ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、趣味で撮影した昆虫や日本の四季
自然風景の写真も紹介しています。

イシガケチョウ

2020-05-30 23:07:37 | チョウ/タテハチョウ科

 イシガケチョウ Cyrestis thyodamas mabella Fruhstorfer, 1898 は、タテハチョウ科(Family Nymphalidae)イシガケチョウ族(Tribe Cyrestidini)イシガケチョウ属 (Genus Cyrestis)のチョウ。南方系の種で、本州の三重県あたりが分布の北限となっているが、温暖化により北上しているチョウであり、国内では年々分布域を広げている。国外ではインドから中国南部まで広く分布している。
 翅は、和名通りの石崖・石垣模様を持ち、メスはやや大型で、地色が白色と黄色の2型があるが、オスは白い地色のみである。食樹はクワ科のイヌビワ・イチジク・オオイタビなどで、渓谷沿いの照葉樹林や疎林に多く生息し、ひらひらと紙切れが舞うように飛ぶ。秋までに年3~5回発生し、成虫で越冬する。

 今回の高知遠征は、ゲンジボタルがメインであるが、トンボの観察と撮影も計画に入れていた。前記事のコフキヒメイトトンボの他、四国にしか生息していないシコクトゲオトンボ、そしてミナミヤンマも目的で、その生息地を訪れたが、羽化まで1週間ほど早かったようで出会うことは出来なかった。
 その代わりに、イシガケチョウの集団吸水に出会ったのである。渓流沿いの砂地のごく狭い範囲に6頭ほどが集まっての吸水。本種は、東京では八王子市の多摩動物公園内のチョウの温室では見たことがあるが、自然の中で生きているのは初見であり大変嬉しい出会いであった。

 イシガケチョウは、初見初撮影の種で、PartⅠを含めたブログに掲載した鱗翅目では、140種目となる。参照「昆虫リストと撮影機材

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イシガケチョウの写真

イシガケチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F7.1 1/320秒 ISO 250(撮影地:高知県日高村 2020.5.24 9:31)

イシガケチョウの写真

イシガケチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F7.1 1/250秒 ISO 500 +2/3EV(撮影地:高知県日高村 2020.5.24 9:34)

イシガケチョウの写真

イシガケチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F7.1 1/250秒 ISO 400 +2/3EV(撮影地:高知県日高村 2020.5.24 9:34)

イシガケチョウの写真

イシガケチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F7.1 1/250秒 ISO 500 +2/3EV(撮影地:高知県日高村 2020.5.24 9:39)

イシガケチョウの写真

イシガケチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F7.1 1/320秒 ISO 640 +2/3EV(撮影地:高知県日高村 2020.5.24 9:39)

イシガケチョウの写真

イシガケチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F7.1 1/250秒 ISO 640 +2/3EV(撮影地:高知県日高村 2020.5.24 9:38)

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