霧氷とは、着氷現象の一種で、氷点下の環境で樹木に付着して発達する、白色や半透明で結晶構造が顕著な氷層の総称である。蔵王や北八ヶ岳等で見られる、樹木が完全に樹氷や雪によって覆われた樹氷(アイスモンスター、または、海老の尻尾)とは違って、過冷却にある霧や雲、空気中の水蒸気の昇華によって樹木に付着するものを言う。(Wikipedia より)
夏に「昆虫」を撮っている方々の中には、冬になると「野鳥」に移行する方も多いが、私は自然風景、中でも凍てつく冬にしか
見ることができない「霧氷」を撮り続けている。
私にとっての霧氷の魅力は、白く輝く繊細な美しさにあるが、特にカラマツ霧氷の整列しているようでも微妙な自然の揺らぎを感じる幾何学的光景に魅かれる。霧氷の定義は冒頭に述べたが、簡単に見られるものではない。気象条件もさることながら、休日にしか動けない私には、シーズン中に一度、出会えるかどうかという光景である。それも魅力の一つかもしれない。
霧氷の撮影においては、以下の項目を1枚に写し込むことを目標にしている。
- 清楚で繊細
- 冷たさと柔らかさ
- 光と影の演出によるドラマチックな展開
- 果てしのない広大さ
本記事の「霧氷」写真は、過去に撮影したものだが、未公開画像の中から「クリスマスの時期」を考えて選んでみた。
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霧氷
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F16 5秒 ISO 400 +1EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2013.1.27)
霧氷
Canon EOS 5D MarkⅡ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F16 2.5秒 ISO 400 +1EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2013.1.27)
霧氷
Canon EOS 5D MarkⅡ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F13 1/60秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2014.12.07)
霧氷
Canon EOS 5D MarkⅡ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F16 10秒 ISO 400 +2EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2013.1.27)
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コメントありがとうございます。
12月最後の週末も天候が合わず、
結局、出かけることなく家の大掃除と車の洗車、年賀状書きで終わりそうです。
最近の記事は、過去にバラバラに掲載したものをまとめて掲載しておりますが、
この霧氷の写真も2013年と2014年に撮影したものから最も霧氷らしく撮れたものを選んで掲載しました。
新作を撮りたいのですが、天候とのタイミングなので仕方ありません。
そんな時は、こうして、テーマ毎にまとめるのも、また見え方が違って良いかな等と思っております。
霧氷の白く輝く姿が整列して見られ
惹きこまれます。
パソコンの画像としてではなく
多摩NTの住人さんが書いていらっしゃるように
大きくプリントアウトしてお部屋で
眺めていたい作品ばかりです。
過去の写真ばかりで申し訳ございません。
この冬は暖冬のようで、なかなか思う場所に霧氷がついてくれません。
諦めずに、じっくり待ちたいと思います。