えりも町郷土資料館ほろいずみ水産の館のBlogです。

襟裳岬やえりもの様子や資料館ほろいずみの活動を紹介しています。

日胆博物館等連絡協議会総会が開催されました。

2023年05月29日 10時54分04秒 | 報告(イベント・事業等)
5月25日、北海道博物館協会 日胆博物館等連絡協議会の総会がえりも町で開催され、終了後、国登録有形文化財「幌泉燈台記念塔」を見学していただきました。



「幌泉燈台記念塔」は昭和3年(1928)、灯台山に建設されましたが、幌泉港(えりも港湾)拡張整備の際に、山が切り開かれ、灯台公園が造成され、昭和54年(1979)に現在の位置に移設されました。

町指定文化財「綱打ち具(つなうちぐ)」

2023年05月24日 12時48分11秒 | 資料館紹介
えりも町指定文化財の「綱打ち具(つなうちぐ)」をご紹介します。


「綱打ち具」は、漁網を作るために使用された道具だそうです。
木製で、建網(たてあみ)【一般的に「定置網(ていちあみ)」と呼ばれる漁具】に使用される藁綱(わらづな)などを撚(よ)りあわせるのに用いられていました。

鏡板と組み合わせて回転させることで、3本の綱を1本の太い綱に撚りあわせます。

写真の3つのうち、1つを拡大して見てみましょう。

右側には、婦意末婦(ぶいます) 番や守(ばんやもり) 源次良(げんじろう) 船頭(せんどう) 豊吉(とよきち)と書かれています。
左側には、慶應四辰年と書かれており、江戸時代の慶応四年(1868年)に製作されたと考えられます。
漢字の表記は、3点で少しずつ異なっています。

「綱打ち具」は、江戸時代において、えりも町で漁業が盛んであったことを示す貴重な民俗資料として、令和5年3月にえりも町文化財に指定されました。
えりも町において、民俗資料の町文化財指定は本例が初めてです。

町指定文化財の「綱打ち具」3点は、郷土資料館の展示室にて、展示中です。
ぜひ実物をご覧ください!

体験陶芸教室のお知らせ

2023年05月20日 14時03分22秒 | 体験陶芸教室
郷土資料館では今年も体験陶芸教室を開催します。
マグカップや湯飲み、お皿など、好きなものをつくれます。
陶芸が初めての方も、この機会にぜひ挑戦してみてください!



日にち
6月9日 6月16日 6月30日 ※全行程3回/各週金曜日に実施

時間
①午前の部 9:30~12:00
②午後の部 18:30~21:00

場所
えりも町郷土資料館 体験学習室

参加費
粘土1kgにつき700円 ※黒粘土は1kgにつき730円です。
1人2kgまで購入できます。

定員
各回12名 ※先着順・小学生以下の方のご参加には保護者の同伴が必要です。

注意事項
えりも町外にご在住の方もお申込みいただけます。
汚れても良い服装でご参加ください。
お支払いの際はなるべくおつりが出ないようご協力をお願いいたします。
発熱や咳などの症状がある方のご参加はご遠慮ください。

申し込み
えりも町郷土資料館までお電話でお申し込みください((01466)-2-2410)
①氏名 ②ご住所 ③連絡先 ④参加希望の回をお伺いします。

亜種ミヤマカケスの羽

2023年05月07日 14時58分35秒 | 日記
町内の森を歩いていたところ、亜種ミヤマカケスの羽を発見。
持ち帰り洗って乾かしました。

生前の姿を背中側から見たときを想定して並べてみました。

特徴的な頭の羽は見つかりませんでしたが、
翼の羽(風切羽、雨覆)の一部にある美しい黒・青・白の縞模様が観察できました。

資料館の裏手に来たコムクドリのつがい

2023年05月07日 11時31分34秒 | 日記
事務室の窓の外にコムクドリのつがいがやってきました。


乾燥したミミズを飲み込もうとするメス
大きい塊に見えましたが、なんとか飲み込めました。


そんなメスの様子をうかがうオス。

窓越しにジロジロ見てくる撮影者のことも気になる様子。


メスの食事を待ってから2羽で飛び上がって電線に止まり、しばらく羽繕いをしていました。
まだまだ気温はひんやりしていますが、夏鳥の姿に季節の移ろいを感じますね。