本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

彼岸になりました !

2014-03-19 11:55:04 | 住職の活動日記

 昨日18日が彼岸の入り、

今日もいい天気    気温もどんどん上がっている

やっと春らしく、植物たちは勢いづいてきました。

待ちかねたように新芽が吹きだしてきています。

 

    

 

「 牡丹 」 の芽も日に日に大きくなってきています。

 

    

 

根っこのところからも芽が吹きだしました。

 ( この芽は取った方がいいのかも   )

 

 バラの葉も勢いを増しています。

このバラの花は日陰にあって、午前中

少しだけ日が当たります。

 そのせいでしょうか ??

 

    

 

ずっとこの状態を保っています。

よくよく見ると、花びらも少しずつ皺よってきて、

この美しさを保ちつつ老化しているようです。

 

 同じ木からは、

 

    

 

ピンクがかったバラのつぼみも

この陽を受けて開きはじめました。

ずっとつぼみのままで年を越しました。

この日差しを受けて、一気に花開き、

散っていくのかもしれません ??

 

 これからは新しい新芽も出てきて

蕾も膨らみ始めることでしょう。

 

 やっと春ですね   

 

 

 

 

 

 

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西京極幼稚園卒園式

2014-03-18 21:07:05 | 住職の活動日記

 久しぶりに 「 西京極幼稚園・卒園式 」 に

出席させていただきました。

 園児さんの成長ぶりには驚くばかりです。

 

 ご本尊のお燈明だけが灯る、

真っ暗い講堂に卒園児の皆さんが一人ずつ

灯明をもって入堂されます。

 

     

 

「 みほとけ 」 の音楽の流れる中、

きびきびした園児さんの動きに

見ているこちらも身が引き締まります。

 

 全員で 「 ほとけのこ 」 の斉唱、

『 われらは ほとけのこどもなり … 』

園児さんだけでなく、

私たちみんなも実に仏の子なのです。

佛の前では、子供も親も私たちも

全員が平等に仏の子なのです。

 いつ聞いても人間としての原点に

引き戻される思いがします。

 それにもまして、純真な子供さんたちの歌声が

なおさらその思いを強くさせられます。

 

    

 

卒園児の呼名があり、一人ひとり

元気に返事がかえってきます。

 

 在園児さんの送辞があり、

これまた見事にはっきりと大きな声で

述べられる姿は大人の挨拶なんか

吹っ飛んでしまいそうです。

 

 それに対する答辞もよかった。

ご両親へのお礼の言葉もあり、

親でない私も目頭が熱くなります。

 そして、宮沢賢治の 

「 雨にも負けず 」 の詩を

全員で朗読されました。

 もう、幼稚園でこの詩を暗唱しておられるのは

大きな財産だと思います。

この頃に憶えたことは一生忘れません。

 自分たちが何かに躓き、困ったときには

必ずやこの詩が思い出されてくると思います。

 今は、この詩の意味は理解できないでしょう。

けれども心の奥底には響いているはずです。

 

 理知的な分別の教育も大事ですが、

心の奥に届くような、人間として一番大切な

人間像をわかるわからないを超えて

心の奥底に静かに眠らせておく、

いつか必ずその子にとっての根幹となるような

そういうものを教えるということは

なによりも大切なことと思います。

 

 名残りは尽きませんが、

 

    

 

教職員の方々に見守られて、幼稚園を後にしておられました。

 

 もうすぐ、入園式が行われます。

ぐずぐず泣いたりした子がだんだんと

集団生活にも慣れ、その中で自分の表現力も身につけ、

運動会、保育発表会と自分の子供を見られる

親御さんたちはその成長ぶりに目を見張られるでしょう。

 最後に凛々しく卒園式を勤められ、

あらためて見る、わが子の成長は頼もしくも

一回りも二回りも大きくなった姿に

感無量の思いでいっぱいのことと思います。

 

 他人事ながら子供さん方の成長を拝見させていただき

こちらも心が熱くなるものを覚えました。

 

 素晴らしい式典に感謝です。   

 

 

 

 

 

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Love is nature’s way of living

2014-03-17 22:10:31 | 住職の活動日記

 暖かくなってきました。

そういえば、もうすぐお彼岸です。

もう寒の戻りはないと思うのですが、

自然のことはわかりません。

 

 今話題の 「 Nature 」 とい雑誌、

最も権威ある科学雑誌のようです。

 

 「 Nature 」  自然、という意味です。

東洋の方では 「 自然 」 と書いて 

( じねん ) という読み方もします。

 お経のなかにも 「 自然 」 という言葉は

よく出てくるものです。

 なじみの言葉では 『 自然法爾 』 じねんほうに

という言葉があります。

 

 「 はくほどに 風がもて来る 落ち葉かな 」

 

という歌もあります。

自然法爾、ということを表した歌です。

 

 「 然 」 という文字は本来は

燃える、という意味のようです。

そして、「 しかるに 」 という意味も出てきました。

 仏教的には 「 自然 」 というと、

存在というものの根源的な一つの在り方、

何かがあるというのではなく、

あること自身というものの在り方、

自ずから然 ( しかるに ) ある。

 

 東洋と西洋のとらえ方でも

「 自然 」 ということはずいぶん違うと思います。

西洋では、自然と人間、というように

相対立した概念として用いるようです。

自然を克服する、というように、

ここにヨーロッパの精神があるように思うのですが、

ですから、 「 NATURE 」 という雑誌も

とても大きい権威を持ったものとしているのです。

 東洋では自然は克服するものではなく、

人間を生産するもの、人間というものは自然の展開

というようにとらえていたようです。

 仏教の根本の教えに 「 縁起 」 というものがあります。

「 縁起 」 縁より生ずる、

ということは自然ということを表しています。

作るものがあって作られるんではなく、

作るものなくして自然につくられる。

 

 昔の映画に 「 慕情 」 というものがありました。

この歌は好きでよく歌ったのですが、

その歌いだしが、

 「 Love is a many-splemdored thing 」

という文句で始まります。

そして、

 「 Love is Nature’s way of living 」

と続くのですが、

外国の友人が 「 Nature 」 のところを

「 愛は神さまがくれたもの 」

というように訳していたのです。

「 恋は自然に芽生える … 」

というようには訳さずに、

 

 やはり、西洋と東洋の大きな違いは

すべてのものは神によってつくられたもの、

とするか、

作るものなくしてつくられた、

すべては縁起によって生じたもの、

とする東洋の考え方に

根本的に違っているものがあるようです。

この 「 縁起 」 という考え方は

西洋にはないようです。

縁によって生じ、縁によって滅する、

このことが本当の自然 ( じねん )

なのでしょう。

 

 

 

 

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諏訪大社と善光寺

2014-03-16 19:38:09 | 住職の活動日記

 四国八十八ヶ所の遍路の後の御礼参りは

高野山のですが、

西国三十三か所巡礼の御礼参りは

「 善光寺 」 へお参りします。

 谷汲山華厳寺で満願を迎え、

その日は諏訪湖畔のお宿になりました。

ということもあり、

翌日は 「 諏訪大社 」 を参拝して、

「 善光寺 」 へお参りすることにしました。

 

 

     

 

諏訪大社、よく見ると

本殿の注連縄は出雲大社の注連縄と

同じ形をしています。

 諏訪大社は、ちょうど読み終わった

「 古事記 」 によりますと、

出雲の 「 出雲大社 」 と親子関係にあたります。

 出雲大社の 「 大国主命 」 は国を治めていたのですが、

そのことを良しとせぬ、天照大神は服従するように使者を送ります。

その使者もなかなかうまくいかず、

最後に建御雷之男神 (たけのみかずちのおのかみ )

が使わされます。

大国主命の長男は従うというのですが、

弟の建御名方神 ( たけみなかたのかみ ) は従おうとしません、

そこでこの二人の力比べが始まります。

大国主命の次男、建御名方神は負けてしまい、

出雲から能登半島の志雄を通り長岡、そして

長野まで来て諏訪のところで降伏してします。

諏訪の地から一歩も出ないということを条件に

命だけは助けてもらいます。

 ということで、大国主命の次男である

「 建御名方神 」 をお祀りするのが

この諏訪大社になります。

 

 境内へ入ると、水でお浄めするのですが

ここでは、

 

   

 

あったかいお湯が出ています。

まだ雪が残るこの地ではなによりの

「 お・も・て・な・し 」 です。

 

 御本殿の前には、

 

     

 

日本で一番大きい 「 狛犬 」 が

威厳をもってお社をお守りしています。

 

     

 

それから、諏訪大社といえば 「 御柱祭り 」 です。

境内にそそり立っています。

 そこを通り抜けると、

 

     

 

御本殿が見えてきます。

 

 早朝ということもあり、

境内をみなさん総出でお掃除に

汗を流しておられます。

 

    

 

ここの空気はとても清々しく、

木々の間から見えるお天道様はキラキラ光って、

とてもいい気が流れています。

 

    

 

寒い中でしたが、全員で気功体操、

今日も素晴らしい元気を頂きました。

 

 この場に添乗員の西本さんの姿が見えない ??

聞くと、

 「 塩羊羹 」 を求めに行ってた、とのこと、

運転手の方も、

 「 ここの塩羊羹と大福は絶品  」

であれば、予定にはなかったのですが、

 

    

 

お立ち寄りして、

試食して、みなさん我先にと求めておられました。

『 鶴新 』 さんという老舗で、

塩羊羹はここにしかないそうです。

 

そして、いよいよ 『 善光寺 』

 

 

     

 

何はともあれ、 「 善光寺さん 」 です。

その威容は見事です。

 

 見上げんばかしの山門、

 

     

 

「 三門 」 とも書きます。

 本来は縦一列に三つの門が並んでいたのですが、

それを横一列に並べたのがこの三門です。

『 空 ・ 無相 ・ 無願 』 という三つの門をくぐり

阿弥陀様のもとへ参るのです。

 

 山門の上には、有名な額

 

     

 

鳩文字の善光寺の額が見えます。

「 善 」 の点々に二匹、 「 光 」 の点々に二匹

「 寺 」 の点に一匹と、鳩を使って書かれてあります。

 

    

 

 

本堂の柱金具も立派 !!

 本堂で声高々に般若心経を唱え、それから

手をつないで、真っ暗い胎内めぐりです。

本当に何も見えない暗さ !

「 南無大師遍照金剛 」 を唱え ?? ながら、

出てくると、

チンチンに沸いている 鉄瓶

 

    

 

なんとも懐かしい風景、

そばにお寺の方がコタツに入って事務を

「 写真  いいですか ? 」 とおことわりして、

一枚 !!

 

 裏に出て、駐車場へ

 

     

 

裏の姿も美しく、 「 なまこ塀 」 というのでしょうか

白と黒とのコントラストがなんとも言えない

風格を表しています。

 

 私たちと先達さんはここで皆さんと別れ、

長野より 「 ワイドビューしなの 」 で

名古屋へ向かいます。

 

 あっという間の3日間でした  が

濃縮された楽しさいっぱいの

三が日でした。

 みなさんご苦労様でした。

 

 西国三十三ヶ所霊場満願 

   おめでとうございます  

 

 

 

 

    

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西国巡礼満願の旅2日目

2014-03-15 13:16:32 | 住職の活動日記

 13日は全国的に荒れ模様の天気予報   

そういえば、昨日琵琶湖に沈む夕日は

 

     

 

不思議な雲が流れていました。

 今日は竹生島へ船で渡り、いよいよ結願寺の

「 谷汲山 華厳寺 」 を目指します。

 

    

 

船旅で30分、雨の降る中竹生島到着です。

さほど、吹き荒れることもなく、

 ( でも、午後の便は欠航の様子 !? )

やはり急な階段を上り、観音堂を目指します。

 

     

 

とても立派なお堂です。

漆塗りが剥げて、それでも威厳のある風格を保っています。

ここを入り、くるりと回ったところが正面です。

 

    

 

金剛杖はここに置いて、

 

     

 

線香を立てる香炉は気持ちがいいほど

清々しく整えらてあります。

 こういうところにも、些細なことですが

お寺さんの姿勢がうかがえるものです。

 観音堂でお参りして、さらに上の階段を上り

弁天堂へ参拝、

 

    

 

朱塗りのとても大きいお堂です。

この弁天様の方が先にお祀りされたようです。

 

    

 

まだ、紅梅の花は固い蕾を守っていました。

 

    

 

この急な階段を下りて、先ほどの観音堂を通り

「 船廊下 」 というところを抜けて、

「 都久夫須麻神社 」 ( つくぶすま ) へ

 

    

 

工事中のところが 「 船廊下 」 です。

正面が神社にあたります。

 

    

 

神社の前には琵琶湖に向かって鳥居が立っています。

もともとは船でもってこの鳥居のところから

神社にお参りしたのではないかと思うのですが ??

今は 「 土器 ( かわらけ ) 投げ 」 になっています。

 

    

 

みなさんそれぞれに願いを込めて、

鳥居の中を通るように投げておられましたが、

なかなか、難しいようですネ !!

 

  この竹生島のお寺は 「 宝厳寺 」 といいます。

小さな島なのに島全体が開発されているわけではなく、

ほんの少しだけ急斜面にへばりつくように、

お寺と神社が仲良く建てられているのです。

 

     

 

それなのに、郵便ポストも完備されていて

わずかな面積ながら一つの集落を形成しています。

 

    

 

「 琵琶湖周航の歌 」 3番の歌詞が刻んであります。

とても好きな歌で、バスの中でも皆さんと歌いました。

 

     

 

小雨降る中の出航です。

 

 長浜から一路岐阜県揖斐郡の 「 谷汲山 華厳寺 」

へ       バスを進めます。

 

 位置関係は 「 伊吹山 」 を挟んで

丁度その向かい側にあたるところにあたります。

 

 みなさん感無量の思いで足を運ばれたのではないでしょうか。

2年がかりの西国巡礼です。

 谷汲山も本山のように大きなお寺です。

 

      

 

満願のお参りはこの本堂と過去を荘厳する 「 満願堂 」

そして、未来を築く 「 笈摺堂 」 ( おいづるどう ) の

3か所にお参りします。

本堂が現在で、過去・現在・未来、をお参りするのです。

 

     

 

本堂横には満願を喜ぶかのように

満願の帳面を下げたお狸様が待っていらっしゃいます。

 

     

 

本堂の入り口の柱には銅版で出来た 「 鯉 」 が

掛けられてあります。

「 精進落としの鯉 」  ということで、

満願成就した暁にはこの鯉に触って

精進を落とし普通の生活に戻ったのでしょう。

 

 

     

 

みなさんも楽しく、今までの苦労を忘れるかのように

一生懸命撫でておられました。

 

     

 

満願成就の 「 谷汲山 華厳寺 」 静かに

雨に煙っておりました。

それでもこの雨の中、多くの方のご参拝が続いています。

というわけではないでしょうが、賽銭箱も

けた外れに大きいものです。

 

 これから、参道にあるお店で精進の 「 御斎 」 を

頂き、皆さんの労をねぎらいます。

 

    

 

参道に珍しく大きい 「 柊 」 の花が満開でした。

 

 今夜は、ひた走りに走り、諏訪湖の近くの

お宿で、満願成就の歓迎会 

たぶん、みなさん趣向を凝らして楽しい

ひと時を過ごされるのでは    

と思っております。

 

 

 

 

 

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西国三十三観音霊場結願の旅

2014-03-14 21:14:43 | 住職の活動日記

 12日より西国さんの結願の巡礼です。

やはり、巡礼というものは、ご修行といわれているように

なかなかスムースには行かないもので、

いろいろと苦労がつきもののようです。

 

 今回は第23番札所 「 勝尾寺 」 さんより始めて

滋賀県を中心に結願寺の33番札所 「 華厳寺 」

までお参りします。

 

 滋賀県に入り、琵琶湖を眺めながら、

31番札所 「 長命寺 」 です。

 

   

 

西国観音霊場はお寺も大きく歴史もあり

山岳にあるので、それなりに階段が

多数あります。

 本来お寺は山にあったので苦労して上るのは

当然のことなのです。

 

    

 

お寺に着くと、山の上ということもあり

庭にはまだ雪が残っています。

 

   

 

本堂はとても立派です。

 

   

 

お線香をお供えし、お燈明を上げて、

納め札をおさめて、本堂の前で

般若心経、観音経の偈文をお唱えします。

 

ここまで無事にお参りできたのですが、

情報によると、次の32番札所 「 観音正寺 」 は

積雪により通行止めということです。

バスの中で相談の結果、

納経帖を持って有志により山上まで徒歩での

お参りを決行しようということになりました。

納経帖を持っていく西本さん、先達の大矢さん

信徒を代表して高森さん、そしてお参りをしなければ

ということで私の4人で本堂を目指しました。

 歩き出すと、なぜ通行止め ?? と …

思っていた矢先、  上がるにつれて

 

    

 

雪道になってきました。金剛杖を頼りに

西本さんを先頭に私がしんがりを務め

雪を踏みしめながらの行軍です。

 

    

 

途中、一服しながら、呼吸を整え

いざ本堂へ、

 

 

    

 

こんなお参りはめったにないだろうと、

写真に収めながら、

歩くこと30分

 

    

 

やっと、 「 観音正寺 」 の石碑が見えてきます。

不思議と土の道には雪はないのです。

ぬかるんだ道を本堂へ、

高森さんと二人で勤行です。

風が吹き込み、深々と冷える本堂で

腹の底から声をだしお経を唱えました。

 

    

 

お経も終わり、本堂から眺める琵琶湖の景色は

格別のものがありました。

 

    

 

観音正寺さんの本堂です。

 

 

     

 

境内にはお地蔵様の祠がありました。

わらぶきの祠で、雪も積もっていて

なんとも風情がありました。

 納経も済ませていただき、

また雪道を帰らなければなりません。

ふと気がついたのですが、

上りは何とかよかったのですが、

さて、雪道を下るとなると、

この方が大変なようです。

 

 

    

 

滑らないように、と思うのですが、

やはり凍結している所は滑りそうなので

ご覧のように雪のあるところを一歩一歩

注意深く下山しました。

 

 高森さんの情報によると、

下りは29分、往復で5000歩の距離だったようです。

 

 下で待っていただいていた方々は

近江八幡の町屋に残るひな人形を見学して歩いて

これまた有意義な時間を過ごされたようです。

 

 何はともあれ、難行苦行の第一日目でした。

 

明日はいよいよ、竹生島と結願のお寺になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

    

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寒!! 極まる !?

2014-03-10 18:49:57 | 住職の活動日記

 「 啓蟄 」 も過ぎたというのに、

今朝も冷えました。

 温度計は 2℃ を指しています。 

日差しはあるものの、昼ごろには

小雪も舞い始めました。

 しかし、この冬将軍も最後の方らしくて、

この冬将軍が去った、12日頃からは

寒さも緩んでくるということのようです。

 

 「 啓蟄 」 ( けいちつ ) とはよくいったもので、

この寒さの中、虫たちは蠢き ( うごめき )

始めていました。

 昨日、近くの 「 青谷梅園 」 へ散歩、

 

         

 

まだ四五分咲き、

 

その下には小さな 「 菜の花 」 が、

 

    

 

顔を出し始めていました。

そしてよく見ると、

 

   

 

もうテントウムシ   とアリ  さんが

蠢きだしていたのです。

「 蠢く 」  よくできた字です。

春が来て虫が動き出す。

春の下に虫二つです。

 今日の寒さのぶり返しで、

虫さんたちも震え上がっていたことでしょう。

 しかし、もうこれで寒さもおしまいです。

 

 

 

     

 

 

家の花瓶にはもうチューリップも

咲き始めています。

 

 ま~ !!  今日が

『 寒、極まれり  』

というところでしょう。

 

 

 

 

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そして、 「たねや」 守山店

2014-03-09 11:48:54 | 住職の活動日記

 「 なぎさ公園 」 の菜の花を見て、

一路、栗東インターへ向かう途中、

おもしろい看板を発見 !!

 

    

 

「 味は日本一  手焼きせんべい 」

店内に入ると、  留守 ??

二三度声をかけると、おかみさんが出てこられる、

 

   

 

この古めかしい機械で手作業で焼いておられるとのこと、

先代がこだわって作られたそうです。

 

   

 

看板に偽りなし !!

食べてみると、癖になりそうなおいしさです。

甘さと塩加減のバランスがいいのです。

 

 その店から2,3分で 「 たねや 」 さんです。

 

     

 

車が列をなしています。

ここで、バウムクーヘンでお茶でもと思ったのですが

なにせ、満員御礼 !!

 

    

 

ここ守山店は正式には

 「 守山玻璃絵館 」  といいます。

 

    

 

どの店もそうですが、店によって工夫を凝らし

美しいガーデニングが施されています。

 

   

 

可愛い花も、

 

   

 

鮮やかな花も、

 

   

 

これから咲こうとしている花も、

 

   

 

この守山店はイングリッシュガーデン風に

飾られています。

 だから、工場も

   

    

 

そのように、一瞬よその国に来たような雰囲気です。

 

 

    

 

突き当りが、お菓子を作っておられるところ、

 

   

 

店内にはどれも涎が出るような

ケーキ群が並んでいます。

 そして、

   

 

季節の和菓子 「 さくらもち 」 も

可愛い入れ物に入っていました。

 

 ということで、一路帰路に就きました。

 

守山というところは近畿一円では住みやすさは

1位ということです。

 そして、もう一つ行ってみたいところは

「 佐川美術館 」 です。

 水の中に浮かぶような建物で、

「 楽吉左衛門館 」 「 平山郁夫館 」 「 佐藤忠良館 」

の三つを具え、その中で特別展も催されています。

今は、 「 東海道中膝栗毛画帖 」 の展示会を

開催しているようです。

 

 

 

 

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「ちゃかぽん」 ?

2014-03-08 21:45:54 | 住職の活動日記

 「 ちゃかぽん 」  聞きなれない言葉です。

ネットで検索すると  「 近江牛のうどん 」 がでてきます。

 

    

 

しかし、一度聞くと頭に残る言葉です。

 

    

 

そこは 「 彦根城 」 の通りの前にありました。

 

 

    

 

この一帯が 「 キャッスルストリート 」 といって

彦根城の城下町を再現しているようです。

 

 そこの 「 ちゃかぽん 」 という、うどん屋さん

行列ができています。

 それもそのはず、

 

    

 

大変美味なるかな    です。

うどんの上に近江牛がのっている、

それに熱いお出汁をかけると、

丁度いい、しゃぶしゃぶしたような

さっと湯通ししたようなお肉になります。

 

 私は、

 

    

 

十三代というお肉や赤こんにゃく、それに麩が

乗っかってるものを頂きました。

そこに、

 

    

 

「 ちゃかぽん 」  のいわれが、

彦根のお殿様 「 井伊直弼 」 のあだ名のようです。

彼が部屋住み生活の時、

自分は花の咲くことはないだろうと、

自分の住まいを 「 埋木舎 」 ( うもれぎしゃ ) と

名づけました。

自ら花の咲かない埋もれ木に例えて、

そうよんだのです。

 その時には 「 茶道を極め 」 歌や太鼓に座禅を組み

という風流な生き方をしていたことから、

『 茶 ・ 歌 ・ 鼓 』 ( ちゃ・か・ぽん )

とあだ名されたということです。

 

   

 

ということで、店の前にあった 『 麩 』 も

頂いて帰りました。

 

やはり 「 ひこにゃん 」 は人気で、

 

   

 

町のいたるところで、いろんな姿で、

 

   

 

頑張っていました。

 

 また、今日は 「 琵琶湖の海開き 」 もあったとか、

 

   

 

しかしとても寒く、比良山系は雪が舞っているようです。

 

先日の、

 

   

 

「 菜の花畑 」 も寒さに震えているようでした。

 

 彦根から琵琶湖を望みながら

守山までのミニドライブです。

 

 そして、

 

 

 

 

 

 

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「重箱の隅を爪楊枝でほじくる」 !?

2014-03-07 19:37:41 | 住職の活動日記

 大学生の頃、

安田理深先生と訓覇信雄 ( くるべのぶお ) さんと

三浦先生の食事会に同席していた時のことです。

 三浦先生、私の紹介に、

「 この子も大谷で学んでいますよ ! 」

すると、 訓覇さん

「 先生は誰や ? 」

「 はい、舟橋先生です。 」

すかさず、訓覇さん

「 重箱の隅を爪楊枝でほじくるような、

  もんやんな ! 」

 

 少し、ムッと来たのです、

もう少しいい表現があるのでは ??  と、

 しかし、その時はかしこまっていました。

 

 不思議と、50年余りがたって

思い返してみると、

その時の言葉が妙に言い当てられていて、

今なら頷ける気がします。

 

 東寺にいるときから、ずっと

小僧さんが身についていて、

住職といわれても、小僧さんの生活が

さきに出てしまって、

何でも自分でやってしまう。

それも細かいことばかり …  

 

 今は、細かいことができるので

幸せに思っています。

 それは分解掃除です。

やりだすと、たまらなく面白い  

 

    

 

空気清浄機を掃除しました。

フィルターの埃を掃除機で吸い取り、

 

    

 

加湿する部分を引っ張り出し、

 

 

    

 

この水がたまるところのヌメリを取り、

 

    

 

加湿するところを洗い、クエン酸で漂白、

 

    

 

加湿するところを支えている所もヌメリヲ取り、

 

    

 

「 分解不可 」   と書いてあるところも

分解して、歯ブラシで洗い、

 

    

 

たぶん? 濾過機の石も開いて水洗い、

洗えるフィルターはクエン酸で漂白したのですが

匂いが落ちてなかったので、

さらに、漂白剤でつけ置き洗いをして、

乾かして完成させました。

 

 出てくる空気もすっきり

気持ちのいい空気が出てくるような気がします。

 

 はたから見れば、アホナことかも ???

しかし、こんなこともゆっくりできるのは

自分にとっては幸せなことです。

 

 やはり、

「 重箱の隅を爪楊枝でほじくる 」

ことが好きだったのです。

 

 

 

 

 

コメント
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