今 「 京都文化博物館 」 の6階で、
創作活動40周年を記念して、
「 井堂雅夫展 」 が開催されています。
この先生の版画はとても好きで、
京都巡礼の折のしおりの表紙を飾っていました。
色彩もやわらく、その表情は四季折々の
季節感を見事に表現しています。
頂いたパンフレットの表紙を飾っていたのは、
「 迷いの窓、悟りの窓 」 です。
丸窓から見てるほうが迷いで、
隣りの四角い窓になって空間が広がって見えて
この方が悟りの窓かと思っていましたら、
その逆でした。
四角い窓が迷いで、丸のほうが悟りの窓
ということです。
同じ窓から見た四季折々の風景も
面白いものです。
以前から写真集はよく眺めていたのですが、
今回は本物の版画や肉筆の絵画を
見せていただきました。
これは版木です。
色に合わせて何枚もの版木がいるのです。
絵を描く人がいて、それを彫る彫師がいて、
それを摺っていく摺り師という人がいて版画が
一枚の絵画となっていくのです。
正面の入り口には、
いのちのマンダラのような大きな
版画が待ち受けていました。
会期は短く、
10月の27日までのようです。
孫のはる香も母の胸の中で
最初はおとなしく眺めていたのですが、
母親も心落ち着けてゆっくりした気分で
鑑賞できたのでしょう。
その気持ちをわかるかのように
すやすやとやすんでしまいました 。
とてもいい時間を過ごすことができました。
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