憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

湯来に伝わる民話『平家城』

2013年09月20日 07時19分32秒 | 民話
9/20(金)15℃         

 おはようございます。
 昨夜の中秋の名月をご覧になられましたか?
 午前0時頃のお月様です。この写真、直接写したものではなく、黒い皿に水を張ってそこに映る月を間接的に写したモノです。(だから、チョッとだけ形が変。判るかな~)


 湯来に伝わる民話『平家城』

 むかし、源氏と平家の戦いがありました。山口県下関市壇の浦の戦でついに平家は滅亡しますが、地方ではまだ戦いがあったり、平家の落武者が山城に立て籠り源氏と戦っていました。
 天上山から流れ出る谷水は北に「竜頭の滝」をつくり、南に「魚断の滝」をつくっています。この滝谷川が水内川に合流するところに、水内を二分するかのように大小の三つの小高い丘があります。この丘を平家城(へけんじょう)と言います。
 平家の武士がここに城を造り、真ん中の高い丘に見張り所を設け、この一帯を支配していました。
 しかし、遂に源氏軍に攻撃され、城に立て籠りました。勝ち誇った源氏軍は追求の手を緩めず、この平家城を攻めました。
 前を流れる水内川の対岸に源氏が陣を張りました。そして何日間か源平の戦いがありました。当時の戦の激しさを物語る跡が地名になって残っています。
 矢が激しく交差して通ったところを「通矢(とおりや)」と云い、多くの矢が水内川を流れたところを「矢流()やながれ」と云い、流れた矢を堰止めたところを「矢堰(やぜき)」これが訛って「井関(いせき)」になりました。
 平家城に立て籠った平家一族は、戦いに敗れて滝谷川を上流へと逃げ落ちて行きました。
 竜頭の滝の谷底の岩盤に、馬の蹄跡、槍の跡、馬のたらいに似た凹み等が平家城とともに語り継がれています。


 湯来に伝わる民話、いかがでしたでしょうか?
 この民話は、地域の古老から聞き取ったものを旧湯来町教育委員会が編集委員会のみなさんの協力を得て、印刷発行されたものです。現物の販売はもう有りませんが、図書館に行けば読めますし、時々、広島市国民宿舎湯来ロッジロビーであんみつ姫なる方が紙芝居をされています。
 長い間、お読み頂いてありがとうございました。

 次回からは、『想い出の漫画(山田清香)』の書かれた漫画を題材にしたものをお伝えしていこうと思います。お楽しみに~。



“湯来ヒルクライム2013”参加者募集開始のお知らせ

12月1日(日)に開催されます湯来ヒルクライム参加者の募集が始まりました。
 集合場所:広島市湯来交流体験センター
 開催場所:天上山、林道入口スタートゴールの10km
      一般体験走行2.5km
 参加資格:①10kmコースを制限時間の1時間30分以内に完走できる中学生以上の方
       ※18歳未満は保護者の同意書が必要。原則、中学生は保護者同伴 
      ②事前に自転車専門店にて安全点検した自転車での参加 
 参 加 費:4,000円(保険料、参加費)
      一般体験走行500円(保険料)
 参加申込:湯来ヒルクライム専用WEBサイトのフォームより申込
      http://e-yuki.net/sports
      事務局より受付確認のメールが届いたら指定口座に振込。入金確認ができた時点で受付完了
    


 今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
 来週火曜日にまた。

 でわ、また来週~

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