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TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

選手の自立(158)

2005-08-18 23:53:38 | 試合で勝つために大切な事
トレーニングジャーナル9月号からサッカーの布監督の言葉を抜粋してみます。
今日のお話は選手の自立について。Jet田中から自立の話がでました。時を同じくして、とってもすばらしい文章に出会いましたので。



 1つのキーワードとして挙げられることに「自立」というのは間違いなくあると思います。自立させるためには、まず選手たちに意見を持たせなければならないし、意見を言わせることもしなくてはならない。
 まずは自分の考えを持つこと。それには子どものときから、自分の考えを人に対して言っていくことを習慣づけることでしょうね。そのかわり人の意見もちゃんと聞く。相手の意見と自分の意見で合わないところがあっても論理的にしっかり詰めることができれば、それはしっかり自立してる大人として認めていい。
 その作業ができない若者が多い。本意じゃないことを言われれば「ウザイ」とか「超ムカツク」で終わっちゃう。ムカツク前に自分の考えは、相手の考えはどうなんだ、何が矛盾してるのかは言えない。たとえば女子高生が「なんで茶髪じゃいけないの?」と教師に言ってきます。「それは校則で決まっているからだろ」と言うと、「ウザイ」とくるわけですよ。だから「だったら校則を変えるような運動を起こせばいいだろ。なんでそんなこともやらないでウザイとか言っててんだよ」と言うと、「超かったるい」で終了(笑)。それが今の高校生との会話の例になってしまうわけですよ。それでは自立しろと言ってもできませんね。
 1人だけ違う意見でも堂々と言えるということは大切です。でもそういうことをしないから、選手たちも含めて今の若者は、まず正解を探して正解を答えようとする。正解がわからなければ、コーチに対してもなるべく口は開かない。間違ったらいけない、間違ったら自分の評価が下がる、間違ったら恥ずかしいと思うから。そうではない。そこが変わってくれば、自立した選手が多くできてくると思いますね。
 常に判断、決断ですよ。その決断はもしかしたら間違っているかもしれない。人生のなかで1回しかないその瞬間の決断が全部正しいことはありえない、しかしその決断する勇気を持たなくてはならない。そこで間違えないためには、いろいろな判断材料や経験を持たなくてはなりません。自信を持って判断するには、自分の意見を子どもの時から言えるようでなければならないし、いつも人から判断材料をもらっていたら、自分のモノサシをいつまでたっても持つことはできません。


 うーん、どうですか、この文章。うなってしまいました!!全く同感です。すばらしいアスリートになるためには、避けては通れません!。

 写真は合宿でのビンゴ賞の賞品です!
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夏合宿2(15 7)

2005-08-18 12:58:23 | tennis
中高生中心の合宿がおわり、ゆうべは爆睡してしまい、ブログさぼってしまいました。去年から山梨の井上コーチの手法をまねて、夜、風呂とミーティングが終わったあと、照明をつけておくので練習したい人は12時までやっていい、としました。やはり、今年も何人かは12時近くまで練習してました。また、朝練したい人も、何時からでも早起きしてやっていいルール。数人が5時ころから練習しました。こちらがやらせるより、こういった時間、すごい上達するかもしれません!なかなか充実した合宿になり、皆いい表情で帰っていきました。私自身もたいへん楽しんだ3日間でした。写真は深夜の自主練習。
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すごい!日本!(156 )

2005-08-16 00:39:02 | tennis
チェコで行われたワールドジュニア(14歳以下の国別団体戦です)、すごいです!男子は堂々の世界5位。女子は準優勝!今までありました?こんな年!すばらしすぎます。観にいくべきでしたねーYAMAGATAさん!いつか教え子に付いて観にいきたいと考える木全でした。写真は大阪うつぼでの、突然のスコールです。夏の風物詩ですね。
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夏合宿(155 )

2005-08-16 00:14:34 | tennis
夏合宿をやっています。緑に囲まれたふくろう棲むクラブで、クラブハウスのフロント前に寝泊りしながら2泊3日です。 自分のクラブの子もいますし、他クラブだけどリピーターとなって毎回来てくれる子もいます。ありがたいことです。 今回も朝、コミュニケーションスキルのトレーニングをしました。みんな自己のアピールの仕方が少しずつ良くなっています。 話はかわりますが、来月、さる方のご好意により、日本サッカー協会の行うコミュニケーションスキルの授業を受けられることになり、今からわくわくしております!楽しみー!! 写真は大阪で撮ったくまぜみ。とても元気に鳴くので暑さ倍増です。千葉ではみかけませんが、私の故郷静岡にはいました。子供のころにはいつも追い掛けていました!
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レット、ノーレット事件(154)

2005-08-14 04:48:27 | tennis
 関東ジュニアでの私の生徒に起こったうそのような本当のお話。「let,no let事件」と名付けましょうか!

 関東ジュニアの低年齢(12歳以下)のソロチェアアンパイア(選手がセルフジャッジをしますが、それをオーバーコールできる審判のことです)は毎日制服を着た高校生がインターハイ前の審判練習として入っていましたので、私の生徒Sはいやだなあと言っていました。

 ところが、この日の審判はどうやら女子連の女性の方、本人は「よかったー!」といいながら試合に入りました。しかし、実際試合が始まると、あまり、なれてない様子。対戦相手はライン上やライン内側に決まったボールをすべてアウトにするジャッジをしているのに、審判は一度もオーバーコールなし。ま、そういうこともあるか、と思いながらスコアを取っていた時にその事件は起こりました!!!!!(驚きのレベル高い!)


 Sがフォアハンドの高い打点のショットを打とうとしていた所、打つ瞬間のほんの零コンマ何秒か前に、となりのコートからボールがころがってきました。審判は大きな声で「レット!」と叫び、その直後、Sのボールはネットの一番下のあたりにつきささりました(つまりミスショットした)。すると直後に審判こう御叫びになりました。「ノーレット!!」
「レット」と「ノーレット」の間は約1秒ほど。私は目を丸くしながらしばし固まりました。ん??何?それ???隣のコートの試合を観ていた笠原コーチに、最近新しいルールできましたっけ?と聞いてしまったほどです。
ボールがとなりからころがってきて危ないからプレー中止!!……と思ったけどやっぱなしね!と
いう新ルールをこの審判、即席で作ってしまったのでした。しかも、同じことがこの試合中3回も起こりました。

 いやいや、長いこと生徒の試合を観てきましたが、そうとうの珍事件です。試合後、本部の一番偉い方に報告はしておきましたが。

 この事から、私の生徒は大きな事を学びました。対戦相手の特徴を観察して、賢い戦術選びをしなくてはいけないと同時に、自分の試合の審判をしている人のジャッジ力もするどく観察し、賢い対応をしなければいけない。このあと審判の実力をはかる重要なチェックポイントを教えておきました。すると、すぐ吸収したようで、その後、関東ジュニアでも、全日本ジュニアでも、「この審判は実力あるね」とか「この審判はダメだね」とかいつも観察していました。


 私が審判の実力をはかるチェックポイントとしているのはこういった点です。選手Aが打ったボールが相手コートの微妙な所に落ちたとします。対戦相手の選手Bが手を挙げて「アウト」といいます。Aは入っていたんじゃないかと思い、即座に審判の顔をみます。この時いい審判はすでにそれを予測してAの方に顔を向け、毅然とした表情で「今のはたしかにアウトでしたよ」といわんばかりに手をあげています。実力のない審判はこの時、選手のほうを見ず、自信なさそうな表情で視線がいろんな方にただよいます。こんなだと、正しいオーバールールは期待できませんから、審判がいない状態でウソジャッジの多いプレーヤーと戦う時と同じように、決め球もラインのだいぶ内側を狙うようにしないといけません。

 ま、フューチャーズやチャレンジャーレベルの大会で線審がボールスピードに追いつけず、ミスが多く、選手がそれにとまどう、あるいはうまく対処する、なんてシーンは普通に見かけますから、選手たちはこういう事も上達していかなくてはいけません。

今日も写真は低年齢の大会より。
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コートさがし(153)

2005-08-14 04:05:15 | tennis
 来月からレッスンするコートがなく、パブリックのコートや、近隣のテニスコートのレンタルの仕方、状況などをかたっぱしからあたっています。毎日レッスンをやりながら、空き時間を利用して動いていますが、そのせいか、近頃、夜バタンキューが多く、ブログが休みがちになってしまってます、いかんいかん。

 ものすごーく、ありがたいことに、レッスンの生徒さんが、知っているコートを教えてくれたり、中には、どこが所有しているコートかわからないコートを尋ねて、詳細を調べてきてくれたりする方もいて、とても感謝しています。本当にありがたいです。

 先週は、とても素敵で、ほどよくさびれていて、使っていない、そして森に囲まれたコートを見つけたのですが、残念ながらタイミング悪く、地主さんが、土地の買い手がみつかって来月から使えないと言っていました…うーん、残念!!

 千葉、八千代、佐倉近辺でテニスコートを遊ばしていて、運営をだれかにおまかせしたい方がいらっしゃいましたら、紹介お願いしますー!!それから、どこどこに得体の知れないテニスコートがあり、いつも使われていない…とかもぜひ教えてください。素敵な情報お待ちしております!

私の自宅コンピューターのメールアドレスはh-kimata@pa2.so-net.ne.jpです。

写真は1~4年生の部の大会より。
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ワールドジュニア(152)

2005-08-12 03:42:41 | tennis
 チェコはクビチェックという街で→間違えました、プロステジョブという街で、世界の14歳以下の団体戦、ワールドジュニアテニスファイナルが行われています。日本男子は5~8位決定戦の1回目を勝ち、明日5位決定戦!

そして、な、なんと、女子は、セミファイナルを2ー1で勝ち、明日決勝!!!!ロシアと雌雄を決します。

観にいきたいー!(涙)

日本で毎年開催されていたころ、毎年、開催国の特典として、アジア予選を免除されて世界大会ストレートイン、そして15位、16位のシートを毎年暖めていた日本が!!

詳しい様子はkids-tennis.com松島コーチの文章とJet田中の写真でどうぞ。

写真はITFのサイトより。
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うまくみえる(151)

2005-08-12 03:16:07 | tennis
 テニスコーチと自分の受け持つ選手のお話。

 「自分の生徒がうまく見えてしまう」イコール「自分はその選手を教えることができない」という考えを私は持っています。自分の生徒がへたくそに見えるようになるために、目を養わないといけません。

 何年前でしょう?以前のクラブに入ったばかりのころ、2週に1回くらい、自分のクラスのなかに当時中学生だった石井ヤオキ(その後、彼はインターハイも優勝しましたし、デ杯代表にもなりました!)が入ってくることがありました。大変です。うますぎて、まったくアドバイスするところがみつかりません。

 コーチは、自分が教える選手よりも2~3年先回りして、今現在より1つか2つ上のステージの試合に足を運んで、そこに出ている選手のへたな所をさがしたり、もしこの選手が自分の生徒だったら、なんてアドバイスするか?なんていうシュミレーションをたくさんするべきです。そして、こういった勉強はいつまでたっても終わりがなく、そして、いつまでたっても興味深いおもしろいものです。

 外国で行われる国際トーナメントには、そうたくさん観にいけませんから、大阪や名古屋あたりの近場で行われる国際大会はみのがせません。1泊2000円のホテルに泊まってでも観にいくべき??意識が高くなると、今まで遠かった場所が近くなっていきますから、とっても不思議です。

 とにかく「今、自分の生徒がうまく見える」状態を解消するべく、自分の休みでも使って、足を運んで、目を養いましょう!

 こんな事を書いたら、チェコに行きたくなってきた!

 写真の昔なつかしいあげパン屋さん、関東ジュニアの会場白子で、多くの選手たちにパワーをくれました。おいしかったなあー。
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おつかれ様でした(150)

2005-08-12 02:23:52 | tennis
 有松さんのホームページがこの8月をもって終了するそうです。ジュニアテニスの関係者にとってはとても残念ですが、有松さんのがんばりに敬意を表して、しばらく休憩していただきましょう!

 写真はとても思い出深い写真です。私が始めて開いた「志津カップ」という初心者大会の第1回優勝の記念写真です。このときタツヤは小学1年生でたぶん生まれて初のトロフィーではないでしょうか?

 途中でクラブを移り、名前は「鷹之台カップ」となりましたが、それ以来12年以上にわたり、続けています。中には、その後、全小で準優勝した子もいれば、ITFで上位に進出する子も出ました。1セットマッチノーアドで2時間半戦った子もいました。多くの思い出が蘇ります。

 そして、またクラブが変わって、名前が変わるでしょうが、このライフワークである大会はずっと続けていきたいと思っています。

 有松さん、本当にお疲れさまでした。有松さんのような素敵なホームページをいつか作りたいです。大きな目標です。
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闘う(149)

2005-08-12 02:18:18 | tennis
 大島コーチのお話で、「テニスをできることのありがたさ」というのが載っています。私の生徒の小学生のひとりが今テニスをお休みしています。重い病気と闘っています。強い薬の副作用はとてもきついのですが、がんばって闘っているそうです。

 こういう話を聞くと、自分なんか、まだまだ努力が足りないなと感じてしまいます。がんばりますよー!!

 秋に退院して元気な姿を見れますように!!がんばれーー。

写真は私のとなりで関東ジュニアU18準決勝会田vs杉田を観戦していた観客、ん?観犬?
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