12月。先週までは比較的暖かい日もあったが、昨日あたりから強い寒気が流れ込んでおり、西高東低の気圧配置とともに本格的な冬へと
移り変わろうとしている。色づいた木々の葉は落ち、中部山岳地帯から日本海側は白の世界に、そして太平洋側は乾いた世界へと変貌する。
とかくマイナスイメージが強い季節であるが、冬には冬の魅力と美しさがある。私は、それを「霧氷」に感じることが多い。霧氷は小さな氷の結晶1つ1つが枝の隅々にまで付いたもので、
純白で繊細、いくつもの条件が合致した時だけに造られる自然のジオメトリック・アートだ。そして、それは木々の連続と光によって時空間芸術になる。写真は、あるものをそのまま写し、
本物になるべく近い画像を再現する「記録」が基本だが、撮影者の「表現」が加わることによって「作品」となる。
冬は寒い。暖かい部屋でのんびり過ごすのも良いが、冷たい風は、新たな感動との出会いに夢を膨らませる私を冬の世界へと誘う。11月6日以降、週末は一ヵ月以上も出掛けていなかったが、次週末からは、自然の中へ出掛けようと思う。掲載した写真は、いづれも過去に撮影した「霧氷」で作品とは呼べないものばかりであるが、気持に弾みをつける意味で、未掲載の写真2点を加え現像し直して掲載した。この冬は、一体どんな新しい感動が待っているだろうか・・・
参照
お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/5秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:長野県塩尻市 2012.12.02)

霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/6秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県塩尻市 2012.12.02)

霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/8秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県塩尻市 2012.12.02)

霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/4秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県塩尻市 2012.12.02)
東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------