このところ、不思議と珍しい漢字のシリーズが続きますが、
今回は 『 那由多 』 ( なゆた ) です。
聞法会があり、お斎の席を 『 那由多 』 に設けました。
ここのご主人、仏教にも造詣が深く、
私が察するに、お店が末永く繁盛するようにとの思いを込めて命名されたのではないかと思います。
『 那由多 』 とは仏教で言う数の単位を表しているのです。
とてもとても大きな数なのです。
10の62乗くらいの数になります。
インド人の数に対する感覚はとても厳密です。
例えば 「 ガンジス川の砂の数 」 というような単位もあります。
今ではあまり使いませんが 「 刹那 せつな 」 という時間の単位もあります。
「 たくさん 」 という簡単なものではなく、
やはりそれに、どれだけたくさんかということで 数字で表しているのです。
『 那由多 』 という数の次の位の単位は 『 不可思議 』 です。
阿弥陀如来のことを 『 不可思議光如来 』 ともいいます。
ですから、『 不可思議 』 といえば仏さまの名前としか思っていなかったのです。
『 不可思議 』 という数の単位は、
思ったり、議論したりすることが不可なほど大きい数字ということで、
・ ・ ・・
数字的には、10の120乗、という数だそうです。
『 不可思議 』 が短くなって 『 不思議 』 ということになり、
これが今度は、数の単位としてではなく、
わからなくて驚くことに 「 ふしぎだな~ 」 と、
使うようになったのです。
このお店で、「 ふしぎだな~ 」 と思ったのは、
この枡に塩を入れて、それに 「 人参 」 を挿してあります
ご主人に聞いてみると、
昔、馬で旅をして旅籠に泊まるとき、探していると、
店の前にある 「 人参 」 を見た馬は立ち止まって、
「 人参 」 のご褒美を頂くそうです。
そこで、宿を決めてくれる。
ということから、この店に立ち止まって決めてくれるように、
塩の中に 「 人参 」 を立てているのだそうです。
聞法会で 「 不可思議 」 なお話を聞き、
「 那由多 」 でとても美味しいご馳走を頂き、
「 ふしぎな 」 人参に出逢い、
本当に不思議な一日でした。
今回は 『 那由多 』 ( なゆた ) です。
聞法会があり、お斎の席を 『 那由多 』 に設けました。
ここのご主人、仏教にも造詣が深く、
私が察するに、お店が末永く繁盛するようにとの思いを込めて命名されたのではないかと思います。
『 那由多 』 とは仏教で言う数の単位を表しているのです。
とてもとても大きな数なのです。
10の62乗くらいの数になります。
インド人の数に対する感覚はとても厳密です。
例えば 「 ガンジス川の砂の数 」 というような単位もあります。
今ではあまり使いませんが 「 刹那 せつな 」 という時間の単位もあります。
「 たくさん 」 という簡単なものではなく、
やはりそれに、どれだけたくさんかということで 数字で表しているのです。
『 那由多 』 という数の次の位の単位は 『 不可思議 』 です。
阿弥陀如来のことを 『 不可思議光如来 』 ともいいます。
ですから、『 不可思議 』 といえば仏さまの名前としか思っていなかったのです。
『 不可思議 』 という数の単位は、
思ったり、議論したりすることが不可なほど大きい数字ということで、
・ ・ ・・
数字的には、10の120乗、という数だそうです。
『 不可思議 』 が短くなって 『 不思議 』 ということになり、
これが今度は、数の単位としてではなく、
わからなくて驚くことに 「 ふしぎだな~ 」 と、
使うようになったのです。
このお店で、「 ふしぎだな~ 」 と思ったのは、
この枡に塩を入れて、それに 「 人参 」 を挿してあります
ご主人に聞いてみると、
昔、馬で旅をして旅籠に泊まるとき、探していると、
店の前にある 「 人参 」 を見た馬は立ち止まって、
「 人参 」 のご褒美を頂くそうです。
そこで、宿を決めてくれる。
ということから、この店に立ち止まって決めてくれるように、
塩の中に 「 人参 」 を立てているのだそうです。
聞法会で 「 不可思議 」 なお話を聞き、
「 那由多 」 でとても美味しいご馳走を頂き、
「 ふしぎな 」 人参に出逢い、
本当に不思議な一日でした。