えりも町郷土資料館ほろいずみ水産の館のBlogです。

襟裳岬やえりもの様子や資料館ほろいずみの活動を紹介しています。

日高振興局主催の「親子で考えよう!ゼニガタアザラシ学習観察会」が開催されました。

2017年03月25日 15時36分01秒 | 報告(イベント・事業等)
表題の学習会が、襟裳岬「風の館」で3月25日(土)開催され、親子50名の参加がありました。
風がなく天候にも恵まれ、ゼニガタアザラシをじっくり観察することできました。

当資料館からは中岡がゼニガタアザラシと人の関わりについてお話させていただきました。

(写真は環境省えりも自然保護官事務所 近藤さんのお話)

ゼニガタアザラシは、準絶滅危惧種に指定されながらも、局所的(襟裳岬)には生息数が増加し、漁業との軋轢があり、環境省などの関係機関が被害防止対策に取り組んでいます。

襟裳岬でのゼニガタと人々の関わり、被害防止について、また共存について、親子で、皆さんとともに考えていただければと思っております。

昼食後は、資料館所蔵のゼニガタとトドの毛皮を実際に触り、その違いを体験。



オオワシ・オジロワシも観察でき、襟裳岬の豊かな自然を知っていただくことができました。また、子供たちはプラバン・アクセサリー作りに夢中でした。

帰りには、えりも漁業協同組合の直販所に寄っていただけるとのこと、ありがとうございました。

(中岡利泰)

おかもち

2017年03月25日 13時21分46秒 | 郷土資料
皆さんこんにちは(*^-^)ノ

今日は「岡持ち」をご紹介いたします!


岡持ちは食品や食器を運ぶ道具で、取っ手(堤げ手)と上面または前面にふたが付いた箱、もしくは平たい桶を指します。
画像の岡持ちは、浅い桶の上部にふたと取っ手が付いたタイプ。
おにぎりや、たくあんなどの副食をいれて、漁に携帯したり、モッコ背負いなどの陸仕事や畑仕事の昼食時に使用されていました。

「岡持ち」の名の由来は、取っ手が付いた平たい「桶を持って」いくことから「桶持ち」となり、転じて「岡持ち」になったという説や、その形状が平らなところに丘ができているように見えることから「岡」となり、その岡を持つので「岡持ち」になったという説など、様々な説があります。

(幌岩京子)