大学生の頃、
安田理深先生と訓覇信雄 ( くるべのぶお ) さんと
三浦先生の食事会に同席していた時のことです。
三浦先生、私の紹介に、
「 この子も大谷で学んでいますよ ! 」
すると、 訓覇さん
「 先生は誰や ? 」
「 はい、舟橋先生です。 」
すかさず、訓覇さん
「 重箱の隅を爪楊枝でほじくるような、
もんやんな ! 」
少し、ムッと来たのです、
もう少しいい表現があるのでは ?? と、
しかし、その時はかしこまっていました。
不思議と、50年余りがたって
思い返してみると、
その時の言葉が妙に言い当てられていて、
今なら頷ける気がします。
東寺にいるときから、ずっと
小僧さんが身についていて、
住職といわれても、小僧さんの生活が
さきに出てしまって、
何でも自分でやってしまう。
それも細かいことばかり …
今は、細かいことができるので
幸せに思っています。
それは分解掃除です。
やりだすと、たまらなく面白い
空気清浄機を掃除しました。
フィルターの埃を掃除機で吸い取り、
加湿する部分を引っ張り出し、
この水がたまるところのヌメリを取り、
加湿するところを洗い、クエン酸で漂白、
加湿するところを支えている所もヌメリヲ取り、
「 分解不可 」 と書いてあるところも
分解して、歯ブラシで洗い、
たぶん? 濾過機の石も開いて水洗い、
洗えるフィルターはクエン酸で漂白したのですが
匂いが落ちてなかったので、
さらに、漂白剤でつけ置き洗いをして、
乾かして完成させました。
出てくる空気もすっきり
気持ちのいい空気が出てくるような気がします。
はたから見れば、アホナことかも ???
しかし、こんなこともゆっくりできるのは
自分にとっては幸せなことです。
やはり、
「 重箱の隅を爪楊枝でほじくる 」
ことが好きだったのです。