天使のはしごとは、雲間から光が漏れて、太陽光線の柱が地上へ降り注いで見える自然現象のことである。「天使のはしご」という呼び名は、ヤコブが夢の中で、雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、そこを天使が上り下りしている光景を見たという旧約聖書創世記28章12節に由来しているらしい。気象用語では「薄明光線」や「光芒」と呼ばれている。少し前のブログ記事(秋は「夕暮れ」)の2枚目の写真「日本海に沈む夕日」が、典型的な「天使のはしご」と言えよう。
本記事では、里山に降り立つ「天使のはしご」を集めてみた。天から降り立つ神々しさよりも、地上に降り注いだ自然現象的な印象が強い写真ばかりではあるが、これらは、限られた条件のもとに見られる光景であり、光の魅力と魔力を感じた一時であり、私的には「生命のはしご」と呼びたい。
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棚田と光芒
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 1/50秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市/星峠 2013.5.18 5:05)
棚田と光芒
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 1/15秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:新潟県十日町市/星峠 2013.5.18 4:57)
棚田と光芒
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 1/40秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市/星峠 2013.5.18)
棚田と光芒
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 1/80秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:新潟県十日町市/星峠 2013.5.18)
棚田と光芒
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/125秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:千葉県鴨川市/大山千枚田 2018.3.25)
湖と光芒
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG / 絞り優先AE F11 1/400秒 ISO 200 +1EV(撮影地:千葉県君津市/亀山湖 2015.11.29)
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自然湖は、台風の影響だったのでしょうか?残念でなりませんね。
いつ、どこに行っても見方を変えればきっと良い光景が見えるのでしょうが、私は、事前にこんな風景を撮りたいとイメージして、そればかり追いかけてしまうので、どうしても気象条件等に左右されて、なかなか撮ることができません。
実は、この記事の光芒の写真すべては、主目的の風景を撮ったあとに偶然出会ったものなんです。こんな出会いも大切にしながら、撮っていきたいと思います。