本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

文楽 人形浄瑠璃

2019-03-04 21:11:58 | 住職の活動日記

文楽を観るのは初めてですが

何か心惹かれるものがあります。

人形浄瑠璃

 

浄瑠璃は祖父が好きだったようで

毎年のようにお寺に来られて

その演奏会がありました。

あの独特の三味線の音色、

今でも耳に残っています。

そのために、祖父は舞台まで作り

今もってその舞台も大活躍している

 

昔聞いた、というか

日本人の血というものが

年と共にこういう歌舞伎や文楽

という古典が

懐かしく感じてくるのでしょう。

 

 

京都府の文化芸術会館

わりと小ぶりな会館ですが

文楽という人形を見るには

ちょうどいい大きさではないかと思います

 

 

『義経千本桜』の

「椎の木の段」と「すしやの段」が

今回の公演です。

 

 

入り口では文楽の人形と

ツーショットの写真撮影が

出来るよう待っているようです。

 

一体の人形を3人で動かす

顔と右手を動かす主になる方

この方は紋付き袴で顔を出して

左手と足の方は黒ずくめの衣装、

それに三味線の方と浄瑠璃を語る方

この方々の息がぴったり揃って

はじめて人形に命が宿ります。

 

今は左てに字幕が出る掲示板があり

やはり浄瑠璃も古典

同じ日本語でも理解が出来ない

その言葉が出てくるだけでも

大助かりです

人形の動きも見ながら

字幕も見ながら

時々三味線と語りの方を見ながら

まあ顔を動かすのも

忙しいのですが

歌舞伎よりも物語の具体性は

文楽の方が詳しいように思います。

 

回を重ねて見るたびに

言葉もすんなりと耳に入り

人形の動きに集中できて

もっと楽しめるように思います。

 

浄瑠璃を語る方は

3人ほど入れ換わられるのですが

あのパワーで語られるには

相当のエネルギーのでしょう。

何気ななく「浄瑠璃」と

いっていたのですが

この言葉も仏教用語からのようで

薬師如来のお浄土

「薬師瑠璃光浄土」

また薬師如来の正式な名前は

「薬師瑠璃光如来」といい

そこから出た言葉だそうです。

 

また、大阪の国立文楽劇場へも

足を運びたいと思うような

魅力を感じました。

 

 

 

 

 

コメント
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