東京昆虫記

都内の片隅に残された自然のなかで生きる昆虫たちの写真

...Represent Real in Tokyo...

湿地に陽射しがとどく頃

2016年07月28日 | トンボ
どんよりとした梅雨空の雲間から陽射しが届いたタイミングで、羽化を済ませたカトリヤンマが次々と飛び立っていく。
それらを見送った後、その場所から視線をずらし、水中から延びるタデ科の植物が群生する方に目を向けると、
今度はイトトンボクラスの大きさのトンボが羽化の真っ最中。
休む間もなくカメラを向けた。

ホソミオツネントンボ ♂(羽化)


ホソミオツネントンボ ♀(羽化)


ホソミオツネントンボ ♂(未成熟)とホソミオツネントンボ ♂(成熟)

何時飛ばれてもおかしくない状態にジワジワと近寄り、なんとなく両方にピントが合う位置でシャッターを切った中の1枚。
念願であった羽化後の未成熟個体と前年に発生した成熟個体が並んで静止する場面の撮影も叶い嬉しい限り。

ホソミオツネントンボ ♂(羽化)


全てD810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

撮影日:7月24日

撮影地:東京都多摩西部
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

気になる湿地で

2016年07月27日 | トンボ
真夏の蒸し暑さはいったい何処へいってしまったのかというほど、涼しい日曜日の早朝に向かったのは、
前回、長寿なホソミオツネントンボの成熟個体を撮影した湿地。

ホソミオツネントンボの羽化撮影目的と、
その他にも、カトリヤンマ、リスアカネ、ネキトンボなどの生息環境にも当てはまると感じていて、
丁度カトリヤンマの羽化時期に相当していると詠み、そっと湿地の奥へと入り込んでみると、そこには...



カトリヤンマ ♂(羽化)

早朝に訪れても既に翅を開いている事がほとんどで、このステージから撮影ができたのは久しぶりである。

カトリヤンマ ♀(羽化)

水田ではなく湿地から発生しているカトリヤンマの羽化を撮影したのは今回が初めて。
貴重な記録となった。
また秋にはこの場所での飛翔、産卵を狙ってみたい。


全てD810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

撮影日:7月24日

撮影地:東京都多摩西部
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

安曇野へ

2016年07月26日 | いろいろ
金曜日は有休を取り、午後から出発して一泊の家族旅行で安曇野へ訪れた。
温泉と食事を堪能、翌朝チェックアウトした後、帰り道にあった自然公園に寄り、園主催の自然観察会に参加。
全く情報を仕入れずに立ち寄ったこの自然公園は、なんとオオルリシジミの生息地である事が判明。
残念ながら成虫のシーズンは終了とのこと。
ハルニレの樹液場ではカブトムシの相撲大会が繰り広げられ、水路では縄張飛翔するオニヤンマの姿に、
都会では聴けないエゾゼミの音、ルーペによる植物観察も楽しめ、子供たちは大喜び。

しかし、ガイドさんに案内されただけでは物足りなかった自分は、妻にお許しをいただき、案内していただいた場所とは別のエリアを小一時間ほど散策して虫探しを楽しんだ。
とりあえずトンボの生息種が知りたいと思い、池を覗いたものの、小綺麗にされているせいか、偶々か、全くトンボの姿が無くガッカリ。。。

水田と水路に隣接する草地にて、ようやく数種類の虫に出会えた。

ミヤマシジミ

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

ミヤマアカネ ♂(未成熟)

D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

オツネントンボ ♀(未成熟)

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
ナデシコが咲く草地で出会えて嬉かったのがこのオツネントンボ。
東京では春先の生殖活動期にしか出会ったことしかなく、夏場はどんな場所で生活をしているのか気になっていたところ。
今回の観察により、なんとなくではあるがそれを知る事ができた。


撮影日:7月23日

撮影地:長野県安曇野市
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

雨後のミヤマクワガタ

2016年07月21日 | 甲虫
ミヤマクワガタ

D810+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
子供の頃、夏休みに入るとすぐ母の実家に20日間滞在。
近所の友達を誘って、雨の日以外はほぼ毎朝クヌギ林へと出向き、クワガタ採りを楽しんでいた。
中でもミヤマクワガタが一番のお気に入り。
何故かミヤマクワガタに限っては、天気の良い日よりも台風後や雨後に活動が盛んで、そんな日はミヤマクワガタばかりがたくさん採れた。
大人になった今でもこのカッコイイ姿を見たく、真夏の雨後はドキドキしながら雑木林に足を運ぶのが楽しみだ。

撮影日:7月16日

撮影地:東京都多摩西部
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

梅雨空の田んぼで

2016年07月20日 | トンボ
木曜金曜と区部や多摩地区でゲリラ豪雨が2日間続いた東京。
土曜日の朝は、まだその余韻が残り、どんよりとした梅雨空が広がっていた。
そんな気象条件であれば、深夜に羽化を済ませたカトリヤンマがまだ飛ばずにいてくれるのではと思い、
田んぼへと急行、カトリヤンマの羽化姿を探した。
すると...

カトリヤンマ ♂(羽化後)



カトリヤンマ ♀(羽化後)

晩夏から晩秋にかけて田んぼの土中に産卵された卵は、卵の状態で越冬。
翌年の5月中旬、田んぼに水が張られた後に孵化し、それからおよそ2ヶ月で羽化の時期を迎え、
成虫となる驚異の成長スピードを持つヤンマである。


全てD810+Cosina Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2

撮影日:7月16日

撮影地:東京都多摩西部
コメント
この記事をはてなブックマークに追加