本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

伏見稲荷大社『田植祭』

2016-06-10 20:55:26 | 住職の活動日記

本殿では田植えの神事が

執り行われています。

 

 

階段を上がっていくと、

左手に、

 

 

黄金の稲を咥えたきつねと

「萬民豊楽」(ばんみんぶらく)

の旗が、右には

 

 

「生成化育」の旗が、

すべての人々が自然のハタラキによって

豊かに食物が育ちますように

そういう願いを込めた旗の意味でしょう。

 

本殿を左にあがり、

 

 

右に行けば「千本鳥居」

 

 

 

左に行けば「神苑」とあります。

ここが御田植の場所なのです。

 

 

清められた田んぼ、

静かに田は待っているようですが、

周りには大きなカメラを構えた

カメラマンの方々が陣取っています。

 

稲が運ばれ

 

 

櫃(ひつ)の中から

お祓いを受けた稲が出され、

神事の後、

御神楽の舞とともに、

 

「山城や 稲荷の神の み田祭り

いざもろともに 行きて舞わばや」

 

 

舞が奉納され、

 

 

それに合わせて「早乙女」たちが、

 

「八束穂(やつかほ)の

稲荷のみ田におり立ちて

舞いつ奏でつ 植うる早乙女」

 

 

稲を一斉に植えはじめます。 

 

 

こういう姿が本来の田植えの姿

なのではないでしょうか。

今はすべて機械化かされていますが

自然に感謝し、そのハタラキさまの

お力を頂き、豊かに実ることを

祈念して田植えをしたのでしょう。

 

厳かな神事のなか田植は進み、

ふと足元を見ると、

 

 

大きな桜の木の根元では、

この梅雨の晴れ間を縫うように

アリさんたちが忙しく動き回って

 

 

大きな卵の大移動、

こちらでは新しい巣が

出来上がったのでしょうか?

小さい卵や大きい卵を

一生懸命運んでいます。

さいわい、この場所は柵で囲まれ

人に踏まれる心配のない

安全な場所なのです。

 

 

 

帰り道の参道、

しきりに人が通るのに

悠然と寝ています。

通りすがりの人になでなでされ、

なんとも気持ちよさそう   

よく見ると老いている様子

でも、

外国の方もタッチされ、

彼、彼女??   なりに、

国際親善に一役買っているようです。

 

帰り道の参道、両脇には

所狭しと出店が列を連ねます。

 

 

そのなかに「やきとり」、

この店は違うようですが、

このお稲荷さんではやきとりというと

「スズメ」のやきとりです。

その姿に食欲をなくしますが 

ここでは大切な稲を食べる「スズメ」を

捕ってもいいということのようです。

お稲荷さんといえば

「やきとり」が名物のようです。

 

自然の摂理

上手な共存共栄のバランスを

保っているのでしょう。

 

 

帰りの電車の中から見る

「巨椋池の田んぼ」

ここでも、もう田植は終わっているようです。

ここの稲が一番早く収穫されるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

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