えりも町郷土資料館ほろいずみ水産の館のBlogです。

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箱枕

2016年06月15日 13時10分34秒 | 郷土資料
暖かかったり肌寒かったりしていますが、皆さん体調はどうですか?

体調管理で大事はバランスの良い食事と適度な運動、そして質の良い睡眠です(-.-)Zzz…

睡眠といえば大事なのは枕!

合わない枕は頭痛や肩こり、いびきなど、熟睡できない原因といわれています。

現在はパイプや低反発やフェザーなど、好みに合わせて選び放題の枕。

ですが、明治初期くらいまではこんなものを使用していました(゜▽゜*)

時代劇で見たことのある方も多いでしょう。そう、「箱枕」です。

上に小枕というくくりを和紙に包んだものが載っており、底の部分が湾曲し左右に揺れ動くので、寝返りがしやすくなっています。

が、実はこれ、頭に当てるのではなく、首筋に当てて使用します。

なぜなら明治時代に断髪令がでるまでは、男女とも髷を結っていたからです。

枕に頭を乗せてしまうと、髷がつぶれてしまうんですね。

断髪令以後、使用する男性は減り、日本髪を結う女性が主に使用していました。

ちなみに……自分の髪で日本髷を結う「舞妓」さんは、現在でも箱枕を使用しているそうですよ!Σ( ̄□ ̄;)

(幌岩京子)

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