ひろかずのブログ・3

81歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

神野町をゆく(33) 万才池の研究(4)・万才池への揚水

2022-03-13 08:23:53 | 加古川市歴史探訪・神野町編

   

 神野町をゆく(3) 万才池の研究(4)・万才池への揚水

 万才池は、標高30mの所にあります。曇川から用水をつくり、水を引くのはむりです。

 曇川からの揚水は、ポンプでくみあげました。

 教科書(『小学校社会四年上』)(学校図書)記述を続けます。

      ポンプでの揚水 

  ・・・曇川の水を汲み上げるには、図のように汲み上げた水を万才池に流し込まなければなりません。

 実際には14mも水を上げたそうです。

 村の人たちは、20馬力の蒸気ポンプを買って、すえつけました。

 石炭をたいて蒸気をおこすのです。

 馬方(うまかた)さんが、荷馬車で石炭をポンプ場に運んでいるのを、おじいさんの子どものころによく見かけたそうです。

 田植えの前の、川の水も多くなる3月から4月にかけては、夜どおしかまを炊いて、万才池に水をくみあげました。

 兵隊に行ったとき、軍艦のかまたきをした人が、交代でポンプ場のかまをたいたそうです・・・

*写真:ポンプきかい場、『東播磨の民俗』(石原完次著)より

 

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