仏さまにはそれぞれご縁日という日があります。
8日は 「 お薬師さま 」 18日は 「 観音さま 」
というように、
今日は 16には 「 閻魔大王 」 のご縁日です。
京都の北、千本通りを上がった寺之内通りの
「 千本ゑんま堂 」 にお参りしました。
歴史のある建物です。
「 小野 篁 」 ( おののたかむら ) の開創になります。
この方のお孫さんが 「 小野小町 」 といわれています。
正式なお寺の名前は 「 引接寺 」 ( いんじょうじ )
といい、「 引接 」 は 「 引導 」 ( いんどう ) と
同じ意味です。
ここの、閻魔さまはとてもこわい !
すべて見透かされているようです。
ここのご住職とはちょっとしたご縁もあり、
初めての体験ですが、
お手伝いをさせていただきました。
これは 「 焼印 」 を押すという、
簡単そうで、結構要領が必要です。
こうやって、おまんじゅうにご本尊さまの
梵字を押していくのですが、
「 オンエンマヤソワカ 」 とご真言を唱え、
真っ赤になるまで焼印を熱して、
ジュ~ と少し煙が上がるくらい、
3個ほど押していくと、焼印も冷めていき、
おまんじゅうのかわが焼印にくっついてきます。
こうやって 「 ゑんまもち 」 が完成です。
本堂横には 「 賽の河原 」 の模型があり
鬼たちの遊ぶ姿がとてもユーモラスで
ほのぼのとした、子供をいじめるのではなく
一緒に遊ぶ姿がおもしろいものでした。
また、 「 ひな人形 」 も古い姿のものがあり、
「 お宮づくり 」 というのでしょうか ?
お雛様は宮殿の中に入られ、
そのすぐ前に 「 三人官女 」 がお仕えし、
宮殿の前には 「 左大臣・右大臣 」 が
お守りしています。
おもしろいのは 「 五人囃子 」 が
「 お姫さま 」 のすぐ横にいらっしゃることです。
お話によると、
「 五人囃子 」 は客人として
お内裏様・お雛様に音楽を聞かせるために
来られたので、同じ場所で演奏をされている、
ということです。
とても立派なひな人形です。
隠れた人気があるそうで、
2月20日より一般に公開ということです。
旧暦の3月3日まで見ることができます。
3月一杯は大丈夫とのことです。
若い子供さんを抱いたご夫婦が
さっそくお見えになっていましたが、
まだ中には入れず、外から
眺めて行かれました。
20には 「 釣り飾り 」 というのでしょか、
この下に赤ちゃんを抱いて座ると
元気に育たれるということです。
ですよ