えりも町郷土資料館ほろいずみ水産の館のBlogです。

襟裳岬やえりもの様子や資料館ほろいずみの活動を紹介しています。

正月飾りの「としな」づくり

2008年12月13日 09時27分46秒 | N42°の会

081209_020 「としな(年縄)」

Pc100011 神棚へ捧げる「御棒」

12月9日10日と2日間、「としな」づくりに取り組み、今年で3年目。今年は多くの会員で7月始めに材料となる「すげぐさ(オオナルコスゲ)」を採取、乾燥させて師走を待ちました。師匠のN氏の指導の下、それぞれに「としな」をつくり、ことしは「御棒」にも挑戦。新年を飾るにふさわしいできばえでした。会長は「来年は子どもたちにも指導できるかな??」と手ごたえを感じていました。


地域力活性化協議会の研修!

2008年12月04日 17時17分12秒 | 来館学習・学芸員派遣事業

えりも地域力活性化協議会の道内視察研修が12月2日~3日に実施されました。当資料館からも学芸員が参加しました。寿都町では、地域の漁業資源を中心にした地域資源を活かした体験交流をH16年から実施し、H20年度は1000人が寿都において、漁業体験(漁船乗船体験、栽培漁業学習、かまぼこ作り、磯の学習など)をとおして、寿都を心に刻み込んで自宅に戻ったといいます。将来の消費者、いつか寿都のことを思い出してくれる、若い人との交流で地域が活性化される、参加者の感想が地域づくりのヒントになる、と知りました。

081202_016 写真は今年オープンした道の駅、本来なら国道沿いに設置しなければならないが、漁港の特殊性、商店街の活性化を理由に、港と国道の中間に設置された。ここも体験交流基地の一つ。特産品の販売コーナーでは、町内の各加工屋さんが作った「生しらすのつくだに」が、3パック500円で売っていた。それぞれの加工屋さんが同じケース、同じ分量で、同じ商品を並べていた。もちろんシールには加工屋さんの顔写真入、さて、どのお店のものが口に合うか!?楽しみです。

また、風を活用した地域づくりについてもお話を聞きました。

081202_021 体験交流の写真も貼ってありました。参加した高校生はもちろん、楽しそうな笑顔でした。

08120_029 黒松内では、ブナセンターでお話を聞きました。平成元年ぐらいから街づくりに取り組んでいること、たいした特産業がないこと、テーマは「北限のブナの里」だけ、具体性がないので逆にみんな、何かな~って考えた。建物はいろいろな助成制度を活用しているが、外装などは統一されている。交流人口・滞留時間を増やすことに、地域の特色や自然を活かして、かなり前から努力してきた。札幌の団体、NPOと連携しながら(外注や委託)しながら、交流人口を増やそうと町行政も投資している。

などなど、したたかな戦略があることに気づかされました。