平荘町・上荘町をゆく(40) 報恩寺(2) 報恩寺の五輪塔
報恩寺は、鄙の寺ではありません。地方史をこえた、壮大な歴史を持っています。
しばらく、報恩寺について『加古川市史』を読みながら調べてみましょう。
報恩寺の五輪塔(四基・県指定文化財)
報恩寺の五輪塔(写真)を訪ねてください。
これほど立派な四基の五輪塔が並ぶと壮観です。
そのうち、手前から二番目の五輪塔が最も大きく、端正さがあり、造立者の意欲が感じられます。
花崗岩製で、1.9メートルの五輪塔で、銘は正和五年(1316)で宇都宮長老の墓とあります。
正和五年の五輪塔は、市内では最古であるばかりでなく、播磨一円でもそれ以前のものは見当たりません。
もっとも、この「正和五年」は被葬者の没年月日か、この五輪塔の造立月日かはっきりしませんが、ともかく古い五輪塔です。
この五輪塔から陶製の蔵骨器と金銅製の骨蔵器が出土しています。中には火葬の骨が納められていました。
宇都宮長老の骨と思われます。宇都宮長老とはどんな人物でしょうか。。
次回のブログで紹介しましょう。
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