ヒメボタルの大乱舞

写真は、先日撮影した「東京のヒメボタル乱舞」の写真である。今回の場所では、ファインダー内に掲載写真の5~6倍のヒメボタルが乱舞していたが、きれいに撮影出来たのは、たったの1枚だけ。ホームページ「ホタルの写真」に掲載している。
ヒメボタルが100万匹生息している場所があるということで、友人と二人で片道約700kmを車で往復してきた。事前情報では、一週間前ほどにちらほら発生しており、この3連休がピークであるという。
早朝に出発し、15時に到着。明るい内に周囲を散策すると、ヒメオオクワガタやオバボタルが飛んでいる、湿度の多い鬱蒼としたブナ林が広がっていた。そして19時半。ヒメボタルが光り始めたが、まだ少ない。時折、山の麓から霧が上ってくるが、心配された雨も降ることなく、風もほとんどない。20時を過ぎた頃から発光数が増え始めた。とても数えられない。ブナ林の中はもちろん、車道脇の草むら、林道の上、駐車場脇の芝生の上まで、いたるところヒメボタルだらけといった感じである。山頂から少し下った山腹全体に生息しているようで、100万匹という数は嘘ではないだろう。
先日に観察した東京のヒメボタルとは、若干、発光の仕方が違うようである。フラッシュのような閃光が少し間延びしたような感じといえる。地域特性なのか、気温によるものなのかは分からない。東京のヒメボタルを写真に撮影すると、発光が1つの点となって、その点が等間隔に描かれていくが、ここのヒメボタルの様子では、もしかしたら、点ではなく、少しだけ線になるかもしれない。これは、撮影したフィルムを現像してみないと分からない。上手く撮れていれば、すばらしい写真になっているに違いない。光のジュータンである。
22時を過ぎるとヒメボタルは飛翔をやめて草むらに止まり始めた。その後は、葉の上で発光している。23時。発光の数もかなり減ってきたので、また700kmを走り、翌朝7時に無事帰宅した。
伊豆に行ったときもそうだが、今回も鑑賞者のマナーには悩まされた。地元観光協会主催のヒメボタルまつりが行われていたので、鑑賞者が多かった。観光協会は、懐中電灯の代わりとして、ホタルには影響の最も少ない赤い色をした電灯を貸し出していたのは良いと思うが、やはり、普通の懐中電灯や、強力なサーチライトに近い電灯を持っている人々もいた。もちろん、ヒメボタルの舞う場所は暗闇だから電灯がなければ、観察遊歩道を歩くことさえできない。しかしながら、人々の足下だけを照らせば事済むことなのに、ヒメボタルが舞う森の中を照らす人々が多い。それまで、発光していたヒメボタルは、電灯が照らされると全く光らなくなってしまう。一体、人々は何をしにきたのだろうか? そればかりではない。皆、車で帰るわけだが、自分たちの鑑賞が終われば、ヒメボタルの舞う森へヘッドライトを当てながら帰っていく。もうヒメボタルのことなどどうでも良いのだろうか? 100万匹のヒメボタルの写真は、こちら「ヒメボタル(岩手県折爪岳)」 by 東京にそだつホタル
昨日、目黒のホタル祭りで、東京ホタル会議の井上さんと後藤さんにお会いしました
先日、こちらのブログにTBしていただいたので、びっくりいたしました
世の中、狭いですね
100万匹のホタル、ぜひ、見てみたいです
バリのホタルはこんなにすごい数ではなかったのですが、大きなあかりがふんわりのんびり飛んでいました
幻想的でいい思い出になりました
ここまでの数は見たことないです
こんな写真撮りたいなあ