ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、様々な昆虫や美しい日本の四季
自然風景の写真も撮っています。

美人林(春~秋)

2018-05-02 18:54:08 | 風景写真

 美人林は、新潟県十日町市松之山の丘陵に約3万平方メートルにわたって樹齢90年ほどのブナの木が生い茂る林である。昭和初期、木炭にするため、この辺りのブナはすべて伐採され原野となったが、その後、全てのブナがまっすぐ均一に成長し、幹の太さや高さが整って、すらりとした立ち姿が美しい林になったと言われる。
 掲載の順序が逆になったが、4月21日の新潟遠征の際にも立ち寄った。残雪を期待したが、驚いたことは林床には全く雪がなかった。情報によれば4月16日では、残雪と根開けが見られたが、 たった5日ですべて溶けてしまったようである。午前7時だと言うのに、カメラマンは数人。唖然としながらも、静まり返った林の中で新緑の美しさに心癒された。

 本記事では、これまでに撮影した美人林の春から秋を並べてみました。(今回撮影した写真は2枚目)ブナ林の美しさは伝わると思うが、どの写真もスナップ的で作品とは言えないものばかり。霧であったり光芒であったり・・・そうした+αが欠けている。
 思えば、美人林には蒲生の棚田や儀明の棚田の次に向かっている。つまり一番のメインにしていないため、素晴らしい瞬間を逃していることもあろう。十日町市は美しい風景が随所にある。 また美しい時期が重なることが多い。決して近くない場所だけに、どれもこれも撮りたいが、今後は、事前調査・準備をもっと行い、綿密な計画のもと天候とも相談しながら、1つ1つ丁寧に撮って行こうと思う。
 年頭に「2018年の撮影目標」を掲げた。目標では、自然風景は一段落し、今後は昆虫ばかりになっているが、狙うチョウやトンボは難しい種類ばかり。生態写真どころか、図鑑写真すら撮れない種もある。目標にはないが、心折れる毎週末の合間に、心を癒してくれる「自然風景」を撮ろうと思う。

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美人林(残雪)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/5秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県十日町市 2015.4.25)

美人林(新緑)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F16 0.3秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市 2018.4.21)

美人林(初秋)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 1/4秒 ISO 100 -1EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08)

美人林(紅葉)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 1.3秒 ISO 100 -1EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.11.12)

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シダレグリ

2018-02-12 11:03:11 | 風景写真

 シダレグリ自生地がある長野県辰野町の「小野のシダレグリ自生地」を訪れた。
 シダレグリは、通常の栗の木と異なり枝が傘状に垂れ下がっている。この独特の樹形は、突然変異により「しだれ」と「頂芽が数年で枯れて側芽が成長する」という二つの性質を併せ持ったためにつくられたもので、いわば盆栽の仕立てをシダレグリ自ら行っているようなものだと言う。
 江戸時代より存在は知られていたが、シダレグリの実はヒトの小指の爪よりも小さく食用にはならないため、地元の人々は昔からこの森には近付くこともなく、また、曲がりくねった奇怪な樹形は天狗の仕業によるものと考え、付近一帯を天狗の森などと呼び、近隣の村人は恐れて近付こうとしなかったと言う。そのため、長年にわたり自然の状態が維持された結果、3.4haのシダレグリの純林が形成されたものと考えられている。現在では、大小さまざまなシダレグリの木が800本ほどが純林を形成し、最大のものは周囲4m余りの巨木もある。「小野のシダレグリ自生地」は、1920年(大正9年)7月17日に国の天然記念物に指定されている。

 「小野のシダレグリ自生地」は、しだれ栗森林公園内にあり、長野自動車道の岡谷ICから20分ほどで行けるが、町道69号線(塩嶺大城パークライン)が12/28~3/30まで終日全面通行止め。後に、中央道伊北ICから国道153号を塩尻方面に走り、中央本線「小野駅」手前の「しだれ栗入口」を右折すれば車で自生地まで行けることが分かったが、そんな事は知らないため、通行止めのゲート近くに駐車して、片道3kmの雪道を徒歩で往復した。
 初めて見るシダレグリ。人が植えたのではなく、自生している光景にまず驚く。葉をすべて落とした冬の降雪後は、地面の白い雪を背景に「奇怪」とも言える樹形が引き立つが、この日は曇っていたため、どうしても観光案内的な写真になってしまう。夕方から雪の予報で、翌日は晴れ。おそらく芸術的な光景が見られるに違いないが、翌朝は霧ヶ峰の霧氷を優先したい。仕方なく、一番目を引く老木を撮って、また3kmの雪道を歩いて戻った。

参考:辰野町教育委員会

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シダレグリの写真

シダレグリ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 1/200秒 ISO 100(撮影地:長野県辰野町 2018.2.10)

シダレグリの写真

枝垂れ栗(モノクロ)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/30秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県辰野町 2018.2.10)

小野のシダレグリ自生地の写真

小野のシダレグリ自生地(モノクロ)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/10秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県辰野町 2018.2.10)

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RAWデータをすべて失う

2018-01-28 20:22:01 | 風景写真

 RAWデータとは、デジタル一眼レフ等の高品位な写真編集を行うためのファイル形式で、画像データの素材である。筆者は、デジタル一眼レフでの撮影時は、すべてRAWデータだけでカメラ内のコンパクトフラッシュに記録し、帰宅後にPCに取り込んでLightroomで現像しているのだが、27日から28日にかけて撮影した風景写真およそ200枚を現像しようと、いつものようにコンパクトフラッシュをカードリーダーに付けてPCにつないだところ、「デバイスに異常がある」とかで取り込めず、結局、撮影したRAWデータすべてが消えてしまったのである。

 27日17時に自宅を出発。向かった先は信州・開田高原。まずは、気温マイナス13℃の深夜に「木曽馬の里」で星空を2時間半かけて撮影し、日の出時刻には、2014年に噴火した御嶽山のモルゲンロートを撮影。その後、末川に移動して気温マイナス15℃の中、1時間かけて川霧と霧氷を撮影した。これらすべての写真データが失われてしまったのである。
 こんな事は初めてである。その後に点検したところ、カメラとコンパクトフラッシュ、データ保存にも異常は見られなかった。極寒に中で酷使した影響なのかは分からないが、気象状況を見ながら綿密に計画し、思い通りの光景に出会えた結果がすべて失われたショックは大きい。失ってしまったことは悔やんでも悔やみきれないが、今後は同じ事が起きないよう原因を突き止め対策を立てたい。
 出会うことができた素晴らしい光景は、筆者の脳裏にあるのみでお見せすることはできないが、今回の遠征はロケハンと割り切り、気象状況を見ながら再度挑戦したいと思う。そして、今回見た光景を上回るその場の最上に美しい光景をしっかりと収め、作品にしたいと思う。

 掲載写真は、本記事内容とも関係がなく今回撮影したものでもない。霧氷を追い求め始めた2010年。毎週のように挫折しながら撮影した「八千穂レイクの冬景色」と、その翌年にようやく霧氷らしい写真を撮ることができた「山中湖畔のカラマツ霧氷」を再現像して記載した。この写真を見ることで当時を思い出し、次への決戦に向けて気持ちを奮い立たせようと思う。

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八千穂レイク(冬景色)の写真

八千穂レイクの冬景色
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 1/4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県南佐久郡八千穂高原 2010.12.12)

山中湖畔のカラマツ霧氷の写真

山中湖畔のカラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/5秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:山梨県山中湖村 2011.1.3)

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岳樺

2017-10-23 20:30:53 | 風景写真

 そろそろ自然風景写真に本腰を入れたい季節。この秋、まだ紅葉の風景写真も撮っていない。しかしながら秋雨前線と台風21号の影響で大荒れの週末。高知県でのホタル講演会が一週間前で良かったが、数日前から体調を崩したこともあり、この土日は家でゴロゴロ。チョウとトンボ、それぞれまだ撮影予定があるが、色々と計画を練り直したり、過去に撮影した写真を見直したりという机上の作業で休日を終えてしまった。
 何年も前のRAWデータを見直し、今の私自身の感性で再現像してみるとハマるものがある。そん中から、この記事では2点を掲載したい。葉をすっかり落とした岳樺(ダケカンバ)。枝先が赤く、またその白い枝ぶりが何とも不思議な雰囲気を醸し出している。
 岳樺は、カバノキ科カバノキ属の落葉広葉樹。別名は草紙樺(ソウシカンバ)。白樺とよく似ているが、白樺よりも更に高い高度に分布する。また、樹皮が白樺よりもかなり赤茶色がかっている点、葉にやや光沢があるで区別できる。

 本ブログは、日記的なものではないから更新頻度が少なく、また時として旬の写真ではないことをご勘弁いただきたい。

参考:ダケカンバのある風景

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岳樺の風景写真

岳樺
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 0.5秒 ISO 100 -1EV(撮影地:栃木県日光市 2010.11.27)

岳樺の風景写真

岳樺
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 1/4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:栃木県日光市 2010.11.27)

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星峠と美人林(初秋)

2017-10-09 15:52:13 | 風景写真

 星峠と美人林は、新潟県十日町市松之山ある棚田とブナ林である。季節的には、ちょっと中途半端ではあるが、久しぶりの自然風景撮影。松之山を代表する2つの景勝地を訪れた。

 星峠は、「にほんの里100選」に選ばれ、2009年のNHK大河ドラマ「天地人」のオープニング映像にも使用されたことで広く知られるようになった。2013年の5月に「水鏡の水田と朝霧」そして「光芒」、2015年12月には「雪景色」を撮影している。今回、新潟県内においてトンボの撮影がメインであったが、前日が雨で翌日は晴れ、しかも南風が入って気温が高い天気予報であったため霧が発生すると思い、トンボ撮影の前に訪れてみることにした。
 現地の駐車場に午前1時に到着。天気は晴れで、予想通りの霧。仮眠後、午前3時より撮影開始。夜霧と棚田が月明りに照らされていたが、その後は何と雨!棚田から霧が消えていく・・・。夜明け時刻になると雨は止み、霧も復活。しかしながら、今度は濃霧で棚田が見えない状況に。景色は刻々と変化していく。まさに一期一会である。
 棚田は、まだほとんど稲刈りがされておらず、従って水田の水鏡はを写すことができなかったが、初秋の星峠の光景も移りゆく四季の一部であり、日本の原風景に違いはない。

 美人林は、樹齢約80年ほどのブナの木が一面に生い茂っている丘陵。昭和初期、木炭にするため、この辺りのブナはすべて伐採され原野となったが、その後、ブナが一斉に育ち、すらりとした立ち姿が美しい林になった。ゆえに「美人林(びじんばやし)」と呼ばれるようになったという。美人林も2013年の5月と2015年4月に訪れ、残雪から伸びるブナの木と新緑、そして根本の「根開き」を撮影している。
 夜明け前から撮影していた星峠の棚田が濃霧で何も見えなくなってしまったので、急遽、美人林に移動。やはり霧に包まれ幻想的な光景が広がっているに違いないとの思いで車を飛ばす。途中の道にも霧。期待が膨らむが、現地には霧が発生していなかった。プラスアルファの要素が欠けることに多少の残念さは残るが、こういったことは、風景写真を撮る遠征では、よくあることである。後は、目前にある風景と対峙して、その中で感じた自らの感動を整理し、感じたことを写真に表現するしかない。

 星峠と美人林は、今回は珍しく撮影者がとても少なかった。時期的なものなのだろう。ゆっくりと時間をかけて撮りたいところではあったが、メインは、あくまでもトンボ撮影。美しい景色に後ろ髪を引かれながら、トンボの生息地へと向かった。
 棚田は、12月に初雪が降った時に、美人林は11月の紅葉の季節に再び訪れる予定である。

参照:星峠の棚田星峠の光芒星峠(冬景色)
美人林美人林(4月)

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星峠の棚田の写真

星峠の棚田
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 13秒 ISO 6400 -1EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 2:56)

星峠の棚田の写真

星峠の棚田
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 1.3秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 5:39)

星峠の棚田の写真

星峠の棚田
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F11 4秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 5:35)

星峠の棚田の写真

霧にむせぶ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/15秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 6:04)

美人林の写真

美人林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 0.4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 6:34)

美人林の写真

美人林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 1/4秒 ISO 100 -1EV(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 6:45)

美人林の写真

美人林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F8.0 1/5秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市 2017.10.08 6:49)

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カラマツ林

2017-08-21 21:50:06 | 風景写真

 カラマツ林は、ほとんど戦後の植林によって作られたものだ。山地帯や亜高山帯など比較的寒冷な土地や火山灰の痩せ地などスギの植林が困難な地域でも十分に育つため大規模な植林が行われ、人工のカラマツ林が広く分布している。自然林は、上高地なし本州中部の標高1,500mほどの山岳地帯に限られる。
 カラマツは日本原産で、唯一落葉する針葉樹である。春の芽吹きの緑や、秋の黄金色に輝く紅葉・・・北原白秋は、詩「落葉松」で軽井沢のカラマツ林の美しさを詠んでいる。

  • カラマツの林を過ぎて
  • カラマツをしみじみと見き
  • カラマツはさびしかり
  • たびゆくはさびしかり

 この時期は、昆虫の撮影を主として出かけているが、撮影できずに心が折れることがしばしばである。そんな時、ふと自然風景に目を向けると癒される光景に出会う。
 カラマツ林は、四季を通じて表情を変える。その光景は、見る人によって見方や感じ方に相違があるだろうから、主観的な意見はここでは避け、私が感じて撮影したカラマツ林の写真を掲載するに留めたい。
 以下の写真は、カラマツ林の緑、紅葉、そして霧氷であるが、春先の新緑をまだ撮っていない。来年には「カラマツ林の四季」としてまとめたいと思う。

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カラマツ林(緑)の写真

カラマツ林(緑)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F5.6 1/160秒 ISO 1000 +1/3EV(撮影地:長野県富士見町/入笠湿原 2017.8.13)

カラマツ林(紅葉)の写真

カラマツ林(紅葉)
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 1秒 ISO 100(撮影地:山梨県甲州市/一之瀬高原 2011.11.5)

カラマツ林(霧氷)の写真

カラマツ林(霧氷)
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F16 5秒 ISO 400 +1EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2013.1.27)

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森の朝

2017-07-21 22:07:30 | 風景写真

 森に朝日が差し込む様は、眠っていた森が目覚める瞬間であり、生命感溢れる時である。
 森を散策中に撮影したスナップ写真ではあるが、旅の思い出として残しておきたいと思い掲載した。

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森の朝の写真

森の朝
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 2000(2017.7.17)

森の朝の写真

森の朝
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 1250(2017.7.17)

森の朝の写真

森の朝
Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM / 絞り優先AE F6.3 1/125秒 ISO 250 -2/3EV(2014.7.26)

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東山魁夷に学ぶ

2017-06-21 22:22:03 | 風景写真

 東山魁夷(1908年~1999年)は、昭和を代表する日本画家の一人で、作品の多くに青い絵の具を使うことから「青の画家」とも呼ばれた。平明な描写のなかに深い精神性と豊かな叙情を湛えた風景画は、日本人の自然観や心情を普遍的に表現したものとして高く評価され、私の好きな画家の一人である。お会いしたことはないが、戦後から千葉県市川市に住んでおられ、やはり画家であった私の叔父に親友でもあった。

 私は、会社員であるがホタルを長年研究しており、写真撮影を趣味としている。ホタルをはじめ、多くに昆虫類の図鑑写真や生態写真を撮ることを楽しんでいるが、美しい自然の風景写真の撮影にも信念を持って取り組んでいる。
 私が撮影した自然風景写真のいくつかは、多くの方々から「東山魁夷」の日本画のようだと評価を頂く。画伯が描いた日本画のモデルとなった場所にて撮影することもあるが、勿論、画伯の作品を真似るつもりはなく、当然、画伯の芸術性や精神性に及ぶはずもない。しかしながら、画伯の自然風景との対峙を無意識の内に学び、影響を受けているのかも知れない。
 「写真」は写実であり「絵」とは違う。しかしながら、自然風景写真は、自然という芸術に対して、ただ闇雲に感覚だけに頼ってシャッターを切っていたのでは、皆が美しいと感じ、それぞれ色々な思いを馳せて頂ける「作品」にはならず、単なる「記録」で終わってしまう。自然風景写真は、美しい光景を目の前にした時に、「美しい」という抽象的で漠然とした感覚を「1枚の写真」というものに具体化することであり、それには、自分は一体、何に感動し、何を美しいと感じているのかを明確に認識し、そしてそれをどう表現すればよいのかを考え、構図、露出を決定して、シャッター・チャンスを狙って撮ることだと思っている。

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御射鹿池の写真

御射鹿池
Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM / 絞り優先AE F11 4秒 ISO 200 -1EV(撮影地:長野県茅野市 2010.6.20 4:26)

美人林の写真

美人林
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/5秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県十日町市 2015.4.25)

カラマツとソウシカンバの写真

カラマツとソウシカンバ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 0.5秒 ISO 100(撮影地:栃木県日光市 2012.5.19)

駒つなぎの桜の写真

駒つなぎの桜
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F1.4 1/1600秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県下伊那郡阿智村 2014.4.19)

龍珠院の桜の写真

龍珠院の桜
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F5.6 1/4秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2012.4.14)

九十九谷の写真

九十九谷
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AEF11 1/5秒 ISO 100(撮影地:千葉県君津市 2016.2.21)

九十九谷の写真

九十九谷
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F11 1/100秒 ISO 100(撮影地:千葉県君津市 2016.2.21)

城ヶ崎海岸の写真

城ヶ崎海岸
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 20秒 ISO 1600 -1/3EV(撮影地:静岡県伊東市 2015.1.03)

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ネモフィラ(みはらしの丘)

2017-05-05 16:04:10 | 風景写真

 ネモフィラは、ムラサキ科ネモフィラ属(Nemophila)に分類される植物の総称で、カナダ、アメリカ、メキシコに11種が分布していると言われている。属名の「Nemophila」は、ギリシャ語で「小さな森」を意味する「nemos」と「愛する」を意味する「phileo」を語源とし、ネモフィラの原種が森周辺の明るい日向に生息することに由来している。
 代表的な種には、青い花で中心部が白い Nemophila menziesii Hook. & Arn. があり、多く栽培もされており、インシグニス・ブルーとも言われる。英語では「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」と呼ばれ、和名は瑠璃唐草(ルリカラクサ)。花言葉は「可憐」「あなたを許す」「清々しい心」「どこでも成功」などがある。

 ネモフィラは、茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」に、日本一のネモフィラ畑「みはらしの丘」がある。約450万本のネモフィラが丘一面を埋め尽くし、「青の絶景」や「空と繋がる丘」として各メディアでも紹介され、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」として、海外からも注目されているという。
 数年前から存在は知っていたが、今回、運良く行くチャンスに恵まれた。開花から時間が経っていたため、ネモフィラの色が少し薄くなっており、また、初訪でロケハンなし、イメージトレーニングもなしでの撮影のため、単なる観光写真で終わってしまった。

 ゴールデンウイーク2日目の30日は、前の記事で紹介した奥四万湖を撮影したが、後半の3日と4日は知人と車中一泊二日の中遠征。
 3日午前2時半に自宅を出発して、途中で知人を乗せて茨城県へ。話題のネモフィラを撮影後は、ムカシヤンマのヤゴと羽化を撮影。その後、栃木県に移動して、ツバメシジミ、ギンイチモンジセセリ等を撮影。それから、長野県の白馬村へ移動。まずは、中綱湖をロケハンをし、ファミレスで夕食を済ませて無料の大駐車場で就寝。
 4日は、午前2時に起床し、まずは完璧に近い条件のもとで中綱湖のオオヤマザクラを撮影。その後、ヒメギフチョウを撮影し、昼に撤収。知人を送り届けて、18時に無事帰宅。走行距離 938km。予定していたのに撮れなかった種もあるが、まずまずの遠征であった。撮影した写真は、順次掲載の予定である。

お願い:写真は、正確にお伝えすべく、1024*683 Pixelsで掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

ネモフィラの写真

ネモフィラ(みはらしの丘)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F16 1/13秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:茨城県国営ひたち海浜公園 2017.5.03)

ネモフィラの写真

ネモフィラ(みはらしの丘)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F16 1/8秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:茨城県国営ひたち海浜公園 2017.5.03)

ネモフィラの写真

ネモフィラ(みはらしの丘)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F16 1/13秒 ISO 100(撮影地:茨城県国営ひたち海浜公園 2017.5.03)

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横田升吾 著作権法違反で逮捕、起訴

2017-03-02 22:33:54 | 風景写真

 横田升吾という人物は、2014年に写真事務所を開業し、自称プロネイチャーフォト・アーティストとして活動していたが、このほど、他人が撮影した風景写真を無断でNHK長野放送局のサイトの投稿コーナーに送って公開したほか、他人が撮影した風景写真を盗用した写真集を販売したなどとして、 長野県警生活環境課に著作権法違反(公衆送信可能化権侵害など)の容疑で逮捕された。

 横田升吾は、Facebook、mixi、TwitterなどのSNSにおいて、大量の写真を盗用し、更には、盗用した写真を用いて 「Nature in my Heart」、「flower stylish 花の真」、「Winter true」という3つの写真集と作品プリントを作成し販売をしていた。盗用した写真の多くは、左右反転し、 必要に応じて画像処理・トリミングをするという手口で使われていた。また、横田升吾は月刊誌フォトコンで盗用による入選をしていたり、NHK長野放送局の「撮るしん。」という写真投稿サイトにも盗用作品を掲載していたのである。

 実は、私が撮影した風景写真も4点が盗用され、その内2点は「Nature in my Heart」という写真集に盗用されて販売されていたのである。写真はすべて左右反転し、サンピラーの写真は画像処理とトリミングを施し、さも自分が撮ったようなコメントまで書いていた。 サンピラーは、4年間で何十回と通い詰めた末に出会えた光景で、この時は前夜から車中泊で待機し、氷点下15度の中での撮影。冷たさや厳しさを抑えて、ファンタジックな表現にするために、色温度をデイライトに設定し、絞りを開放にしてダイヤモンドダストが丸くボケるようにピント位置も調整して撮った1枚である。
 この事件を知ったのは、ある個人の方からのメールであった。【横田升吾 写真盗用・販売事件】まとめサイト というWebサイトも立ち上げていた。被害者は私だけでなく、大勢いらっしゃる。インターネットで拡散されたことと、写真集の購入者の一人である長野市議会議員が被害届を出したことにより、長野県警が動き出す。私の自宅に長野県警サイバー犯罪対策室の刑事が2名来られ供述調書を作成した。二度目に来られた時に私は告訴状を提出し、逮捕に至った。

 そして被疑者である横田升吾は、3月1日付けで著作権法違反の罪名で起訴処分(略式命令請求)を受けている。検察官による起訴に対して、 簡易裁判所が公判手続を経ることなく、非公開で100万円以下の罰金または科料を科すものである。

 著作権侵害は、犯罪である。無知ゆえに気軽に他人の撮影した写真をブログ等の使ってしまうことが多く見受けられるが、これも犯罪である。私は、私が撮影した「ホタルの写真」を無断で使われることが多く、場合によっては損害賠償請求や慰謝料請求の民事事案として扱っている。悪意がないにしても、他人が撮影した写真を無断で使用することは、教科書や論文の引用等の他は違法になるので、注意していただくようお願い申し上げたい。

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★ 盗用された私の風景写真

サンピラーの写真

サンピラー
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/250秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2013.01.27)

カラマツ霧氷の写真

カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F16 10秒 ISO 400(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2013.01.27)

有明の月

有明の月
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 0.4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2011.2.19)

岳樺霧氷と雲海の写真

岳樺霧氷と雲海
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F7.1 0.8秒 ISO 1250 +1EV(撮影地:長野県松本市/美ヶ原高原 2012.11.25)

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★ 横田升吾写真集「Nature in my Heart」および Facebook でのプリントの販売(証拠資料)

 

 

 

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