えりも町郷土資料館ほろいずみ水産の館のBlogです。

襟裳岬やえりもの様子や資料館ほろいずみの活動を紹介しています。

臨時休館のお知らせ

2024年05月03日 18時13分32秒 | 磯の生物
いつもご利用ありがとうございます。
当館では、事業実施やその準備のため次のとおり臨時休館とさせていただきます。

ご理解とご協力よろしくお願いします。

5月10日(金)(悪天候時は開館)
5月13日(月)
5月22日(水)23日(木)24日(金)
5月25日(土)猿留山道を歩く会(悪天候時は開館)
6月8日(土)磯歩き(悪天候時は開館)
6月14日(金)

この他にも臨時休館することがありますので、ご理解願います。


磯の生物探しの講師に行ってきました。

2022年07月24日 17時12分07秒 | 磯の生物
様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会主催事業「エンルム岬の磯の生き物さがし」に講師として行ってきました。
参加者は様似町の大人7人、子ども6人でした。
初めに磯に入る時の注意点を説明し、生き物探しをしました。



イトマキヒトデやイソガニ、ミミズハゼ、カジカやスジアイナメ(ハゴトコ)の幼魚が見つかりました。
その中に見慣れない魚が見つかり、郷土資料館へ持ち帰って調べてみると、北海道では、あまり見られないメジナの幼魚であることが分かりました。



生き物探しの後、タコ糸にスルメを縛ってイソガニ釣りにチャレンジしてみましたが、残念ながら、一人も釣り上げることができませんでした。

磯の生き物たち

2022年01月29日 16時00分13秒 | 磯の生物
9月に採集し当ブログで紹介した「磯の生き物たち」の様子です。
残念ながら、ヒトデの仲間やイソバテングはうまく餌付けができず死んでしまいましたが、スジアイナメ(ハゴトコ)やカレイ、クサウオ、ギンポの仲間は餌付けに成功し、少し大きくなりました。


中でも、来館者から人気があるのは「クサウオ」でネコのように丸くなっている姿が可愛いと評判のようです。

クサウオ

丸まっている様子。

この水槽を見た来館者から「なぜ魚たちの色が自然で見るよりも白いんですか」という質問が多いですが、これは水槽の底砂に白い珪砂を使っているからです。
魚も爬虫類や両生類ほどではありませんが、天敵から身を守るため、周りの環境に合わせて少し色を変えることができます。(保護色といいます。)
カレイの仲間は保護色と砂にもぐる習性から水槽の中とはいえ、なかなか見つけることが難しく、探すときは下の写真のように砂から出ている目を探します。(赤い丸のところにカレイの目があります。)


水槽は水産の館に展示していますので、資料館にお越しいただき、水槽のカレイ探しにチャレンジしてみてください。

磯の生き物採集!!

2021年09月21日 16時46分17秒 | 磯の生物
10月2日の社会教育事業「おさかなプール」で紹介する磯の生き物の採集に行ってきました。

石の下や、藻場、テトラポットの隙間等を探してみると、磯の生き物や、様々な魚類の幼魚を見つけることができます。
今回は以下のような生物が採集できました。


イソバテング


カレイの仲間


クサウオの幼魚


コヒトデ


クリガニ

その他にもカジカやイソガニ等も採集し、実施日まで資料館で飼育しています。
事業実施後には、一部の生物を館内で飼育展示する予定です。

増毛で猿留山道についてお話しました。

2018年08月20日 17時18分47秒 | 磯の生物
留萌振興局主催、北海道150年協賛事業の「北海道山道シンポジウム」に招かれ、猿留山道のお話をしてきました。

増毛町には、重要文化財の「旧本間家」、秋田藩元陣屋、旧増毛小学校(木造校舎)など歴史と文化を大切にしている地域です。
近年はフルーツ栽培も着目され、楽しく街歩きができる町です。もちろん酒造会社もあります。


旧本間家


元陣屋

旧増毛小学校

北海道博物館の三浦学芸主幹と中岡が講演を、その後のパネルディスカッションではNPO法人「増毛山道の会」から増毛山道の現状についてお話いただき、増毛山道の今後の保全と活用について協議しました。



感心したのは、中学1年生が総合的な学習の時間を活用して増毛山道10kmを歩き、一泊し、歴史などの勉強をするとのことでした。「増毛山道の会」が協力し実施しているとのことで、すでに、地域で保全と活用に力が入っていると感じました。

猿留山道でも実践していきたいところです。

一番驚いたのは、旧増毛小学校で「肝試し」やっている!それも、増毛町主催です!知りませんでした!

(中岡利泰)