憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

湯来に伝わる民話『田舎の力自慢&粟柱の里』

2013年07月10日 07時11分50秒 | 民話
7/11(木)23℃       

                                      

  

       

           

             


                        
           



                   



 おはようございます。

 アッと言う間にホタルの飛翔期間が終わり、夏の星座が夜空を煌めかせてます。
 市内中心部ではなかなか見えない3等星クラスの星もチョッと郊外の街灯の無い場所に行くと北斗七星やカシオペア、さそり座でしたっけ?S字形の形をしてましたよね。人間の目もなかなかなもので、デジカメでは撮れなくても眼ではしっかりと見ることができます。
 蒸し暑い夜、ドライブがてらに湯来で夕涼みにお越しください。


 久しぶりに湯来に伝わる民話です。今回は短編なので2話をどうぞ。

 1 田舎の力自慢
   和田の喜三兵のおやじさんと甚助のおやじさんが廿日市から
  四斗俵(1斗60kg)を背負うて帰りました。喜三兵さんは背負っ
  たまま柿の木に登って見せました。甚助さんは背負ったまま肥
  担桶(こえたご=糞尿を入れて運ぶ桶)を担いで肥かけをしました。
   さて、どちらが力自慢と言われたでしょう?

 2 粟柱の里
   むかし、この里にどこから来た人か分からない二人の旅人が
  訪れました。
   二人は山の中で、二・三日野宿をしていましたが、一人は他
  の里に行きました。残った一人がここの里に住み着きました。
   山の中腹を耕して畑を作り、粟やソバを作って暮らしていま
  した。この人が作る粟は特別大きくなり、大きな穂を付けます。
  茎も柱のようになったと言います。
   「大きな粟を作りんさるけぇ、みんなおおたまげじゃ、ひと
  つ種を分けてもらえんじゃろうか」
   「どうぞ、どうぞ、みんなにも分けてあげてつかあさい」
   こうして、この里はどこでも大きな粟ができるので、粟柱と
  言う地名になりました。
   何年間かは、大きな粟が出来ていましたが、だんだん土地も
  やせて普通の粟しか出来なくなったそうです。

  現在の粟柱地区は湯来温泉下流の右側斜面に数十戸の家が建っています。


 次回の湯来に伝わる民話は『火消しは手伝わぬ』です。お楽しみに~
             

 今日も暑くなりそうです。熱中症対策を怠りなくお過ごしください。


 これから、自転車マナーアップの街頭指導に出かけてきます。
 何事もルールは守りましょうね。


 でわ、今日も頑張りましょう。

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