本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

16日は 「エンマ様」 ご縁日

2014-02-16 21:46:57 | 住職の活動日記

 仏さまにはそれぞれご縁日という日があります。

8日は 「 お薬師さま 」 18日は 「 観音さま 」

というように、

今日は 16には 「 閻魔大王 」 のご縁日です。

 

 京都の北、千本通りを上がった寺之内通りの

「 千本ゑんま堂 」 にお参りしました。

 

    

 

歴史のある建物です。

 「 小野 篁 」 ( おののたかむら ) の開創になります。

この方のお孫さんが 「 小野小町 」 といわれています。

 

    

 

正式なお寺の名前は 「 引接寺 」 ( いんじょうじ )

といい、「 引接 」 は 「 引導 」 ( いんどう ) と

同じ意味です。

 

    

 

ここの、閻魔さまはとてもこわい !

すべて見透かされているようです。

 

 ここのご住職とはちょっとしたご縁もあり、

初めての体験ですが、

お手伝いをさせていただきました。

 

    

 

これは 「 焼印 」 を押すという、

簡単そうで、結構要領が必要です。

 

    

こうやって、おまんじゅうにご本尊さまの

梵字を押していくのですが、

「 オンエンマヤソワカ 」 とご真言を唱え、

真っ赤になるまで焼印を熱して、

ジュ~ と少し煙が上がるくらい、

3個ほど押していくと、焼印も冷めていき、

おまんじゅうのかわが焼印にくっついてきます。

 

    

 

こうやって 「 ゑんまもち 」 が完成です。

 

 本堂横には 「 賽の河原 」 の模型があり

 

    

 

鬼たちの遊ぶ姿がとてもユーモラスで

ほのぼのとした、子供をいじめるのではなく

一緒に遊ぶ姿がおもしろいものでした。

 

 また、 「 ひな人形 」 も古い姿のものがあり、

 

    

 

「 お宮づくり 」 というのでしょうか ?

お雛様は宮殿の中に入られ、

そのすぐ前に 「 三人官女 」 がお仕えし、

宮殿の前には 「 左大臣・右大臣 」 が

お守りしています。

 

   

 

おもしろいのは 「 五人囃子 」 が

「 お姫さま 」 のすぐ横にいらっしゃることです。

お話によると、

「 五人囃子 」 は客人として

お内裏様・お雛様に音楽を聞かせるために

来られたので、同じ場所で演奏をされている、

ということです。

 

   

 

とても立派なひな人形です。

隠れた人気があるそうで、

 

  

2月20日より一般に公開ということです。

旧暦の3月3日まで見ることができます。

3月一杯は大丈夫とのことです。

 

 若い子供さんを抱いたご夫婦が

さっそくお見えになっていましたが、

まだ中には入れず、外から

眺めて行かれました。

 20には 「 釣り飾り 」 というのでしょか、

 

    

 

 

この下に赤ちゃんを抱いて座ると

元気に育たれるということです。

 

   ですよ 

 

 

 

 

   

 

 

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