絵本作家のやべみつのりさんから案内いただき、7月13日東村山市立中央図書館主催で開かれた
「やべみつのりトークショー『紙芝居と僕』」へ出かけたところタイヘンなことになっていました。
東村山駅直結のワンズタワー2階で午後7時から開催だったのですが、3時から並ぶ人もいて急きょ整理券が配られたとか。
定員80名、当日先着順でしたので、6時半の開場前に並んでも整理券の人優先で入場し、並んだ人たち20名足らずしか入れず、
その後の100名近くに上る人たちは、展示物のみ見て帰ることに。
息子の矢部太郎さんが初めて描いた漫画「大家さんと僕」が大ヒット。
その太郎さんがゲスト出演することもあり凄い盛況でした。
左がやべみつのりさん、右が矢部太郎さん。
「ほのぼのマイタウン」では2007年にお父さん、2011年に息子さんをインタビューしました。
やべさんは7月10日にミャンマーで紙芝居制作研修を実施して帰国なさったばかり。
これまでもシャンティ国際ボランティア会を通してラオスやアフガニスタンの子どもたちへの絵本の普及や紙芝居のワークショップなど、
さまざまな活動支援を続けていらっしゃいます。
ミャンマーやラオスに行くと自分の子どもの頃に還れて、のびのびできるのだとか。
「空港から所沢に着いて、電車に乗ったら乗客全員がスマホをいじっている。もう僕はミャンマーに帰りたくなりましたよ」
やべさんの作品の中から自身で「かわださん」、高齢者用に作った「昭和の窓」を演じられました。
積み上げ紙芝居、穴あき紙芝居、紙芝居は「見る、演じる、作る」が楽しめるシンプルなメディアであると、その魅力を語ります。
太郎さんも積み上げ紙芝居の「これはジャックのたてた家」にトライ。
前で見ていたお父さんが「もうちょっと楽しそうに」とかダメ出しするのが微笑ましい。
お二方の人柄そのままのやりとりが親子漫才のようで、会場が湧きました。
終始温かい雰囲気に満ちた楽しいトークショーでした。
昭和30年代の記憶を呼び戻す「昭和の窓」は穴あき紙芝居。
マッチ箱やフラフープ、たらいや洗濯板などが隠れています。
やべさんの描く昭和の子どもたちが可愛くて大好きです。
これまで出版された絵本や紙芝居もズラリと展示されていました。
「子どもが描く絵のように描きたい」というやべさんの思いに溢れた作品です。
別室にはこれまでの訪問国の絵本や写真、手作り人形なども展示されていました。
たくさんの子どもたちに囲まれ、うれしそうなやべさん(展示写真より)
最近訪問したミャンマーの人たちの感謝の寄せ書き
太郎さんが6歳の時に作った紙芝居の展示もありました。
終了後は太郎さんの「大家さんと僕」の本へのサイン会。
手塚治虫文化賞(短編賞)を受賞しても、7年前取材した時と変わらない謙虚な太郎さんでした。
終わりごろ駆けつけた娘の家族と私も行列の最後でサインをしてもらいました。
現在連載中の「ぼくのお父さん」これも楽しみです。
孫二人にとって「やべ先生」は特別な存在です。
ほのぼのマイタウンを送る際、二人が絵手紙を描いて同封していました。
すると必ずやべさんはそれはそれは楽しいお返事をくださるのです。
クリスマスには絵本を贈ってくださったり、本当に温かく成長を見守ってくださいました。
小学1年の頃、夏休み紙芝居作りでお世話になった孫息子は背丈180㎝の高校生になりました。
久しぶりにお会いできて、一緒に写真を撮ってもらったり、家族にとってまたとないいい日になりました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます