本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

 『 老い 』  ? !

2009-03-07 23:04:39 | 住職の活動日記
 最近気になる字です。  ( なぜかしら好きになれない字です )

気になったついでに、調べてみると、

髪を伸ばし、腰が曲がって、杖をついている姿の

象形文字が 『 老 』 という字の成り立ちのようです。

 厳密には 七十代の人を 『 老 』 といい、

六十代の人は 「 老 」 の下に 「 日 」 をつけて

『 耆 』 ( き ) というようです。

ちなみに、八十・九十代の方々は 「 老 」 に 「 毛 」 を書き
  
『 耄 』 ( ぼう ) とよぶそうです。


 先日の電話で 『 御祓い 』 のご依頼、

住所・名前まではよかったのですが、店の名前となると、

「 エルエー エスエー …  」

「 いや違います! エルエー エフエル ? 」

   …  …  …

 ( 家内がそばで笑っています。 )

どうも、よく聞くと 『 ラ・フリップ・ガールズ 』 という

ことらしいのです。

 本当に最近は、店の名前、マンションの名前が

パット捉えることが出来ません。  ( 難しい  )


  こんな簡単なことにも、ちょっと 

自分自身情けなくなります。


 でも、無事に 『 御祓い 』 を勤めることが出来ました。



  


 『 ラ・フリップ・ガールズ 』 商売繁盛を祈念しております。


 今日もまた 『 老人六歌仙 』 なる歌に出会いました。

東寺にいる頃、三浦先生からよく聞かされていたのですが、

人事で、笑い飛ばしていたのですが、

どうもそうは言っておられなくなってきました。

 この本の著者は 『 老 』 ということを客観的に見るためにも、

毎朝、一回は唱えたらと、提唱しておられます。


 ちょこっとだけ紹介します。


『 しわがよる、ほくろができる、腰曲がる、

         頭ははげる、毛は白くなる。 』


『 聞きたがる、死にともながる、淋しがる、

         心はまがる、欲ふかくなる。 』


『 くどくなる、気短になる、ぐちになる、

          でしゃばりたがる、世話やきたがる。 』


 なんともはや、このような歌が六つも続くのですが、

『 仙崖和尚 』 という方、よくもこんな歌を作ったもんだと思います。


   
コメント
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