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TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

テニス・インテリジェンス(2214)

2012-03-12 23:51:40 | tennis
オレンジ色のクロッカスがついに咲きましたっ!!




んで、紫もとんがり帽子を出してきました!





こちらは、なんて花だっけ、お気に入りなのに、最近思い出せない。


クリスマスローズ。

こんなすばらしいダブルのピンクスポットが咲きました!すごいっ!!


そして、真っ赤な裏側、表は白っぽいリバーシブルのダブルもあと少し。


原種交配たちは…午後の明るい日差しに輝いてます。



こちらは和室に飾ってある、おふくろの作品、スイセン。




先日あったレッスン中のこと。

コートは2面、生徒は5人(男2人、女3人)。安定したクロスストロークのラリー練習をすることにしました。
1人はコートとコートの間でスタンバイ、各コート2名でバックのクロスラリーを始めます。シングルスコート半面にバックで50連続入れ続けたら合格。
途中で相手がミスして、ラリーする相手が変わっても、自分がミスしていなければ数字は続きからできます。全部で合格が4つ出たら終了、合格を出せなかった者はバツとしてランニング。1人でいくつ合格を出してもよい。数は大声で数えながらラリーしなければならない。

こういうルールです。

開始して、3人の女の子が1つづつ合格を出し、あとは残り1つだけ。

この時、待ちをしていたのは女の子。どちらのコートも男対女でラリーをしていました。

私が見ていたコートの女の子が、大きな声で「40、41、42」と数えています。

当然、この女の子H子が50まで行ったら、すべて終了、男の子2人はランニングになります。

私にとって非常に不思議だったのは…。

この合格しそうな女の子と打っていた男の子Yっしーが、相手をミスさせるボールを全く打たずに、丁寧にコートにボールを入れ続けている。
そして、となりのコートで打っている男子のYうやは、何も言わない。
そして、2人の打ち合いをしている女の子も、待っている女の子も、にやにやしていない。

結局、そのままH子が50まで達し、終了しました。


そこで、私は全員を呼んで、こう聞きました。

「今の練習で、何か、感じた事、気づいた事がある人いる??」

誰もなにも気がついていない様子で、なにも答えません。

そこで、ひとつひとつ誘導尋問することにしました…。
そしてみな、最終的に理解しました。


Yっしーが、H子をミスさせる、たとえばドロップショットなどを打とうとしなかったこと。
そして、「おい、あほか、相手ミスらせろよ!」と言わなかったとなりでラリーしていて、まだ合格を持っていなかったYうやの事。
そして、この男子の2人アホだな~~と思わなかった3人。

勉強の頭の良さではありません、テニスの頭の良さの事を、テニスインテリジェンスと呼ぶそうです。
これを持っている子たちは、こういった場面で、絶対、今目の前で起こっている事を気付き、行動を起こします。

そして、そういう子が試合で勝つんです。

この分野を、子供達にわかっていってもらうのはとても大変です。(もともと持っている子たちには教える必要なし)
でも、そのためにどんな事をしたらいいのか、日々コーチは考えていかなくてはいけません。

コメント
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