トンネルを抜けるとそこは雪、
京都を出る時は晴れ
しかし、笠置山トンネルを抜けると
仕切りに雪が降り出しました。
一路、長浜へ
「盆梅展」の会場「慶雲館」です。
雪の積もった門をくぐると
一面の雪の庭
大きな石の割れ目には南天が
雪のなか、一輪の椿が咲いています。
玄関を入ると圧巻の梅の盆栽が
迎えてくれます。
盆栽というから
小さなものを想像していたのですが、
なかなかの大作ばかりです。
もう紅梅も咲いています。
ひと足先に春の空気です。
大きいものでは700キロもある
ということです。
途中には入れ替えがあり
抱え上げて、ということです。
上の梅も横から見るとまた違った
風情を見せてくれます。
こういう小降りの盆栽もあります。
ふと外の庭に眼をやると
ちょうどいい雪景色がまた違った
趣を見せています。
幹は枯れたような姿なのですが
その先からは若々しい枝が
伸び花芽を付けています。
横の案内には
「紅梅の如き蕾かな」
という一首が添えられています。
「比翼の鳥・連理の枝」
という、白居易の『長恨歌』を題材にした
仲良く並んだ梅です。
夫婦の仲睦まじい姿を歌ったものです。
一見、古木の幹は割れて
もう枯れ果てている姿なのですが
このような花を咲かせています。
これは珍しい、中国が原産という
「金銭緑咢」(きんせんりょくがく)
という緑色の梅です。
また、一本の木から白とピンクが咲く
梅もあります。
「黄金梅」という
咲いたら黄金の色の花を
膨らませるのでしょうか。
なかなか、凄い盆梅展です。
もう一度、訪れたい展示会です。
次には満開の梅を見ることが
出来るでしょう。
近くの長浜城も雪景色
琵琶湖の北に位置する長浜ですが
豊臣秀吉が築いたお城、
琵琶湖は交通の要衝でもあり
ここに居を構えたのでしょう。
もともとは今浜という地名
信長にちなんで「長浜」と改名
したということです。
長浜名物、「鯖そうめん」も
絶品です。
ちょうど「ニシンそば」のような
鯖を甘辛く骨まで食べられるよう
炊き締めてあるのは
生臭さもなく、そうめんとの
相性も抜群です。
おすすめの逸品ですよ!!