本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

桃山御陵 参拝

2014-04-22 17:07:54 | 住職の活動日記

 「 ももやまごりょうまえ ももやまごりょうまえ ! 」

近鉄のアナウンスが流れると、

次が 「 向島 」 そして次が、我が家のある

「 小倉 」 に着きます。

 「 桃山御陵前 」 なんともいい響きです。

 

先日お参りにってきました。

 

    

 

まず、この長い階段が待ち受けています。

とてもいい空気が流れているせいか、

お参りというより、散歩やトレーニングに

励んでおられる姿がたくさんです。

 

    

 

息を切らして、休みながら、ゆっくりと上がります。

ま~ !!

御陵参拝でも難所の一つではないかと思います。

 

    

 

上にたどり着くと、広大な敷地が広がっています 

立派な鳥居が現れます。

二礼二拍手一拝 でお参り、

ふり返ると、ここから市内を一望できます。

 

 先日の京都新聞で、「 伏見城 」 の遺構調査があった

という記事が載っていました。

もともとは、豊臣秀吉や徳川家康が

居城とした伏見城の跡地なのです。

しかし、この城は徹底的に破却されました。

が、

残された一部の石垣などから築城レベルの

高い城だったことが確認されたそうです。

秀吉のころ、本丸に植えてあった 

『 桃の木 』 から 「 桃山城 」 の

通称ができたようです。

 

  

 

近くまで行き、望遠で

下が四角、上が丸の 「 方円墳 」 です。

 

    

 

頑張ってる樫の木、ほぼ中は空洞、

皮だけになりながらも新緑を出しています。

普通なら切り倒されてしまうのでしょうが、

御陵さんの前ということで歴史をつないでいるのです。

 

 そこから、少し下っていくと、

 

     

 

「 昭憲皇太后の御陵さん 」 があります。

 明治天皇より一歩下がってということでしょうか??

寄り添いながらも控えめに埋葬されたのでしょうか。

 

     

 

女性ということもあって、立派な枝垂れ桜が

御陵さんの前に植えられ、

たぶん御陵さんの近くに植えられていますので、

私たちよりも、たぶん ??

皇太后に見ていただきたい、ことでしょう

御陵さんの間近な位置に植えられています。

 

 降りてきて後で気がついたのですが、

 

    

 

こういう立札があり、

昭憲皇太后の御陵さんの方から行くと

ゆるやかな坂道伝いに明治天皇の御陵まで行けるようです。

 

   

 

「 明治天皇 」 が陵墓を作られた最後の天皇さんです。

 

 京都の故老に聞くと、

「 天皇はんのほんとの住まいは京都や

 東京へはあそびにいってはる !! 」

という声も聞きます。

 そういえば、東京遷都は正式には

なされていないのではないかという ??

人もいらっしゃいます。

 勝手な想像ながら、

やはり、明治天皇にしてみれば

最後は京都へ帰りたかったのではないかと … ??

思ったりしてます。

 

 そしてまた、その近くには

「 明治天皇 」 を慕っておられた

「 乃木大将 」 をお祀りした神社も

建てられています。

 

 とても美しい花が咲いていましたので

また      します。

 

 

 

 

 

  

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