ひろかずのブログ・3

81歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

神野町をゆく(51) 高 橋

2022-03-31 08:05:36 | 加古川市歴史探訪・神野町編

     神野町をゆく(51)  高 橋

 稲根神社の近くの曇川です。曇川(くもりがわ)は加古川につきあたります。

 加古川の水門の少し手前に橋(現在名:高橋)があり、この高橋の北詰に、写真のような祠と灯籠と石柱があります。

 この石柱に常光寺(神野小学校のすぐ北)の巌洞が筆をとった銘文が残っています。

 建碑されたのは、文化5年(1808)ということでありますが、石橋が造られたのもこの年であるようです。

 橋の建設により隣の西之山村へは、ずいぶん便利になりました。

 故、永江幾次郎氏は『考史遊記』で、この碑文で次のように訳されています。

 ・・・・川に橋ができた。たくさんな人が往来することであろう。

 橋はありふれたこの産地の白石や青石で造った。

 何の立派な橋を望もうか。夏の雨も、うれうることはない。

 冬の風雪も恐れることはなくなった。

 衣をまくり上げて渉(わた)らずにすむのは何とうれしいことか。全く立派に出来たものだ・・・

 当時の村人の気持ちが伝わってきそうである。

 この石橋は、現在立派なコンクリートの橋に変わっています。

 *写真:曇り川に架かる高橋(神野町二塚)

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