本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

今週の言葉 1/23~1/29 「 愚かさとは、深い知性と謙虚さである 」

2012-01-22 21:13:08 | 今週の言葉
           愚かさとは、

       深い知性と謙虚さである。


                    平澤 興


 おりにふれて、 『 平澤 興 先生 』 の本を読んでいるのですが、

その中で、この言葉に出会いました。


 『 癖は飾りもの 』 という題で書いておられます。

     ( 少しご紹介します )

        

   欠点をなおせというよりも、長所をのばしなさい。

   長所といえども癖である。

   この方の癖をのばせば、

   悪い癖もその大きさの中にかくれてしまう。

   そして、かくれた癖は時に応じてその人の味わいとなり花となって、

   その人に芸術味を与えることになる。


   癖がその人の芸術になるまで、

   それくらいになるまでに成長しなければ、

   一人前の人間とは言われない。

   人間が大きくなれば、癖は飾り物になる。


   人の欠点が目につく間はまだ駄目です。

   それらの欠点が、飾りに見えてくれば、ほんものでしょう。


   ほんとうの大物は、

   よい意味でどこか足らぬところがある。

   それがまた魅力であり、風格である。


   人物が出来れば出来る程、

   大賢は愚に似たりで、

   話すほどに、飲むほどに、いわゆる癖のない

   型にはまった人にないものが風格として出てくるものである。


   愚かさとは、深い知性と謙虚さである。

   人に窮屈さを与える真面目さでは、

   ほんものにはなれない。


   一杯飲みながら、人から悪口を言われながらも、

   面白いなあと言えるほど、

   深さとおろかさ ( 謙虚 ) が大事である。

   その悪口に対する反論はやすやすと出来るが … 。 

   楽しくにこにことして飲むのは、

   常識でいう真面目さ以上のものである。


   反対する場合は一言、毅然として言うがよい。

   多言はいらない。



   人は単に年をとるだけではいけない、

   どこまでも成長しなければならぬ。


と結んでおられます。

 抜粋ですがご紹介さていただきました。


 スティーブジョブズさんが   常に愚かであれ

といわれていたことを思い出します。

 本当の愚かさとは知性と謙虚さに裏打ちされたものなのです。


 それから、平澤先生の実践の言葉で、

  「 一にも努力、二にも努力、三にも努力 」

という言葉が頭に残っています。

「 愚かさ 」 という、境地にまでなられたのは

ひとえに、並々ならぬ努力の賜物なです。






  
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