本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

今週の言葉 5/3~5/9 『 人生は不思議の建立である 』

2010-05-02 22:50:54 | 今週の言葉
       人生は 不思議の 建立である


 この言葉も師匠の三浦先生がよく口にしておられました。

時折思い出す、心のどこかに残っている言葉なのです。

 90歳を過ぎて、お元気でおられる、

 人生の達人だろうと思って、いろいろお聞きすると、


  『 人生ってわからんな !

     不思議の建立で出来ている 。 』

 
 と、おっしゃっていました。

 いくつになっても、日々過ごされていることが、

 新鮮でみずみずしく感じられるのでしょう。


ところで、

 絵描きさんはみな長生きである。ということを、

『 半藤一利 』 さんが新聞のコラムにコメントしておられました。

  ピカソ   91歳、

  シャガール 97歳、

  ミロ    90歳、

日本では
 
  奥村土牛  101歳、

  横山大観   89歳、

本当にみなさん長生きです。

 『 葛飾北斎 』 が跋文で書いておられるそうで、

6歳から描きはじめて、70歳までの作品は取るに足らない。

いま73歳にして、ようやく、描くものの生命の在りかがわかってきた、

そして、

    「 90歳にして猶その奥義を極め、百歳にして、

      正に神妙ならんか 」


と、物事の真の姿を見つめる、その探究心は止まるところがない、

ということでしょう。


 私たちも、仏道修行は、

「 悟りとは、始めがあって、終わりがない 」

と聞かされてきました。  その反対に、

「 迷いは、終わりがあって、始めがない 」


 『 悟り 』  とは終着点ではなく、

出発点が見つかったというのでしょう。

終わりのない世界が見つかったということが、凄いことなのです。


 私たちは、つい、口癖で、

   「 もう ○○ 歳になりまして  … 」

と言ってしまいます。

 北斎でも、70歳までの作品は取るに足らない、

 73歳になってやっと、少し見えてきた、と言うのでしょう。


そこには  「 まだ まだ 」 と求むるべきものは無限にある、

と求道心の熱き思いがたぎっているのです。


 三浦先生も90歳になっても、

『 人生は不思議だ ! 』  と、

そこには、求めずにはおられない心を持っておられるのです。


 私たちも 「 もう○○になって 」 ということは言わないように、

      「 まだ、まだ 」 ということを

 念じて、日々励まなければなりません。
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満開のバラ 

2010-05-02 12:24:23 | 住職の活動日記
 今朝もまだ咲き誇っていました。



     



  見事です!!!

  自画自賛というか、見惚れれています。

  色も品が良いし、形も豪華です。

  香りもまだ漂っています。

  名前は分かりませんが、

  私的には 『 マリリンモンロー 』 とでも、

  呼びたい感じです。


    ( マリリンさんには会った事はありませんが、

      そんな感じがします。)




     




  自分で撮ったので、    してみて、

  ブログの写真で見ても、画面の中に香りが漂ってきそうな感じです。

  今日が最後でしょう。

  ほんの短い間ですが、楽しませて頂いてありがとうございます。


私は、連休という事もあり、法事が重なり、   少しテキパキと動いております。

今、少しの空いた時間で、サラの苑でコーヒータイムを楽しみながら、  

忘れないうちに、アップいたしました。 
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