ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、趣味で撮影した昆虫や日本の四季
自然風景の写真も紹介しています。

心如水

2020-05-10 19:50:02 | 風景写真

 まだ、霧が晴れない。社会全体の見通しもそうだが、心の中にわだかまりがあって、さっぱりしない。いつ希望の光が差してくるのだろうか?

 「心如水」(心は水のごとく)という言葉がある。これは「水は四角い器だと四角に収まり、丸い器だと丸く収まる。形だけでなく、川に流れる水は浅瀬をさらさらと流れ淵はゆったりと流れる。色が付く事もあるが、水の性質は変わらない。心もそうである。」という意味らしい。
 水は、沸騰することもあれば氷にもなる。生命の源であるが、濁流となって大切なものを破壊することさえある。人の心も同じである。イライラしたり、怒ったり怒鳴ったり・・・ブログにて、誤解を生む記述とともに私個人を中傷し、脅迫とさえ受け取れる記事が掲載されれば、表面上は冷静に対処しても、心の中は煮えたぎる。記事がサーバーから削除されなければ沸点に達するだろう。
 人の心は複雑なものである。感じ方、感想、視点は人によってまったく異なる。私もその日の気分によって違うことを考える。「心如水」。こんな時だからこそ、心に沁みる言葉である。

 緊急事態宣言が発令されての外出自粛要請。私の住む東京都は解除されていないので、この土日も結局ずっと家の中で過ごした。前記事にて、基本事項を遵守しながら 5月16日から自粛要請対象外である活動を再開させると述べたが、それも天候次第。要請は「お願い」で法的強制力がないのは承知の通りだが、国と東京都(神奈川県や千葉県、埼玉県)からの根拠ある「お願い」である。3密ではなくても、都県をまたぐ移動は要請を無視することになるので、当然のことながら、道義的責任から都県をまたぐ移動は緊急事態宣言発令後はしていないが、今のところ、次の土日も外出自粛になりそうである。
 写真撮影は、4月1日にゲンジボタルの幼虫上陸を撮ってからは、4月19日に庭で梅の実を撮ったのみ。この土日は、HDに保存しているRAWデータを10年前から1つずつ見ながら選んで現像することに費やした。今回は、その中から本ブログ未掲載のもの5枚を選んで掲載した。
 明日からは、また朝5時半に出勤である。皆さんの生活を支えるために頑張りたいと思う。

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、1024*683 Pixels で掲載しています。ウェブブラウザの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorer等ウェブブラウザの画面サイズを大きくしてご覧ください。

朝霧の写真

朝霧
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/125秒 ISO 800(撮影地:静岡県 2010.7.03)

水に映る光景の写真

水に映る光景
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/125秒 ISO 1250(撮影地:東京都 2010.9.26)

森の中の光芒の写真

森の中の光芒
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/125秒 ISO 250 -2/3EV(撮影地:栃木県 2014.7.26)

せせらぎの写真

せせらぎ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F11 1秒 ISO 100(撮影地:青森県/奥入瀬渓流 2010.7.18)

せせらぎの写真

せせらぎ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F11 1秒 ISO 100(撮影地:青森県/奥入瀬渓流 2010.7.18)

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最上の一枚とは

2019-12-22 13:36:52 | 風景写真

 あっという間に令和元年も残すところ一週間余りとなってしまった。例年通り、一年を振り返って、この一年に撮影した昆虫と自然風景の自己ベストを掲載したいと思うが、その前に「最上の一枚」について、個人的に考えておきたい。

 写真撮影は趣味である。ただし、求める一枚には、趣味だからとかアマチュアだからというマイナス思考はなく、自分なりに信念や情熱をもって臨んでおり、ブログやFacebookに掲載する以上は、見て下さる方々からの評価も気になる。だからといって「いいね」を多く獲得しようと、あえてインスタ映えするようなものを撮る気はなく、自身が求める最上の一枚を目指している。
 昆虫写真の場合は、目的の種との出会いに苦労することも多いが、マクロで的確に写せば図鑑的、生態学的見地から貴重な記録として残すことができ、目的は達成できる。一方、自然風景写真は昆虫写真ともスナップ写真とも違う。写実には違いないが、単なる記録ではなく芸術作品でありたい。「絶景」ともなれば美しい自然そのものが芸術だ。絶景とは、辞書で引くと「他に例えようもない、すばらしい景色。」とある。特に、簡単には人間を寄せつけない大自然の圧倒的な美しさは、まさに「絶景」であり、秘境でなくても気象条件によって極限られた時にしか見られない光景も「絶景」と言えるだろう。そんな「絶景」には、これまで数多く出会い、そして撮影してきた。しかし昨今、その「絶景写真」に疑問を持ち始めている。

 以下の写真は、信州上高地の「霧氷の田代池」と、その撮影が叶うまで何回も通い続けた際に撮影した「田代池」である。「霧氷の田代池」がいかに絶景であるか一目瞭然である。この光景は、厳冬期に行けば、いつでも見られる訳ではない。様々な気象条件が合致しなければならないのである。何度も通うことで知識を得て、条件を見極める事ができるようになり撮影できたが、果たしてこれは「最上の一枚」と言えるのであろうか?

 厳冬期の上高地に入るには、相当な覚悟が必要になる。11月中旬の「上高地閉山式」が終わると、上高地までバスやタクシーで行くことも出来なくなる。沢渡の冬期指定駐車場に駐車し、予め予約したタクシーで中ノ湯まで行き、そこからは徒歩である。まずは、照明の消えた真っ暗な長さ1.3km、傾斜約10度の急坂である「釜トンネル」を登る。トンネルを抜けると気温はマイナス23℃。鼻もまつ毛も瞬間に凍りつく。大正池までの区間は降雪状態により至るところで雪崩が発生するので、細心の注意が必要になる。トンネル出口から、およそ1.2kmで大正池、そこから約1.8kmで田代池に到着する。
 運よく「霧氷の田代池」に出会えても辛抱が続く。霧氷が輝くのは朝陽が当たってからなので、向かいの霞沢岳(標高2,646m)の稜線から太陽が顔を出す午前10時過ぎまで待たなければならない。撮影した時は、池畔で2時間待った。スキーウエアは霜で真っ白になり、カメラバックから出したレリーズのコードも凍って丸まったまま。結果的には「霧氷の田代池」を撮ることができたが、苦い想いもある。
 私は田代池に一番乗りし、良いと思う場所に三脚をセットし待機した。しばらくすると同じ撮影者が次々と来られ、三脚をセット。ここは5~6人も並べばもう三脚を立てる場所はない。私より1時間も遅くきた方々は三脚を立てる場所がなく、仕方なく後方へ。すると、その方々のなかの一人が私の三脚の足が邪魔だとぶつぶつ文句・・・迎えのタクシーの事もあり、時間切れで撮影を終えて早めに撤収すると「やっと、どいたぜ」の一言。言い返したい言葉を飲み込んで、その場を後にしたが、嫌な思い出も一緒に持って帰ることになった。

 有名な景勝地では、カメラマン同士の揉め事が多い。長野県の阿智村へ「駒つなぎの桜」を撮りに行った時は、狭い範囲に50人がひしめき合っての撮影。場所取りでの喧嘩も目撃した。大勢集まればのマナーの悪いカメラマンもいるのである。
 私も何度も訪れている新潟十日町の「星峠」。新潟日報によれば、今年の5月の連休中には1日千人が押し寄せたという。連休のさなか、深夜に細い山道をバックで上っていた車が 約15メートル下の棚田に転落。運転していた男性が死亡する事故が発生した。昨年も同じ場所で転落事故が起きた。この田はオイル漏れから作付けできなくなり、土を入れ替えたばかり。事故発生時は田植えの直前だった。「もうここでは米を作れない」。現場の棚田の所有者で峠集落に住む女性は、ここでの米作りを諦めた。「先祖が苦労して開墾した棚田だが、2度も事故があって気落ちしてしまった」と表情を曇らせる。
 迷惑行為は頻発している。集落の住民によると、田や畑に、三脚の跡や車のタイヤ跡があった。ごみを農地や道路に捨てる人、あぜで用を足す人も多いという。さらに農作業中の住民にポーズを指示する人、撮影の邪魔だから農作業をやめろという人まで出現。無断で撮影された住民が、知らない間に雑誌に出ていたということもあったという。また撮影地へ向かう際、深夜から未明にかけて集落内を車が行き来し、騒音で「眠れない」と訴える住民もいるという。
 場所取り、身勝手な「邪魔物の排除」。私有地に「お山の大将」のわがもの顔で進入する。ゴミを放置する。カメラマンは何様なのだろうか?良い写真を撮るためなら何をしても良いわけではない。

 ホタルの撮影でも問題が多い。ホタルは自らの発光が繁殖行動の要であり、ホタルに光を向けるのは繁殖行動を阻害することになる。にも関わらず、懐中電灯、ストロボ、車のライト・・・を向ける。「水辺のカマラマン」と称するプロのカメラマンが、ホタルにストロボを当てて撮影した写真をブログに掲載し、その撮影方法を解説していたのでコメントしたら、驚く返答があった。(原文そのまま。一部抜粋)

「ストロボを使用するホタル撮影は、ホタルの繁殖行動に悪影響を及ぼしてしまいます。」 などという記述も含めて、私には極論に感じられました。
 弱い懐中電灯の明かりやほんの数回のストロボの発光が、ホタルの繁殖行動に目くじらを立てるほどに悪影響を及ぼすのなら、なぜ、町の中の光がたくさん存在しホタルの活動時間帯に車が絶えず通るような場所にも、ホタルが多数生息する場所があるのでしょうか? また古河さんは、ホタルの観察に出かける際に、ヘッドライトをつけた車に乗ることはないのでしょうか?
 そもそもマナーは、人それぞれが自分なりに一生懸命に考えることであり、他人に押し付ける筋合いのものではないと考えます。ホタルを大切にしましょうという主張は、ホタルのためではなくて、突き詰めると、ホタルを好きな誰かのためなのです。 もしも人間が存在しないのなら、実はホタルはどうなってもいいのです。ホタルに関して言うと、まずは事実が大切です。本当に懐中電灯の光や数回の発光が、目くじらをたてるほどの悪影響があるのか? ホタル愛好家が自分たちが好きなホタルの見方を、自然保護の名目で押しつけようとしていないか?せいぜい自分のホームページ内で主張すべきことだと思うのです。

 ルールには強制力があるが、マナーは、個人が自発的におこなう周囲への配慮であり、他人に強要すべきことではないかもしれない。確かに町の灯りが漏れる所や車が頻繁に通る所にもホタルは生息している。しかし、ホタルはそのなかでも灯りが直接当たらない場所に移動して交尾をしているのである。ホタル全体の発生期間は3週間くらいだが、メスの発生期間は2週間。その内、月明かり、低温、強風の日は繁殖行動が抑制されるから、交尾に適した日数はほんの数日しかない。しかも、1日1時間ほどだ。そのチャンスを懐中電灯の光やストロボの数回の発光で邪魔をすればどうなるだろうか?カメラマンは何様なのだろうか?良い写真を撮るためなら何をしても良いわけではない。

 掲載した「霧氷の田代池」は、まさに絶景であり、貴重な記録であり撮影して残すことに意義がある。こうした光景は今後も撮っていきたいと思うが、この時の一枚は、「最上の一枚」ではない。なぜなら、私が対峙したのは目の前の自然ではなく、背後で文句を言うカメラマンだったからだ。
 どんな絶景であっても、有名な景勝地において「定番」と言われる光景の向かいには、数人から数百人ものカメラマンがいる。パンダを見るかのようにひしめき合っているのである。エコツーリズムの精神を持たないカメラマンによるマナーの悪さ、横並びしたカメラマンとの人間関係。それぞれカメラやレンズが違い、若干構図が違い、RAW現像時の調整値が違っても、おそらく大きな違いはない一枚。少々うんざりしてきた。
 私にとって最上の一枚とは、冷静に自然と対峙し、自分の心を見つめ、自分が感動し、人々にも感動していただけるオンリーワンの写心だ。

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田代池の写真

田代池
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F16 1/8秒 ISO 800 -2/3EV(撮影地:長野県松本市/上高地 2012.11.03 7:34)

田代池の写真

田代池
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 0.5秒 ISO 100 -2EV(撮影地:長野県松本市/上高地 2012.11.10 6:58)

田代池の写真

田代池
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 0.4秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:長野県松本市/上高地 2012.12.23 7:48)

霧氷の田代池の写真

霧氷の田代池
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F18 1/6秒 ISO 50 +1EV(撮影地:長野県松本市/上高地 2013.1.05 10:19)

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デジタル写真~現像とフォトレタッチ

2019-12-10 20:43:51 | 風景写真

 フィルムと違ってデジタル写真はパソコンで修正や加工ができ、実際に撮影した風景とは違うものを簡単に作り出すことができる。存在するものを「ない方が良いから」と消したり、逆に、無いにもかかわらず「あればもっと良いから」と付け加えることもできる。それは、創出アート作品として成り立つかもしれないが、風景写真、昆虫生態写真、報道写真等の観点からは「写真」とは言えないし、写真コンテストにおいては、フォトレタッチを認めている場合を除いて審査対象外になる。とは言え、デジタル写真は、RAWで撮影し、後に撮影者の記憶色によって現像することになるから、RAW現像時におけるガイドラインも必要だ。
 ある風景写真のコンテストでは、応募要項に以下の注意事項(ガイドライン)が記載されており、該当する作品は審査対象外となる。

  1. 異なる場面を合成したもの
  2. 画面に写っていたものを消去すること(レンズのホコリや小さなゴミの消去は除く)
  3. 補正の範囲を超えた色彩の演出、変換
  4. 写っているものを部分的に焼き飛ばす、または焼きつぶすこと
  5. 極端にトリミングされた作品

 RAW現像時に行う露出補正やWBの調整、色調やコントラストの調整、トリミング等、一般的な画像の調整はフォトレタッチには当たらず、センサーについたゴミを取り除くことも認められているが、原版となるRAWとかけ離れている場合は、過度なレタッチであり、NGであるという。コンテストの応募にRAWデータを添えることも条件のようだ。

 私は、1975年からOLYMPUS OM-2 というフィルムカメラで写真撮影を始め、昨今ではCanon EOS 5D Mark Ⅱ 及び Canon EOS 7D というデジタル一眼レフで撮影している。 Canon は、撮影時に「風景」「ポートレート」「ニュートラル」等というPicture Styleの設定があり、撮影シーンに合わせた細かい色の調整が撮影時にできるが、私は常に階調優先の「ニュートラル」にてRAWで撮影し、Lightronn cc にてパソコンで現像(画像調整)作業を行っている。
 Picture Styleの「ニュートラル」は、明暗差が大きい被写体でも繊細な質感を残したい時、鮮やかな色彩の中の微妙なニュアンスを表現したい場合に適している。コントラストは控えめに、彩度は強調を行わないため、他のスタイルに比べて白飛びや色の飽和が起きにくく、抑制のきいたしっとりとした表現となる。より豊富なディテールが情報として残っているため、後のPCでの現像に適した画質が撮影できるのである。
 以下に1例として、霧ケ峰で撮影した「霧氷とダイヤモンドダストとサンピラー」のRAWデータそのものの画像(2枚目)と撮影から7年近く経った今回再現像(1枚目)したものを並べてみた。現像前のRAWデータをみると、コントラストも彩度も低く、このままでは見た目とも違う。現像は記憶色に頼るため、現像する毎に若干違う結果になることも多いが、再現像すると私自身の中で感動が再び蘇る。それもデジタルならではの楽しさなのかも知れない。
 当ブログに掲載している私の風景写真、昆虫写真は、写真コンテスト等に応募したこともなければ、これからもするつもりはなく、あくまで私自身の楽しみであるからガイドラインに拘ってはいないが、30年以上もフィルムで撮影してきたので、デジタルであっても原版のRAWデータとかけ離れるような過度なレタッチはしないようにしたい。

追記~ホタルの飛翔風景における合成について

 ホタルの飛翔風景における、長時間露光と合成について触れておきたい。
 ホタルを撮影する場合、フィルムでは一回のシャッター時間が長い長時間露光が基本であり、夜間の背景が写るまで露光することが適正露出で、数秒から1時間に及ぶこともある。一方デジタルでは、ノイズの問題もあり、数秒露光によって撮影した数枚から数十枚の写真をパソコンで重ね合わせる手法が主流となっている。薄暗い時間帯に撮った背景にホタルをの光を重ねれば、フィルムでは表せない美しい写真が出来上がる。また、重ね合わせる枚数を増やせば、ホタルの光(光跡)はいくらでも増やすことができる。問題は、昆虫生態写真、風景写真として成り立つかである。
 勿論、昆虫生態写真ではない。なぜなら、予め撮影した背景とホタルの光だけの場面は全く同じ場所で構図であり、重ね合わせるホタルの光跡写真の露光時間の合計が一発露光のフィルムの露光時間と同じであっても、デジタルの場合は少なくとも1秒と言うタイムラグがあり時間的連続性がない。それゆえ昆虫生態写真とは言えないのである。風景写真コンテストのガイドラインからは、大きく外れてはいないと思うが、コンテストによっては「一回のシャッター」という決まりもあるようなので、厳密に言えば単なる見栄え重視の創作写真であろう。私もそのようなデジタル写真を撮影し掲載しているが、それを理解した上で、見て頂く方々に誤解のないよう注釈を添えている。

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霧氷とダイヤモンドダストとサンピラーの写真

霧氷とダイヤモンドダストとサンピラー(現像後)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/250秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ケ峰 2013.1.27 7:31)

霧氷とダイヤモンドダストとサンピラーの写真

霧氷とダイヤモンドダストとサンピラー(調整前のRAWデータ)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/250秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ケ峰 2013.1.27 7:31)

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環水平アーク

2019-05-13 21:28:31 | 風景写真

 環水平アーク(circumhorizontal arc)が、5月4日と5日に日本各地で出現し、11日にも関東や甲信エリアで見られた。
 環水平アークとは、気象庁によれば大気光学現象(虹色現象)の一種で、太陽の下にほぼ水平な虹色の帯が発生する現象のことである。虹のように見えるが発生メカニズムが異なり、太陽光が高層の大気中にある微小な氷の結晶を通過する際に屈折することで生じるという。また、太陽から約46度離れたところに現れるため、太陽高度が地上から58度以上の位置で、低空に雲がないことが条件になると言われている。日本では、年に数回、3月~9月頃のお昼前後にしか見られないレアな現象の一つらしい。

 11日の正午頃、前記事に記載したギフチョウを撮影中に、空に横たわる虹が目に入った。色が濃く、太い帯であった。初めて目にする光景にチョウの撮影を中断し、急いで林の中から出てカメラを向けた。断片的であったため、最初は同じく虹色をした彩雲かとも思ったが、後のニュースで環水平アークであると判明。
 この現象は、ほんの数分間で消えてしまった。単なるスナップ写真であるが、珍しい現象ゆえに掲載した。

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環水平アークの写真

環水平アーク
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/5000秒 ISO 200 -1EV(撮影地:長野県 2019.5.05 11:51)

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四季の自然風景

2018-11-23 15:19:45 | 風景写真

 四季の自然風景と題して、2010年から2017年の間に撮影した自然風景の中から16点を選んでみた。ここで今一度初心に戻って、私自身のために、自然風景写真に対する考えを整理しておきたいと思う。

 1975年、OLYMPUS OM-2 というフィルムカメラで写真を撮り始めた。現在でも、写真撮影は単なる趣味である。写真学校にも通っていないし、誰にも師事していない。撮影機材は最高級ではないし、撮影できる日は週末だけ。それでも、アマチュアだからという妥協はしたくない。そんな気持ちで撮り続けて43年。フィルム時代の被写体は主に昆虫で、ホタル、特にゲンジボタルの生態写真は、ポジフィルムで1,500カットを越える。2010年にデジタルカメラを購入してからは、自然風景写真も積極的に撮り始めた。
 昆虫写真は、目の前の被写体に対して、その種類や形態の特徴が分かる図鑑写真を撮る、あるいは生活史の一部瞬間という生態写真を撮るという目的を持って、その美しい姿を美しく写したい。勿論、被写体がいなければ撮ることができず、また産卵や羽化などのシーンに出会うのも苦労する。運の良さと生態の知識、そして撮影技術が必要だ。被写体とそのシーンに出会えれば結果は残せるし、場合によっては学術的に貴重な記録にもなるだろう。では、自然風景写真はどうだろうか。

 自然風景写真は、自然の「美」を表したものに他ならない。まずは「美しい風景」に出会うことが必要だ。では「美しい風景」とは、どのような風景だろうか。そもそも「美」とは、広辞苑によれば「知覚・感覚・情感を刺激して内的快感をひきおこすもの」、ブリタニカ百科事典では「美には直接の感覚による美があるが、他方、直接感覚に依存せず精神的に感じられる美もある」としている。つまり「美しい風景」とは、人の心を激しく揺さぶるような、見る人に強烈な印象を残し、見る人の記憶に深く刻み付けられる「情景」なのであろう。
 「情景」は、いつも、どこにでも存在するのだろうか。見る人の感じ方によって様々であろう。日本には有名な景勝地が多くあり、絶景と言われる風景もあるが、その風景を単に写しても眺めた結果でしかない。おそらく、造形という固定的なものに色彩や光などと言った変動的な要素が加わり、そこに何か心から感じるものがばければならないだろう。
 心から感動する情景に出会ったら、自分は一体、何を美しいと感じ、何に感動しているのかを明確に認識すること。そしてそれをどう表現すればよいのかを考えた上で、構図、露出を決定して、シャッター・チャンスを狙って撮る。それが、自然風景写真なのだと思う。
 撮影した自然風景は、一枚の印画紙、或いはjpeg画像をWebで公開することで結果(作品)となる。フィルムでは、印画紙への印刷時やデジタルスキャニングで多少の調整ができるものの、撮影時で結果の90%以上が決まると言っても過言でないだろう。一方、デジタルカメラでの撮影は、RAWで撮影すれば、現像ソフトでかなりの調整ができる。ポジフィルムほどの情報量はないが、細かな露出の調整ができるため、フィルムでは不可能であった領域も表現できる。当然、過度の修正を加えれば現実とは違う風景になり、情景とはほど遠いものになってしまうから慎むが、撮影後にもう一度見つめ直すことができる点では、作品作りに有利であるかもしれない。

 これまでに関東甲信越を中心に「桜」「新緑」「紅葉」「霧氷」等をテーマにして自然風景写真を撮ってきた。ここに2010年から2017年の間に撮影した自然風景の中から勝手ながら自己満足の高い写真を16点選んで掲載してみたが、並べてみれば有名な景勝地の定番という風景が多い。中には、現地に何度も通ったり、マイナス23℃という極寒の中を徒歩で何キロも歩いて撮影した写真もあるし、勿論、自分なりに感動した情景なのだが、「目の前の自然と対峙して得た結果か」と問われれば自信がない。
 今年も年末に、この一年で撮影した自然風景(昆虫の写真も)の中から、自己満足の範疇でベスト10を決めて掲載しようと思う。今回掲載した16点と比べて進歩のない写真ばかりかもしれないが、多くの反省を踏まえつつ、今後も撮り続けようと思う。

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上高地/田代池の霧氷の写真

上高地/田代池の霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F18 1/6秒 ISO 50 +1EV(撮影地:長野県松本市/上高地 2013.01.05)

ダイヤモンドダストとサンピラーの写真

ダイヤモンドダストとサンピラー
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/250秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2013.01.27)

カラマツ霧氷の写真

カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F16 5秒 ISO 400 +1EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2013.01.27)

美ヶ原高原の霧氷の写真

美ヶ原高原の霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 0.8秒 ISO 100 +1/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19)

蒲生の棚田の写真

蒲生の棚田
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/100秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県十日町市 2015.4.25 5:46)

今井の桜の写真

今井の桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F4.0 1/250秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:千葉県白井市 2016.4.9 6:13)

駒つなぎの桜の写真

駒つなぎの桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F1.4 1/1600秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県下伊那郡阿智村 2014.4.19)

山桜の写真

山桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/30秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:東京都奥多摩町 2014.4.19 6:50)

中綱湖/オオヤマザクラの写真

中綱湖/オオヤマザクラ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 0.5秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県大町市 2017.5.04)

大山千枚田の写真

大山千枚田
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F16 1/30秒 ISO 100(撮影地:千葉県鴨川市 2012.4.7)

奥四万湖/浮島の写真

奥四万湖/浮島
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 0.5秒 ISO 100(撮影地:群馬県吾妻郡中之条町 2016.5.15)

ヒメボタルの写真

ヒメボタル
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / バルブ撮影 F1.4 3秒×69カット多重 ISO 1600(撮影日:2012.06.08)

ゲンジボタルの写真

ゲンジボタル
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / バルブ撮影 F1.4 30分相当多重 ISO 400(撮影日:2017.6.09)

美人林の写真

美人林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 1/4秒 ISO 100 -1EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08)

まいめの池/紅葉の写真

まいめの池/紅葉
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/4秒 ISO 100(撮影地:長野県松本市・乗鞍高原 2015.10.18)

九十九谷の写真

九十九谷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F11 1/100秒 ISO 100(撮影地:千葉県君津市 2016.2.21)

雲見千貫門の写真

雲見千貫門
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F22 1.3秒 ISO 100(撮影地:静岡県賀茂郡松崎町 2012.1.2)

富士山と霧氷の写真

富士と霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 0.5秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県塩尻市・高ボッチ高原 2012.12.02)

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天使のはしご

2018-11-15 19:47:40 | 風景写真

 天使のはしごとは、雲間から光が漏れて、太陽光線の柱が地上へ降り注いで見える自然現象のことである。「天使のはしご」という呼び名は、ヤコブが夢の中で、雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、そこを天使が上り下りしている光景を見たという旧約聖書創世記28章12節に由来しているらしい。気象用語では「薄明光線」や「光芒」と呼ばれている。少し前のブログ記事(秋は「夕暮れ」)の2枚目の写真「日本海に沈む夕日」が、典型的な「天使のはしご」と言えよう。
 本記事では、里山に降り立つ「天使のはしご」を集めてみた。天から降り立つ神々しさよりも、地上に降り注いだ自然現象的な印象が強い写真ばかりではあるが、これらは、限られた条件のもとに見られる光景であり、光の魅力と魔力を感じた一時であり、私的には「生命のはしご」と呼びたい。

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

棚田と光芒の写真

棚田と光芒
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 1/50秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市/星峠 2013.5.18 5:05)

棚田と光芒の写真

棚田と光芒
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 1/15秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:新潟県十日町市/星峠 2013.5.18 4:57)

棚田と光芒の写真

棚田と光芒
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 1/40秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市/星峠 2013.5.18)

棚田と光芒の写真

棚田と光芒
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 1/80秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:新潟県十日町市/星峠 2013.5.18)

棚田と光芒の写真

棚田と光芒
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/125秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:千葉県鴨川市/大山千枚田 2018.3.25)

湖と光芒の写真

湖と光芒
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG / 絞り優先AE F11 1/400秒 ISO 200 +1EV(撮影地:千葉県君津市/亀山湖 2015.11.29)

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美人林(春~秋)

2018-05-02 18:54:08 | 風景写真

 美人林は、新潟県十日町市松之山の丘陵に約3万平方メートルにわたって樹齢90年ほどのブナの木が生い茂る林である。昭和初期、木炭にするため、この辺りのブナはすべて伐採され原野となったが、その後、全てのブナがまっすぐ均一に成長し、幹の太さや高さが整って、すらりとした立ち姿が美しい林になったと言われる。
 掲載の順序が逆になったが、4月21日の新潟遠征の際にも立ち寄った。残雪を期待したが、驚いたことは林床には全く雪がなかった。情報によれば4月16日では、残雪と根開けが見られたが、 たった5日ですべて溶けてしまったようである。午前7時だと言うのに、カメラマンは数人。唖然としながらも、静まり返った林の中で新緑の美しさに心癒された。

 本記事では、これまでに撮影した美人林の春から秋を並べてみました。(今回撮影した写真は2枚目)ブナ林の美しさは伝わると思うが、どの写真もスナップ的で作品とは言えないものばかり。霧であったり光芒であったり・・・そうした+αが欠けている。
 思えば、美人林には蒲生の棚田や儀明の棚田の次に向かっている。つまり一番のメインにしていないため、素晴らしい瞬間を逃していることもあろう。十日町市は美しい風景が随所にある。 また美しい時期が重なることが多い。決して近くない場所だけに、どれもこれも撮りたいが、今後は、事前調査・準備をもっと行い、綿密な計画のもと天候とも相談しながら、1つ1つ丁寧に撮って行こうと思う。
 年頭に「2018年の撮影目標」を掲げた。目標では、自然風景は一段落し、今後は昆虫ばかりになっているが、狙うチョウやトンボは難しい種類ばかり。生態写真どころか、図鑑写真すら撮れない種もある。目標にはないが、心折れる毎週末の合間に、心を癒してくれる「自然風景」を撮ろうと思う。

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美人林(残雪)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/5秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県十日町市 2015.4.25)

美人林(新緑)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F16 0.3秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市 2018.4.21)

美人林(初秋)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 1/4秒 ISO 100 -1EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08)

美人林(紅葉)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 1.3秒 ISO 100 -1EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.11.12)

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シダレグリ

2018-02-12 11:03:11 | 風景写真

 シダレグリ自生地がある長野県辰野町の「小野のシダレグリ自生地」を訪れた。
 シダレグリは、通常の栗の木と異なり枝が傘状に垂れ下がっている。この独特の樹形は、突然変異により「しだれ」と「頂芽が数年で枯れて側芽が成長する」という二つの性質を併せ持ったためにつくられたもので、いわば盆栽の仕立てをシダレグリ自ら行っているようなものだと言う。
 江戸時代より存在は知られていたが、シダレグリの実はヒトの小指の爪よりも小さく食用にはならないため、地元の人々は昔からこの森には近付くこともなく、また、曲がりくねった奇怪な樹形は天狗の仕業によるものと考え、付近一帯を天狗の森などと呼び、近隣の村人は恐れて近付こうとしなかったと言う。そのため、長年にわたり自然の状態が維持された結果、3.4haのシダレグリの純林が形成されたものと考えられている。現在では、大小さまざまなシダレグリの木が800本ほどが純林を形成し、最大のものは周囲4m余りの巨木もある。「小野のシダレグリ自生地」は、1920年(大正9年)7月17日に国の天然記念物に指定されている。

 「小野のシダレグリ自生地」は、しだれ栗森林公園内にあり、長野自動車道の岡谷ICから20分ほどで行けるが、町道69号線(塩嶺大城パークライン)が12/28~3/30まで終日全面通行止め。後に、中央道伊北ICから国道153号を塩尻方面に走り、中央本線「小野駅」手前の「しだれ栗入口」を右折すれば車で自生地まで行けることが分かったが、そんな事は知らないため、通行止めのゲート近くに駐車して、片道3kmの雪道を徒歩で往復した。
 初めて見るシダレグリ。人が植えたのではなく、自生している光景にまず驚く。葉をすべて落とした冬の降雪後は、地面の白い雪を背景に「奇怪」とも言える樹形が引き立つが、この日は曇っていたため、どうしても観光案内的な写真になってしまう。夕方から雪の予報で、翌日は晴れ。おそらく芸術的な光景が見られるに違いないが、翌朝は霧ヶ峰の霧氷を優先したい。仕方なく、一番目を引く老木を撮って、また3kmの雪道を歩いて戻った。

参考:辰野町教育委員会

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シダレグリの写真

シダレグリ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 1/200秒 ISO 100(撮影地:長野県辰野町 2018.2.10)

シダレグリの写真

枝垂れ栗(モノクロ)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/30秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県辰野町 2018.2.10)

小野のシダレグリ自生地の写真

小野のシダレグリ自生地(モノクロ)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/10秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県辰野町 2018.2.10)

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RAWデータをすべて失う

2018-01-28 20:22:01 | 風景写真

 RAWデータとは、デジタル一眼レフ等の高品位な写真編集を行うためのファイル形式で、画像データの素材である。筆者は、デジタル一眼レフでの撮影時は、すべてRAWデータだけでカメラ内のコンパクトフラッシュに記録し、帰宅後にPCに取り込んでLightroomで現像しているのだが、27日から28日にかけて撮影した風景写真およそ200枚を現像しようと、いつものようにコンパクトフラッシュをカードリーダーに付けてPCにつないだところ、「デバイスに異常がある」とかで取り込めず、結局、撮影したRAWデータすべてが消えてしまったのである。

 27日17時に自宅を出発。向かった先は信州・開田高原。まずは、気温マイナス13℃の深夜に「木曽馬の里」で星空を2時間半かけて撮影し、日の出時刻には、2014年に噴火した御嶽山のモルゲンロートを撮影。その後、末川に移動して気温マイナス15℃の中、1時間かけて川霧と霧氷を撮影した。これらすべての写真データが失われてしまったのである。
 こんな事は初めてである。その後に点検したところ、カメラとコンパクトフラッシュ、データ保存にも異常は見られなかった。極寒に中で酷使した影響なのかは分からないが、気象状況を見ながら綿密に計画し、思い通りの光景に出会えた結果がすべて失われたショックは大きい。失ってしまったことは悔やんでも悔やみきれないが、今後は同じ事が起きないよう原因を突き止め対策を立てたい。
 出会うことができた素晴らしい光景は、筆者の脳裏にあるのみでお見せすることはできないが、今回の遠征はロケハンと割り切り、気象状況を見ながら再度挑戦したいと思う。そして、今回見た光景を上回るその場の最上に美しい光景をしっかりと収め、作品にしたいと思う。

 掲載写真は、本記事内容とも関係がなく今回撮影したものでもない。霧氷を追い求め始めた2010年。毎週のように挫折しながら撮影した「八千穂レイクの冬景色」と、その翌年にようやく霧氷らしい写真を撮ることができた「山中湖畔のカラマツ霧氷」を再現像して記載した。この写真を見ることで当時を思い出し、次への決戦に向けて気持ちを奮い立たせようと思う。

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八千穂レイク(冬景色)の写真

八千穂レイクの冬景色
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 1/4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県南佐久郡八千穂高原 2010.12.12)

山中湖畔のカラマツ霧氷の写真

山中湖畔のカラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/5秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:山梨県山中湖村 2011.1.3)

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岳樺

2017-10-23 20:30:53 | 風景写真

 そろそろ自然風景写真に本腰を入れたい季節。この秋、まだ紅葉の風景写真も撮っていない。しかしながら秋雨前線と台風21号の影響で大荒れの週末。高知県でのホタル講演会が一週間前で良かったが、数日前から体調を崩したこともあり、この土日は家でゴロゴロ。チョウとトンボ、それぞれまだ撮影予定があるが、色々と計画を練り直したり、過去に撮影した写真を見直したりという机上の作業で休日を終えてしまった。
 何年も前のRAWデータを見直し、今の私自身の感性で再現像してみるとハマるものがある。そん中から、この記事では2点を掲載したい。葉をすっかり落とした岳樺(ダケカンバ)。枝先が赤く、またその白い枝ぶりが何とも不思議な雰囲気を醸し出している。
 岳樺は、カバノキ科カバノキ属の落葉広葉樹。別名は草紙樺(ソウシカンバ)。白樺とよく似ているが、白樺よりも更に高い高度に分布する。また、樹皮が白樺よりもかなり赤茶色がかっている点、葉にやや光沢があるで区別できる。

 本ブログは、日記的なものではないから更新頻度が少なく、また時として旬の写真ではないことをご勘弁いただきたい。

参考:ダケカンバのある風景

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岳樺の風景写真

岳樺
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 0.5秒 ISO 100 -1EV(撮影地:栃木県日光市 2010.11.27)

岳樺の風景写真

岳樺
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 1/4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:栃木県日光市 2010.11.27)

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星峠と美人林(初秋)

2017-10-09 15:52:13 | 風景写真

 星峠と美人林は、新潟県十日町市松之山ある棚田とブナ林である。季節的には、ちょっと中途半端ではあるが、久しぶりの自然風景撮影。松之山を代表する2つの景勝地を訪れた。

 星峠は、「にほんの里100選」に選ばれ、2009年のNHK大河ドラマ「天地人」のオープニング映像にも使用されたことで広く知られるようになった。2013年の5月に「水鏡の水田と朝霧」そして「光芒」、2015年12月には「雪景色」を撮影している。今回、新潟県内においてトンボの撮影がメインであったが、前日が雨で翌日は晴れ、しかも南風が入って気温が高い天気予報であったため霧が発生すると思い、トンボ撮影の前に訪れてみることにした。
 現地の駐車場に午前1時に到着。天気は晴れで、予想通りの霧。仮眠後、午前3時より撮影開始。夜霧と棚田が月明りに照らされていたが、その後は何と雨!棚田から霧が消えていく・・・。夜明け時刻になると雨は止み、霧も復活。しかしながら、今度は濃霧で棚田が見えない状況に。景色は刻々と変化していく。まさに一期一会である。
 棚田は、まだほとんど稲刈りがされておらず、従って水田の水鏡はを写すことができなかったが、初秋の星峠の光景も移りゆく四季の一部であり、日本の原風景に違いはない。

 美人林は、樹齢約80年ほどのブナの木が一面に生い茂っている丘陵。昭和初期、木炭にするため、この辺りのブナはすべて伐採され原野となったが、その後、ブナが一斉に育ち、すらりとした立ち姿が美しい林になった。ゆえに「美人林(びじんばやし)」と呼ばれるようになったという。美人林も2013年の5月と2015年4月に訪れ、残雪から伸びるブナの木と新緑、そして根本の「根開き」を撮影している。
 夜明け前から撮影していた星峠の棚田が濃霧で何も見えなくなってしまったので、急遽、美人林に移動。やはり霧に包まれ幻想的な光景が広がっているに違いないとの思いで車を飛ばす。途中の道にも霧。期待が膨らむが、現地には霧が発生していなかった。プラスアルファの要素が欠けることに多少の残念さは残るが、こういったことは、風景写真を撮る遠征では、よくあることである。後は、目前にある風景と対峙して、その中で感じた自らの感動を整理し、感じたことを写真に表現するしかない。

 星峠と美人林は、今回は珍しく撮影者がとても少なかった。時期的なものなのだろう。ゆっくりと時間をかけて撮りたいところではあったが、メインは、あくまでもトンボ撮影。美しい景色に後ろ髪を引かれながら、トンボの生息地へと向かった。
 棚田は、12月に初雪が降った時に、美人林は11月の紅葉の季節に再び訪れる予定である。

参照:星峠の棚田星峠の光芒星峠(冬景色)
美人林美人林(4月)

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星峠の棚田の写真

星峠の棚田
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 13秒 ISO 6400 -1EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 2:56)

星峠の棚田の写真

星峠の棚田
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 1.3秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 5:39)

星峠の棚田の写真

星峠の棚田
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F11 4秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 5:35)

星峠の棚田の写真

霧にむせぶ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/15秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 6:04)

美人林の写真

美人林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 0.4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 6:34)

美人林の写真

美人林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 1/4秒 ISO 100 -1EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 6:45)

美人林の写真

美人林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 1/5秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 6:49)

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カラマツ林

2017-08-21 21:50:06 | 風景写真

 カラマツ林は、ほとんど戦後の植林によって作られたものだ。山地帯や亜高山帯など比較的寒冷な土地や火山灰の痩せ地などスギの植林が困難な地域でも十分に育つため大規模な植林が行われ、人工のカラマツ林が広く分布している。自然林は、上高地なし本州中部の標高1,500mほどの山岳地帯に限られる。
 カラマツは日本原産で、唯一落葉する針葉樹である。春の芽吹きの緑や、秋の黄金色に輝く紅葉・・・北原白秋は、詩「落葉松」で軽井沢のカラマツ林の美しさを詠んでいる。

  • カラマツの林を過ぎて
  • カラマツをしみじみと見き
  • カラマツはさびしかり
  • たびゆくはさびしかり

 この時期は、昆虫の撮影を主として出かけているが、撮影できずに心が折れることがしばしばである。そんな時、ふと自然風景に目を向けると癒される光景に出会う。
 カラマツ林は、四季を通じて表情を変える。その光景は、見る人によって見方や感じ方に相違があるだろうから、主観的な意見はここでは避け、私が感じて撮影したカラマツ林の写真を掲載するに留めたい。
 以下の写真は、カラマツ林の緑、紅葉、そして霧氷であるが、春先の新緑をまだ撮っていない。来年には「カラマツ林の四季」としてまとめたいと思う。

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カラマツ林(緑)の写真

カラマツ林(緑)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F5.6 1/160秒 ISO 1000 +1/3EV(撮影地:長野県富士見町/入笠湿原 2017.8.13)

カラマツ林(紅葉)の写真

カラマツ林(紅葉)
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 1秒 ISO 100(撮影地:山梨県甲州市/一之瀬高原 2011.11.5)

カラマツ林(初冬)の写真

初冬のカラマツ林
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 1秒 ISO 100(撮影地:長野県松本市/美ヶ原高原 2011.11.23)

カラマツ林(霧氷)の写真

カラマツ林(霧氷)
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F16 5秒 ISO 400 +1EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2013.1.27)

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森の朝

2017-07-21 22:07:30 | 風景写真

 森に朝日が差し込む様は、眠っていた森が目覚める瞬間であり、生命感溢れる時である。
 森を散策中に撮影したスナップ写真ではあるが、旅の思い出として残しておきたいと思い掲載した。

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森の朝の写真

森の朝
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 2000(2017.7.17)

森の朝の写真

森の朝
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 1250(2017.7.17)

森の朝の写真

森の朝
Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM / 絞り優先AE F6.3 1/125秒 ISO 250 -2/3EV(2014.7.26)

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東山魁夷に学ぶ

2017-06-21 22:22:03 | 風景写真

 東山魁夷(1908年~1999年)は、昭和を代表する日本画家の一人で、作品の多くに青い絵の具を使うことから「青の画家」とも呼ばれた。平明な描写のなかに深い精神性と豊かな叙情を湛えた風景画は、日本人の自然観や心情を普遍的に表現したものとして高く評価され、私の好きな画家の一人である。お会いしたことはないが、戦後から千葉県市川市に住んでおられ、やはり画家であった私の叔父に親友でもあった。

 私は、会社員であるがホタルを長年研究しており、写真撮影を趣味としている。ホタルをはじめ、多くに昆虫類の図鑑写真や生態写真を撮ることを楽しんでいるが、美しい自然の風景写真の撮影にも信念を持って取り組んでいる。
 私が撮影した自然風景写真のいくつかは、多くの方々から「東山魁夷」の日本画のようだと評価を頂く。画伯が描いた日本画のモデルとなった場所にて撮影することもあるが、勿論、画伯の作品を真似るつもりはなく、当然、画伯の芸術性や精神性に及ぶはずもない。しかしながら、画伯の自然風景との対峙を無意識の内に学び、影響を受けているのかも知れない。
 「写真」は写実であり「絵」とは違う。しかしながら、自然風景写真は、自然という芸術に対して、ただ闇雲に感覚だけに頼ってシャッターを切っていたのでは、皆が美しいと感じ、それぞれ色々な思いを馳せて頂ける「作品」にはならず、単なる「記録」で終わってしまう。自然風景写真は、美しい光景を目の前にした時に、「美しい」という抽象的で漠然とした感覚を「1枚の写真」というものに具体化することであり、それには、自分は一体、何に感動し、何を美しいと感じているのかを明確に認識し、そしてそれをどう表現すればよいのかを考え、構図、露出を決定して、シャッター・チャンスを狙って撮ることだと思っている。

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御射鹿池の写真

御射鹿池
Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM / 絞り優先AE F11 4秒 ISO 200 -1EV(撮影地:長野県茅野市 2010.6.20 4:26)

美人林の写真

美人林
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/5秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県十日町市 2015.4.25)

カラマツとソウシカンバの写真

カラマツとソウシカンバ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 0.5秒 ISO 100(撮影地:栃木県日光市 2012.5.19)

駒つなぎの桜の写真

駒つなぎの桜
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F1.4 1/1600秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県下伊那郡阿智村 2014.4.19)

龍珠院の桜の写真

龍珠院の桜
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F5.6 1/4秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2012.4.14)

九十九谷の写真

九十九谷
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AEF11 1/5秒 ISO 100(撮影地:千葉県君津市 2016.2.21)

九十九谷の写真

九十九谷
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F11 1/100秒 ISO 100(撮影地:千葉県君津市 2016.2.21)

城ヶ崎海岸の写真

城ヶ崎海岸
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 20秒 ISO 1600 -1/3EV(撮影地:静岡県伊東市 2015.1.03)

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.

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ネモフィラ(みはらしの丘)

2017-05-05 16:04:10 | 風景写真

 ネモフィラは、ムラサキ科ネモフィラ属(Nemophila)に分類される植物の総称で、カナダ、アメリカ、メキシコに11種が分布していると言われている。属名の「Nemophila」は、ギリシャ語で「小さな森」を意味する「nemos」と「愛する」を意味する「phileo」を語源とし、ネモフィラの原種が森周辺の明るい日向に生息することに由来している。
 代表的な種には、青い花で中心部が白い Nemophila menziesii Hook. & Arn. があり、多く栽培もされており、インシグニス・ブルーとも言われる。英語では「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」と呼ばれ、和名は瑠璃唐草(ルリカラクサ)。花言葉は「可憐」「あなたを許す」「清々しい心」「どこでも成功」などがある。

 ネモフィラは、茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」に、日本一のネモフィラ畑「みはらしの丘」がある。約450万本のネモフィラが丘一面を埋め尽くし、「青の絶景」や「空と繋がる丘」として各メディアでも紹介され、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」として、海外からも注目されているという。
 数年前から存在は知っていたが、今回、運良く行くチャンスに恵まれた。開花から時間が経っていたため、ネモフィラの色が少し薄くなっており、また、初訪でロケハンなし、イメージトレーニングもなしでの撮影のため、単なる観光写真で終わってしまった。

 ゴールデンウイーク2日目の30日は、前の記事で紹介した奥四万湖を撮影したが、後半の3日と4日は知人と車中一泊二日の中遠征。
 3日午前2時半に自宅を出発して、途中で知人を乗せて茨城県へ。話題のネモフィラを撮影後は、ムカシヤンマのヤゴと羽化を撮影。その後、栃木県に移動して、ツバメシジミ、ギンイチモンジセセリ等を撮影。それから、長野県の白馬村へ移動。まずは、中綱湖をロケハンをし、ファミレスで夕食を済ませて無料の大駐車場で就寝。
 4日は、午前2時に起床し、まずは完璧に近い条件のもとで中綱湖のオオヤマザクラを撮影。その後、ヒメギフチョウを撮影し、昼に撤収。知人を送り届けて、18時に無事帰宅。走行距離 938km。予定していたのに撮れなかった種もあるが、まずまずの遠征であった。撮影した写真は、順次掲載の予定である。

お願い:写真は、正確にお伝えすべく、1024*683 Pixelsで掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

ネモフィラの丘の写真

ネモフィラ(みはらしの丘)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F16 1/13秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:茨城県国営ひたち海浜公園 2017.5.03)

ネモフィラの丘の写真

ネモフィラ(みはらしの丘)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F16 1/8秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:茨城県国営ひたち海浜公園 2017.5.03)

ネモフィラの丘の写真

ネモフィラ(みはらしの丘)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F16 1/13秒 ISO 100(撮影地:茨城県国営ひたち海浜公園 2017.5.03)

ネモフィラの丘の写真

ネモフィラ(みはらしの丘)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F16 1/13秒 ISO 100(撮影地:茨城県国営ひたち海浜公園 2017.5.03)

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