されており、また福岡県や静岡県では産卵も確認されている。日本トンボ学会会員で松山市在住の飯田 貢 氏の観察によれば7月18日に羽化殻を確認。その後、7月20日~7月27日までに雌雄の羽化を確認している。7月に羽化が確認されるということは、4月から5月頃に産卵したことになる。その時期、ユーラシアからの偏西風のジェット気流は日本の太平洋側を通るので、おそらくはそれに乗って飛来することもあるかも知れない。また、本種の環境適応性を鑑みると、すでに定着して世代交代している可能性もある。

 スナアカネの撮影は、年頭に掲げた撮影目標にはなかったが、見てみたいトンボではあった。今年、愛媛県で7月に羽化が確認されたことで、この秋に行けば撮れるかも知れないと思い、他のトンボ類の撮影も含めて10月の7日と8日に愛媛県まで遠征した。撮影した他のトンボ類の写真は、先に掲載した通りで、オオキトンボやナニワトンボのように関東では見ることのできない種の産卵シーン、カトリヤンマの青い複眼のメス等であり、主目標であったスナアカネも海岸の砂浜にてメス1頭を撮影することができた。

 今回はオスを撮るべく、静岡県に行ってみることにした。Googleマップの航空写真で見当を付けて訪れてみると、すぐにスナアカネのオスを見つけることができた。最初はヒメアカネと思ったが、複眼の下面が青いので分かった。全部で3頭のオスを確認。メスは確認できなかった。(採卵のために捕獲された可能性もある。)スナアカネは、昼近くになって池に集まってきて抽水植物の先端に止まってテリトリーを占有する。池が沢山隣接していても、集まる池は1つだけであった。飛翔する時は池でも陸地でもかなり低空を飛び、砂地や低めの草茎に止まることも多い。飛翔の範囲も狭く、遠くに飛んでいくことはなかった。
 確認したオス3頭ともに成熟した個体であるが、翅はまったく擦れていない美しい個体である。太平洋側にも強風をもたらした台風24号が日本付近を通過してから3週間が経過し、偏西風も日本海を通るこの時期、果たして飛来した個体なのだろうか?この場所は海岸近くの池であるため、ここで羽化した個体である可能性もあるが、確証はない。

 スナアカネは、初見初撮影の種で「昆虫リストと撮影機材」「蜻蛉目」で103種類目となる。愛媛においては、日本トンボ学会会員の飯田 貢 氏、山本 桂子 氏に現地をご案内いただき、多くの成果を得ることができた。心より御礼申し上げたい。

参考文献

  1. 鵜飼 貞行 日本国内におけるスナアカネに関する知見 Tombo 38, 63-65, 1995-12-01 日本蜻蛉学会
  2. Selys-Longchamps, de, E. 1840. Monographie des libellulidees d'Europe. Libellula fonscolombii p. 39, Librairie Roret, 220 pages, Paris

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スナアカネの写真

スナアカネ(オス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200 +1EV(撮影地:静岡県 2018.10.20)

スナアカネの写真

スナアカネ(オス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/800秒 ISO 200 +1EV(撮影地:静岡県 2018.10.20)

スナアカネの写真

スナアカネ(オス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200 +1EV(撮影地:静岡県 2018.10.20)

スナアカネの写真

スナアカネ(オス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200 +1EV(撮影地:静岡県 2018.10.20)

スナアカネの写真

スナアカネ(オス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200 +1EV(撮影地:静岡県 2018.10.20)

スナアカネの写真

スナアカネ(オス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/640秒 ISO 200 +2/3EV(撮影地:静岡県 2018.10.20)

スナアカネの写真

スナアカネ(メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/640秒 ISO 200(撮影地:愛媛県 2018.10.07)

スナアカネの写真

スナアカネ(メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 250 +1 2/3EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07)

スナアカネの写真

スナアカネ(メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/640秒 ISO 200 +1EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07)

スナアカネの写真

スナアカネ(メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/800秒 ISO 200 +1EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07)

スナアカネの写真

スナアカネ(メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/640秒 ISO 200 +1EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07)

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ネキトンボ

2018-10-17 22:23:58 | トンボ/アカネ属

 ネキトンボ Sympetrum speciosum speciosum Oguma, 1915 は、トンボ科(Family Libellulidae)アカネ属(Genus Sympetrum)で、和名は翅の基部が橙色をしているところに由来する。国内では東北地方以南に分布し、平地、丘陵地、山地の木陰のある植生の豊かな池に生息するが、時には学校のプールやコンクリート張りの池など人工的な水域でも幼虫が発見される。
 生態は他のアカネ属と大きく異なっており、基本的に幼虫で越冬するため、アカネ属の中では早い時期から羽化が始り、成虫は5月下旬頃から羽化し、遅いところでは11月下旬頃まで見られる。

 写真は、10月8日に愛媛遠征の際に撮影したもの1枚と、過去に撮影したものの中から未掲載のものを選んで掲載した。
 今年の昆虫撮影の遠征は、今週末が最後になりそうである。空振りに終わるかも知れないが、静岡県の浜松と三重の伊勢神宮を予定。 その後は、紅葉や霧氷等の自然風景撮影にシフトしようと思う。

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ネキトンボの写真

ネキトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F4.0 1/400秒 ISO 200 +2/3EV(撮影地:愛媛県 2018.10.08)

ネキトンボの写真

ネキトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/3200秒 ISO 200(撮影地:東京都 2010.9.26)

ネキトンボの写真

ネキトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 1600 +1/3EV(撮影地:長野県 2018.6.30)

ネキトンボの写真

ネキトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 1000 +1/3EV(撮影地:長野県 2018.6.30)

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タイリクアカネ

2018-10-13 13:13:46 | トンボ/アカネ属

 タイリクアカネ Sympetrum striolatum imitoides Bartenef, 1919 は、トンボ科(Family Libellulidae)アカネ属(Genus Sympetrum)で、同属のアキアカネ Sympetrum frequens (Selys, 1883) に似ているが、一回り大きく、肢のけい節の外側が黄褐色をしていること、翅の基部および前縁が橙黄色をしていること、また、オスの縁紋が赤くなること等の特徴があり区別できる。
 本種はユーラシア大陸に広く分布する。日本国内には亜種が分布し、北海道から本州東北部にかけてと本州中部から九州南部にかけて分布するが、産地は局地的である。関東地方から中部地方にかけては分布の空白域がある。環境省RDBカテゴリでは選定されていないが、福島県、富山県のRDBで絶滅危惧Ⅰ類に、和歌山県、愛媛県のRDBで準絶滅危惧種に選定されている。
 本種は、沿岸域の開放的な池沼、水たまり等に生息するが、使用期間外の屋外プールや、公園の池、ビオトープ等でも繁殖しているという。ヤゴ期間は、2~9カ月程度で1年1世代。北日本では卵、西日本では幼虫で越冬すると言われている。羽化後しばらくすると繁殖水域から離れ、高地に移動していると言われているが、詳細は不明である。秋になると繁殖水域にもどり産卵活動を始める。

 タイリクアカネは、2013年に兵庫県にてオスを撮影しているが、今回の愛媛遠征において、オオキトンボが生息するため池で雌雄一組の連結飛翔を撮影した。掲載写真には、2013年に撮影したものも掲載した。

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タイリクアカネの写真

タイリクアカネ/連結飛翔
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 400 +1 1/3EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07)

タイリクアカネの写真

タイリクアカネ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X / 絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 800(撮影地:兵庫県小野市 2013.11.02)

タイリクアカネの写真

タイリクアカネ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X / 絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 3200(撮影地:兵庫県小野市 2013.11.02)

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ナニワトンボ(連結打空産卵)

2018-10-09 20:14:47 | トンボ/アカネ属

 ナニワトンボ Sympetrum gracile Oguma, 1915は、トンボ科(Family Libellulidae)アカネ属(Genus Sympetrum)で、いわゆる"赤とんぼ"の仲間であるが、オスは成熟しても赤くならずシオカラトンボのように青灰色の粉を吹く、言わば"青い赤とんぼ"である。日本特産種であり、和名の"ナニワ"は、発見地が大阪であったことによる。瀬戸内海周辺を中心とした本州と四国に分布するが生息場所は局地的で、環境省カテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類に、鳥取県では絶滅、滋賀県と徳島県では絶滅危惧Ⅰ類、大阪府、奈良県、広島県、岡山県、山口県では絶滅危惧Ⅱ類、その他7の自治体においても準絶滅危惧種に選定している。
 ナニワトンボは「ため池」に生息するが、生息には以下のような条件がある。

  1. 樹林が、ため池に隣接していること
  2. ため池の水が、秋に落とされて水際が後退し、露出した池岸ができること
  3. 露出した池岸が、一部でも木々に覆われていること

 ナニワトンボは、2013年9月に兵庫県小野市において撮影しているが、オスの静止画像ばかりであった。今回の愛媛遠征では、オオキトンボに続いて本種の生息地もご案内いただき、雌雄の連結飛翔と連結打空産卵の様子を観察し撮影することができた。
 オスは、池の周囲の草叢でも確認できたが、雌雄の連結飛翔及び連結打空産卵は、水が落とされて露出した岸辺で、しかも木々で覆われた部分でのみ行われていた。満水時は樹木が池に張り出していて、水面を覆っているが、水がなくなると、その部分は枯葉や枯れ木が散在している。その場所において、雌雄が連結したまま空中から卵をばらまくという産卵を行っていた。

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ナニワトンボの連結打空産卵の写真

ナニワトンボ/連結打空産卵
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 1250(撮影地:愛媛県 2018.10.07 11:40)

ナニワトンボの連結飛翔の写真

ナニワトンボ/連結飛翔
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 1600(撮影地:愛媛県 2018.10.07 11:50)

ナニワトンボの写真

ナニワトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 400 +1 1/3EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07 11:28)

ナニワトンボの写真

ナニワトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 3200 +1 1/3EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07 11:30)

ナニワトンボの写真

ナニワトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 1000(撮影地:愛媛県 2018.10.07 11:34)

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オオキトンボ(連結飛翔)

2018-10-08 21:23:59 | トンボ/アカネ属

 オオキトンボ Sympetrum uniforme (Selys, 1883)は、トンボ科(Family Libellulidae)アカネ属(Genus Sympetrum)で、体に􄛿明瞭な斑紋がなく、脚も含めて一様に緑味のある橙黄色をもつトンボである。北海道から九州まで分布し、平地から丘陵地におけるため池周辺に生息するが、全国的に確実に減少しており、現在の確実な生息地(2016年の確認情報)は、青森、大阪、兵庫、香川、愛媛、高知、大分の7府県のみであり、いずれも極めて局所的に生息している。環境省RDBカテゴリでは絶滅危惧ⅠB類(EN)に選定されている。
 成虫は6月頃から羽化し、羽化後は、成熟するまで発生地のため池から離れて生活する。成熟した個体は10月頃からため池に戻って産卵するが、池の水落(池干し)がなされ、岸から浅い部分がなだらかに続くような場所でのみ行われる。「池干し」といった昔ながらのため池管理がされていなければ生息できないのである。

 オオキトンボは、これまでに5回兵庫県内のため池に通い3回ほど撮影したが、単独飛翔と草などのへの静止写真だけであった。今回は、愛媛県において雌雄の連結飛翔の写真と連結打水産卵の動画を撮影したので掲載したい。
 オオキトンボは、風も穏やかで良く晴れた日は、午前10時頃になるとオスは水際の草の上に止り、10時半頃になると水面をパトロールし始め、水面上でホバリングしながら、メスがやってくるのを待つ。ペアができると、連結飛翔しながら池底が露出してできた部分に打水(打泥)産卵する。この日は、10ペア以上が産卵を行っていた。
 本種は愛媛県のRDBでも絶滅危惧Ⅱ類に選定されている。当地は、比較的安定した生息が確認されているが、地域全体では、農業形態の変化に伴いため池の水管理や改修によって生息環境の悪化が心配されている。現在は、NPO法人によって情報収取・整備が行われ、今後は、地域住民、専門家、行政等関係者による保全活動計画の策定を目指していると言う。
 今回、貴重な生息地において、多くのオオキトンボを観察し、撮影できたことに感謝したい。

参照:オオキトンボ

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オオキトンボの連結飛翔写真

オオキトンボ/連結飛翔
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 640 +1 1/3EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07 10:40)

オオキトンボの連結飛翔写真

オオキトンボ/連結飛翔
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 640 +1 1/3EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07 10:44)

オオキトンボの連結飛翔写真

オオキトンボ/連結飛翔
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 320 +1 1/3EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07 10:09)

オオキトンボの飛翔写真

オオキトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 320 +1 1/3EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07 10:04)

オオキトンボの連結飛翔写真

オオキトンボ/連結飛翔
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/300秒 ISO 320 +1 1/3EV(撮影地:愛媛県 2018.10.07 10:18)

オオキトンボ/連結打水(打泥)産卵
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4(撮影地:愛媛県 2018.10.07)

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キトンボ(連結飛翔)

2017-10-12 23:11:53 | トンボ/アカネ属

 キトンボ Sympetrum croceolum (Selys, 1883)は、トンボ科(Family Libellulidae)アカネ属(Genus Sympetrum)。前後翅の基半部全面と翅端までの前縁が鮮やかなオレンジ色で体全体は橙黄色。斑紋はなく、成熟しても背面の赤味が少し増すくらいで真っ赤にはならないアカトンボの仲間である。6月中旬から12月中旬に出現し、平地から丘陵地の水面が開けた池沼に生息している。
 日本では、北海道、本州、四国、九州に分布するが、かなり減少傾向にある。環境省カテゴリに記載はないが、東京都、神奈川県、埼玉県では絶滅、群馬県、茨城県、静岡県、愛知県のRDBでは、絶滅危惧Ⅰ類に選定している。生息環境の悪化や消失よりも採集者により乱獲が減少原因のトップであり、2010年に数回にわたって撮影した埼玉県の多産地は、採集により激減し、現在では2~3頭見られるかどうかの状況だと言う。下記写真には、当時に撮影したものも掲載した。

 キトンボに限らず、採集による激減や絶滅は後を絶たない。採集者は、「採集で絶滅した例はない」であるとか「環境破壊をたたかずに虫屋(採集者)を叩くのはけしからん」等と勝手な事ばかり言うが、私に言わせれば、採集は「悪」である。特にチョウ類やホタルにおいては、悲しい事例が多い。確かに、環境の悪化や破壊、あるいは保全方法に問題もあるが、それ以上に、毎年繰り返される採集は大きな打撃を与える。環境省や自治体のRDBには法的効力を持たせ、記載のある種については採集を禁止すべきだろう。

 かつて、岐阜県においてオオゴマシジミを撮影していた時の事。次々に採集者が現れた。撮影者に気を遣ってくれるが、撮影が終わるとすべての個体が網の中へと消えていくのである。今年同じ場所を訪れてみたが、発生はゼロで採集者もいなかった。おそらく絶滅であろう。また、東京都内のメスアカミドリシジミの多産地においても、多くの採集者が採れるだけ採る。三角ケースには、何十頭ものメスアカミドリシジミが収まっているのである。美しい種や希少種であればあるほど、採集者の的になる。ホタルの乱獲は、販売が目的だ。その販売先は、ホテルや旅館、ホタル保存会や学校だから、開いた口が塞がらない。ただし、違法ではないから、始末が悪い。
 私も、40年以上前は昆虫採集の明け暮れていた。志賀昆虫で買った大きな捕虫網でチョウやトンボを捕り、桐の標本箱に並べた。その標本は、いまでも大切に保管しているが、今では、網ではなくカメラに持ち替えて写真を撮っている。コレクションのための採集はやるべきではないと思っている。一度だけ採集者に怒鳴ったことがある。「ここのチョウは採らせないぞ!」その輩は、ビックリして退散していったが、他の場所では、声に出さなくても「熊に食われろ!地獄に落ちて五寸釘に刺されろ!」などと心で思いながら、睨んでいることが多い。

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キトンボ(連結飛翔)の写真

キトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 320 +1/3EV(撮影地:新潟県 2017.10.08)

キトンボ(連結飛翔)の写真

キトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/640秒 ISO 200 +2/3EV(撮影地:新潟県 2017.10.08)

キトンボの写真

キトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 400(撮影地:埼玉県 2010.10.23 9:49)

キトンボの写真

キトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 320(撮影地:埼玉県 2010.10.23 10:14)

キトンボの写真

キトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 1250(撮影地:埼玉県 2010.10.23 10:31)

キトンボの写真

キトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F9.0 1/400秒 ISO 200(撮影地:埼玉県 2010.11.06 11:36)

キトンボの写真

キトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F9.0 1/250秒 ISO 250(撮影地:埼玉県 2010.11.06 11:38)

キトンボの写真

キトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F9.0 1/500秒 ISO 200(撮影地:埼玉県 2010.11.06 11:39)

キトンボの写真

キトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F9.0 1/320秒 ISO 320 +2/3EV(撮影地:埼玉県 2010.11.06 11:40)

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マダラナニワトンボ(連結飛翔)

2017-10-11 22:06:12 | トンボ/アカネ属

 マダラナニワトンボ Sympetrum maculatum Oguma, 1915 は、トンボ科(Family Libellulidae )アカネ属(Genus Sympetrum)であるが、成熟しても赤くならない。体長は、35mmほどでアカネ属最小のヒメアカネとほぼ同じだが、細いのでヒメアカネよりも小さく見えるトンボである。
 周囲に疎林があるミズゴケ湿原やイネ科の植物が生えている池などに生息するが、 生息地は極めて局所的で、2015年現在、山形県、福島県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、兵庫県の全国約20か所で確認されているだけである。環境省カテゴリでは、絶滅危惧ⅠB類(EN)に、自治体のRDBにおいても絶滅危惧Ⅰ類に選定され、極めて絶滅が危惧される種である。

 マダラナニワトンボは、2011年に福島県で撮影し、ホタルの独り言(PartⅠ)の記事「マダラナニワトンボ」に掲載しているが、今回、新潟県の生息地を訪れた。
 普段は、池の周囲の林内で生活し、午前11時頃になると池に集まり、14時頃まで繁殖行動をするが、この日は、10時頃には池に集まり始めた。産卵は、連結打空産卵で、雌雄が連結しながら飛翔し、空中から卵を落とすというものである。産卵場所は、水際から数10cm離れた池畔の乾いた土の上や草の上等である。11時頃になるとペアの数が増え、半径1mの範囲で10組以上のペアがふわふわと上下動を繰り返してながら連結打空産卵しているという光景が見られた。網を一振りすれば、そのすべてを採ることができるであろう。各地におけるマダラナニワトンボの減少の原因の1つが「採集」であるから、マナーの悪い昆虫採集愛好家と業者による乱獲から守るため、撮影場所については記載しない。

 福島県においては、本種の生息確認と図鑑的写真(静止)の撮影が目的であったが、今回は、生態的写真としての連結飛翔と打空産卵の撮影に挑戦である。個体数が多く、しかも至近距離で飛翔するので、連結飛翔の撮影は難しくないが、メスの腹部先端から小さな卵塊が落ちる瞬間を写すのは容易ではない。ファインダーを覗いていると、卵が落ちていくのを確認できるが、確認してからシャッターを押したのでは遅い。当然、連写での偶然を期待するしかない。5~7枚目は、ピンボケではあるがとりあえず落下する卵が写った写真である。

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マダラナニワトンボ(連結飛翔)の写真

マダラナニワトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 320(撮影地:新潟県 2017.10.08 10:57)

マダラナニワトンボ(連結飛翔)の写真

マダラナニワトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 640 +2/3EV(撮影地:新潟県 2017.10.08 10:53)

マダラナニワトンボ(連結飛翔)の写真

マダラナニワトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 640 +2/3EV(撮影地:新潟県 2017.10.08 10:53)

マダラナニワトンボ(連結飛翔)の写真

マダラナニワトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 640(撮影地:新潟県 2017.10.08 10:59)

マダラナニワトンボ(連結飛翔)の写真

マダラナニワトンボ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 640(撮影地:新潟県 2017.10.08 11:00)

マダラナニワトンボ(連結飛翔)の写真

マダラナニワトンボ(連結打空産卵)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 320 +1EV(撮影地:新潟県 2017.10.08 9:57)

マダラナニワトンボ(連結飛翔)の写真

マダラナニワトンボ(連結打空産卵)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 1250 +1/3EV(撮影地:新潟県 2017.10.08 10:08)

マダラナニワトンボ(連結飛翔)の写真

マダラナニワトンボ(連結打空産卵)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 1250 +1/3EV(撮影地:新潟県 2017.10.08 10:10)

マダラナニワトンボ(連結飛翔)の写真

マダラナニワトンボの連結飛翔
Canon EOS 7D / SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 200 +1/3EV(撮影地:新潟県 2017.10.8)

マダラナニワトンボ(連結飛翔)の写真

マダラナニワトンボの連結飛翔
Canon EOS 7D / SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 200 +1/3EV(撮影地:新潟県 2017.10.8)

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アキアカネとワレモコウ

2017-09-12 21:13:42 | トンボ/アカネ属

 アキアカネが少しずつ色づいてきた。写真は、先日標高1,600m付近の高原で撮影したものであるが、まだ避暑を楽しんでいるかのように多くのアキアカネが見られた。麓の水田では、稲が頭を垂れるように実っていたが、稲刈りはもうすぐ先のようである。あと半月もすれば、成熟して腹部がもっと赤くなったアキアカネが麓で見られるようになるだろう。
 アキアカネの生態等については、以下に記した過去ののブログ記事をご参照いただきたい。

参照:アキアカネアキアカネ(産卵)

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アキアカネの写真

アキアカネ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 500(2017.9.10)

アキアカネの写真

アキアカネ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 200 +1/3EV(2017.9.10)

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アカネ属の連結飛翔と産卵

2016-11-14 20:06:58 | トンボ/アカネ属

 アカネ属の連結飛翔と産卵について、すべての種類ではないがその様子を紹介したい。
 トンボは、雌雄が連結したまま飛翔するという他の昆虫にはない技を見せてくれる。連結は、その様子から「タンデム」(バイクで二人乗りすること)と呼ばれ、必ず前の個体がオスで、そのオスが腹端の付属器でメスの頭部を挟むことで形成されている。朝のうちに交尾を終えると、種類によっては連結態のまま産卵へ移行する。これが、アカネ属ではしばしば目にする連結飛翔産卵である。
 トンボは、メスが他のオスに奪われてしまうと、メスの生殖器に入っている精子を掻き出して自分の精子を渡すと言われている。オスは自身の精子の受精を確実なものとするために、交尾後、メスが産卵するまで他のオスから守らなければならない。そのため、オスとメスが連結したまま産卵するのである。
 トンボ類の産卵の仕方には、大きく分けて二通りある。一つは、植物の組織内に産みこむもので、もう一つは、飛びながら産むものである。アカネ属は後者で、連結飛翔しながら打水産卵、打泥産卵、打空産卵を行うが、種類によっては2~3種類の産卵スタイルを使いこなす。稀に途中で連結を解いてメスの単独産卵に移行することもある。その場合、オスは上空でホバリングしながらメスの産卵を見守ることが多い。
 連結飛翔産卵は、雌雄の見事な飛行技術による。トンボの飛翔の安定性は、黄金バランスによるものと考えられている。体長、翅の長さが黄金比に近く、翅は、フラクタル(入れ子)構造をしており、毎秒約20回程度の羽ばたき運動における翅の”剛性”を高めている。また、翅の先端はカテナリー関数の形をしており、風の抵抗を最小限度にする構造であり、4枚の翅にそれぞれ専用に付いている筋肉を使い、4枚の翅を巧みに操り重心をとりながら、ホバリング・急旋回・高速飛行などの様々な飛翔を可能にしている。
 雌雄の連結飛翔産卵は、トンボの飛行技術の極みと言えるだろう。雌雄の息の合ったコンビネーションにも見えるが、瀕死のメスとの連結飛翔が観察されていたり、オスの体温がメスより高いとも言われており、実際はオス主動で行われていると考えられている。

参考:東海大学橋本研究室/バイオインスピレーション手法に基づく飛翔昆虫の運動メカニズムの解明

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ネキトンボ

ネキトンボ / 連結打水産卵
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/1000秒 ISO 200(2010.9.26)

アキアカネ

アキアカネ / 連結打泥産卵
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 250(2016.11.6)

ミヤマアカネ

ミヤマアカネ / 連結飛翔
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F9.0 1/250秒 ISO 800 +2/3EV(2010.11.6)

キトンボ

キトンボ / 連結飛翔
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 400(2010.10.23)

ムツアカネ

ムツアカネ / 連結打泥産卵
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/640秒 ISO 200(2016.8.20)

マユタテアカネ

マユタテアカネ / 連結打泥産卵
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 500 +1/3(2014.10.4)

マユタテアカネ

マユタテアカネ / 連結飛翔
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F4.0 1/500秒 ISO 2000(2014.9.23)

ノシメトンボ

ノシメトンボ / 連結打空産卵
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F4.0 1/500秒 ISO 320 +1(2014.10.11)

ナツアカネ

ナツアカネ / 連結打空産卵
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 640 +2/3EV(2014.10.18)

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アキアカネ(産卵)

2016-11-08 21:11:22 | トンボ/アカネ属

 アキアカネ Sympetrum frequens (Selys, 1883)は、記事「アキアカネ」として紹介したばかりだが、その記事では飛翔ばかりの写真を掲載したので、今回は、雌雄ペアの連結飛翔と打泥産卵の様子を紹介したい。後日、アキアカネを含む「アカネ属の連結と産卵」についての記事を掲載したいと思うので、産卵等についての記述は、この記事では省くことにする。

 11月上旬になると、関東の平野部でも紅葉がはじまり、正午を過ぎると陽の光の弱々しさに若干の寂しさを感じる。すっかり刈り取りの終わった水田に残る僅かな水たまり。そこでは、最盛期を過ぎて数も少なくなったアキアカネが何頭か飛んでいる。畦に座り込んで見ていると、連結したオスとメスがやってきた。どちらも腹部が赤く色付いている。しばらくすると、あたかも1頭のトンボであるかのように息の合った飛翔で産卵を始めた。
 次の世代に命をつなげようと産卵している姿は、昆虫の生態の1シーンにしか過ぎないが、それは壮大なドラマの1シーンでもあり、晩秋の陽を浴びながら雌雄が飛ぶ様は、郷愁さえ覚える 日本の原風景の1つでもある。

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アキアカネ

アキアカネ/連結飛翔
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200(2016.11.6)

アキアカネ

アキアカネ/産卵
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 250(2016.11.6)

アキアカネ

アキアカネ/産卵
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 320(2016.11.6)

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オオキトンボ

2016-11-05 18:12:30 | トンボ/アカネ属

 オオキトンボ Sympetrum uniforme (Selys, 1883)は、トンボ科アカネ属で、体色は全体が橙黄色で目立つ斑紋はなく、翅全体も薄い橙色になり成熟しても赤化しない。未成熟のショウジョウトンボに似るが、本種には前胸に長い毛があり、腹部が扁平ではないことで区別できる。また、キトンボにも似ているが、翅の色の着き方やメスの産卵弁の形状で区別できる。
 オオキトンボは、遠浅で抽水植物が繁茂して岸辺が湿地状に広がり、また秋に池底が露出する平地や丘陵地にある比較的大きなため池に生息する。成虫は6月下旬頃に羽化し、夏は池から離れて草原や林などで過ごし、9月下旬頃に再び池に戻ってきて繁殖活動を行う。風も穏やかで良く晴れた日は、午前10時頃になるとオスは草むらからでてきて水際の草の上に止り、10時半頃になると水面をパトロールし始め、水面上でホバリングしながら、メスがやってくるのを待つ。ペアができると、池底が露出してできた湿地状の部分で産卵する。産卵は、晴れた日の午前11時頃から昼過ぎまでの間に行われる。

 オオキトンボは、北海道から九州まで分布するが、現在の確実な生息地は青森県、兵庫県、愛媛県、香川県、大分県にあるが、いずれも極めて局所的である。

  1. 比較的大きなため池であること
  2. 樹林や草原が隣接していること
  3. 秋に水が落とされて水際が後退し、池底が露出してできた湿地状の部分ができること

等が生息の必須条件になっており、生息環境の悪化等により全国各地で減少が著しい。2000年の環境省RDBカテゴリでは、絶滅危惧II類に選定されていたが、2012年の環境省RDBカテゴリでは、絶滅危惧ⅠB類(EN)にランクが上がっている。関東地方では1970年代から減少が著しくなり、千葉、茨城、東京、神奈川の各都県では絶滅。さらに岐阜、三重、福井、滋賀、奈良、広島などの各県でも絶滅したようである。

 筆者が単独で4年間探し回って、兵庫県内に生息地を見つけたのが2013年。しかも兵庫県に4回訪れた後に、ようやく撮影できた。
 兵庫県はため池の数が全国第一位で大小4万以上の「ため池」があるが、生息条件を満たす「ため池」は多くはない。しかしながら、秋にため池の水を落とすように行政が指導していることや、農家の方々が積極的に水落を行っていること、また、オオキトンボは、繁殖環境を求めて分散移動する性質があるために、現在でも絶滅することなく、その姿を見ることができる。
 今年は、雌雄の連結飛翔と打水産卵の撮影が目的で、2013年の時と同じ場所に訪れた。3日の午前2時に自宅を出発して、生息地に午前9時に到着。驚いたことに、生息池に水がほとんどない。大きな池の中央部近くまで歩いていけるほどであった。2013年では、岸近くまで水があり、水際の湿地帯で産卵が行われていたが、今年は、あまりにも水が少なすぎる。オオキトンボは、 オスが2頭、岸辺の茂みで確認できたが、時刻になってもホバリング等は行わなかった。かなり成熟しているのか、暗い褐色がかった色であった。また、11時過ぎに隣接する別の池で、1ペアが連結産卵を行っているのを確認できたが、撮影までには至らなかった。
 尚、掲載した写真1~3は、本年に撮影したもので、写真4~6は2013年に撮影したものである。

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オオキトンボ

オオキトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/800秒 ISO 200(2016.11.3)

オオキトンボ

オオキトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 200 -2/3EV(2016.11.3)

オオキトンボ

オオキトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 200(2016.11.3)

オオキトンボ

オオキトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X / 絞り優先AE F9.0 1/1000秒 ISO 2500(2013.11.2)

オオキトンボ

オオキトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X / 絞り優先AE F9.0 1/1000秒 ISO 1000(2013.11.2)

オオキトンボ

オオキトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X / 絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 2500(2013.11.2)

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アキアカネ

2016-10-30 15:48:28 | トンボ/アカネ属

 アキアカネ Sympetrum frequens (Selys, 1883) は、日本に生息する18種類のアカネ属に分類されるトンボの一種で、ロシア、中国、朝鮮半島、日本に分布する普通種である。平地または丘陵地、低山地の水田、池沼等で繁殖するが、6月頃に羽化した成虫は、しばらく周囲で過ごした後、日中の気温が20~25℃程度の標高の高い高原や山岳地帯へ移動して、7月~8月の盛夏を過ごす。アキアカネは、低温時における生理的な熱保持能力は高いが、高温時の排熱能力が低いため暑さに弱く、気温が30℃を超えると生存が難しくなることから、高地へ移動すると考えられている。(同属のナツアカネ Sympetrum darwinianum (Selys, 1883)は、夏でも低地から姿を消さないため、ナツアカネの和名が与えられている。)
 アキアカネは、高地において盛んに餌を食べ体重が2~3倍に増加し、十分成熟したオスは腹部が橙色から鮮やかな赤に変化する。そして、およそ秋雨前線の通過とともに山を降り、平地や丘陵地、低山地へと移動するのである。関東地方では大群で移動するのが観察されており、筆者も、空一面がアキアカネで覆われるほどの光景を何回か目撃している。
 平地では繁殖活動を行うわけだが、ある「特定の」水田等に集まる。産卵に選ぶ典型的な場所は、稲刈りの終わった水田に出現する水溜りのような場所で、雌雄が結合したまま水面をたたくように産卵する連結打水産卵、或いは泥の部分をたたくように産卵する連結打泥産卵を行う。そして卵で越冬し、翌春、代搔きが行われる頃に孵化し、6月頃に羽化する。アキアカネは、水田耕作の営みに見事に一致した生活史を送っているのである。

 「アキアカネ絶滅のピンチ」という記事が数年前の新聞に掲載された。普通に見られる「赤とんぼ」が絶滅に向かう恐れがあるというものだ。環境省RDBに記載はないものの、大阪、兵庫、三重、富山、長崎、鹿児島の6府県では絶滅が危惧される種として選定しており、鹿児島県ではほとんど見ることが出来ない種として、2014年から「絶滅危惧種」に位置づけ、三重県でも2015年の3月に、新たに「準絶滅危惧種」に加えている。
 水田を繁殖の場とするアキアカネは、水田の減少と殺虫剤が大きく影響する。石川県立大の上田哲行名誉教授によると、1990年代に認可されたイミダクロプリド、フィプロニルといった成分を使った新しいタイプの農薬の出荷量が増加した地域とアキアカネ減少の地域が一致し、それら地域では、2000年ごろから急激に減少が始まり、2009年時点では半数以上の府県で、1990年の1000分の1以下に減少しているという。一方、従来の農薬(パダン)を使った場合は、農薬を使用しなかった場合と同程度の羽化が見られることから、最近のアキアカネの急激な減少は、フィプロニルなど新農薬(殺虫剤)の増加によるものと考えられている。
 これらの新農薬は「浸透性殺虫剤」と呼ばれ、イネの育苗箱用殺虫剤として広く使われている。イネが地中から農薬を吸収し、イネの葉などを食べた害虫を殺すというものだ。田植え後の農薬散布の手間が省け、成分が環境中に撒かれないことから“エコ”な農薬ともいわれているが、ネオニコチノイド系殺虫剤よりもトンボ類に対して強い影響を示すことが判明している。農作物の栽培において殺虫剤は、害虫の発生をコントロールするために必要な資材であるが、生態系や生物多様性に対する影響に配慮しながら活用していくことが望まれる。

 アキアカネを撮影した場所は、ホタルをはじめ、イトアメンボ、コオイムシ、モートンイトトンボなどの貴重な昆虫が多く生息しているが、秋深くなりつつある10月末においても、アキアカネは盛んに飛び回り、繁殖行動を行っていた。

参考論文

  1. 上田哲行,神宮字寛 (2013) アキアカネに何が起こったのか:育苗箱施用浸透性殺虫剤のインパクト.TOMBO, Fukui, 55: 1–12.
  2. 平成26年度 農薬の環境影響調査業務 報告書 - 独立行政法人 国立環境研究所
  3. 実験水田を用いた農薬の生物多様性への影響評価~浸透移行性殺虫剤がもたらすトンボへの影響~ - 独立行政法人 国立環境研究所

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アキアカネ

アキアカネ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO 200 -1EV(2016.10.29)

アキアカネ Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO 200 -1EV(2016.10.29)

アキアカネ

アキアカネ(連結飛翔)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 640(2016.10.29)

アキアカネ

アキアカネ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 600(2016.10.29)

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ムツアカネの産卵

2016-08-21 22:39:47 | トンボ/アカネ属

 ムツアカネ Sympetrum danae (Sulzer, 1776) は、トンボ科アカネ属であるが、オスは成熟しても赤くならず黒色化する「黒い赤とんぼ」である。体長は3cmほどで、最小のヒメアカネより少し大きい。北海道、秋田、岩手、福島、群馬、新潟、長野、岐阜の各県にのみ分布し、北海道と東北では、平地の 挺水植物の茂っている池や湿地にも生息するが、本州では生息場所が限定され、標高1,500メートル以上の山岳地帯の高層湿原や池沼に局地的に生息しており、成虫は7月下旬から10月中旬まで見られる。
 和名の「陸奥」は、陸奥(青森県と岩手県の一部に相当する地域)のような寒冷地に多く生息していることに由来すると言われているが、青森県では1942年を最後に記録がなく、 絶滅したと考えられる。環境省RDBに記載はないが、群馬県RDBでは絶滅危惧Ⅰ類、福島県と秋田県、岐阜県のRDBでは準絶滅危惧種に選定している。

 ムツアカネは、羽化水域を遠く離れることはほとんどなく、羽化直後の若い個体は湿原周辺の草むらや木立のあいだに静止しており、成熟すると高層湿原や池沼にて交尾、産卵が行われる。交尾は、午前中に行われ、産卵も午前中からお昼過ぎにかけて行われる。連結打泥産卵である。
 今回訪れた池では、一週間前には1頭も見られなかったが、今回はたくさんのペアが産卵を行っていた。降雨量が少ないためか一週間で水位が下がり、岸から水際の間に泥の部分が露出したことでそこがムツアカネの格好の産卵場所になっていた。

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ムツアカネ

ムツアカネ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 250(2012.9.22)

ムツアカネ

ムツアカネ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 200(2016.8.20)

ムツアカネ

ムツアカネ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/640秒 ISO 200(2016.8.20)

ムツアカネ

ムツアカネ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 200 +2/3EV(2016.8.20)

ムツアカネ

ムツアカネ(産卵)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 200 +2/3EV(2016.8.20)

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