「 無財の七施 」 という、何も持ってなくても
出来る、お布施が七つあります。
その中に 「 床座施 」 というのがあって、
今の言葉でいえば 『 席を譲る 』 ということです。
行きしの電車の中では、
たぶん年は変わらないと思うのですが ??
席を譲りました。
「 どうも ! 」 といって
座られました。
帰りの電車では
「 どうぞ ! 」
高校生の女の子に席を譲ってもらいました。
「 ありがとうございます 」
と座ったものの、ありがたいような寂しいような ??
客観的には、はた目にもお年寄りなのでしょう
譲ったときは、
まだ若いんだと、心に思いつつ、
も、譲ったり譲られたりと不思議な経験でした。
4月21日 は 「 弘法大師 」 の祥月命日です。
久しぶりにお参りしました。
南側の池では 「 アオサギ 」 が
身動きもせず、カメラマンに向かって
ポーズをとっています。
「 アオサギ 」 にとっては、今日はずいぶん人が多いな ?
と、思っていたことでしょう。
だから、逃げる様子もなく堂々としたものです。
修行大師、灌頂院、南面の秘仏の不動明王、
そして、弘法大師をお参りして、
今日はもう一つの目的、
高島屋へ向かいました。
『 梅原猛と25人のアーティスト 』 と銘打って
信仰があった方々の絵画や焼き物などの
展示会です。
印象深かったのは先生の直筆なる
『 霊がふるふる うけとめよ 』
という掛け軸でした。
ほかにもたくさんあったのですが
「 細川護熙 」 さんの額とお茶碗でした。
90歳になってなお思索を続け、
人類への警鐘を鳴らし続けておられます。
少しだけ豊かな気分で家路につきました。
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