本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

明智光秀の福知山城

2020-01-05 20:11:19 | 住職の活動日記

今月19日から始まる

NHK大河ドラマ「麒麟が来る」

明智光秀が主人公です

ということもあって

テレビでは「本能寺の変の謎」

とか、明智光秀に関する

企画が目白押しのようです。

 

明智光秀は築城の名人でも

あったようでいろいろの城を

築いています

そこで

ひとっ飛び、1時間半

「福知山城」へ

 

 

小高い丘の上に建っています

まず気になったのは石垣です

テレビでもやっていましたが

 

 

転用石といういろいろな石を

使っている所です

 

 

五輪の塔の台石でしょうか

蓮の花のような形が見えます

テレビでは

ひっくり返して使っているので

災いを転じるとか

墓石というと一度使ったものは

他には使用しないものです

それをあえて

逆さにして使うという

逆転の発想

 

 

いたるところに見えます

といっても何かしら無造作に

組み込まれています

 

 

城の方の説明では

その当時は墓石というものに

さほど重要性を置いていなかった

とか ?

諸説あるのでしょう

 

光秀の居城は他に坂本城があり

その近くは石垣積の

穴太衆(あのうしゅう)が

いるところです

しかし、この石垣は

穴太衆の積み方ではないようです。

 

城内は展示場になっていて

光秀に関する品が並びます

 

 

狭間がいたるところにあります

 

 

ここから弓矢とか

 

 

鉄砲を放つのでしょう

下にある細長いところからは

石を落としたという所です

 

 

4階が天守閣の一番上です

そこからは福知山市内が一望に

見わたせます

 

 

由良川があり、向こうは日本海

福知山は盆地の山間ですけど

川を利用して商業の拠点とした

そこも光秀の知恵のようです

 

 

この日は小雨交じり

時折晴れたりと複雑な天気

ということもあって

鯱のしっぽの部分にかすかながら

虹が出ました

 

 

帰りは別のルートでくだり

お城の別な表情を見ながら

いろんな姿の白を楽しみました

壁を板で覆っているところが

独特の表情を見せています

 

 

城内には立派な神社もあり

朝喗神社(あさひ)といいます

城内にこれだけ立派な神社が

あるのは珍しい

 

 

そこから見上げる天守閣も

美しい

 

 

面白い形で

上に見える櫓のような建物が

門になります

細長い道を行ったり来たりして

門にたどり着くという

仕掛けです

 

 

時代によって積まれ方が違う

石垣です

 

 

ここの石垣は色々な積方が

あるようで

一見乱雑そうに見えて

石自体を奥に深く積むという

それで強固なものになっている

ということです

 

 

この櫓は資料館です

大河ドラマに備えてでしょう

今は展示替え中とのことです

 

 

振り返ってみる姿もいいものです

 

 

思わず何枚もシャッターを

押してしまいました

 

 

ちょうど足元には

山茶花が咲き誇ってました。

 

帰りの道中

ふと思っていたのですが

「明智光秀」という名前

仏教に関係がある文字ばかり

「明」(みょう)というのも

愚かさの闇を破って真理を

さとる聖なる智慧、ということで

また、

十地の菩薩が具える十種の智明

というものがあります

ひっくり返せば「明智」です

それから、

「光」は仏を表し

仏の背中には光背といって

背に光を背負っておられます

無量光如来(阿弥陀如来)とも

いいます。

そういうのが「秀」でている

というのですから

まあ、

大変な名前でもありますね。

 

ということもあってか

今度の大河ドラマ楽しみですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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