YBCルヴァンカップ ガンバ戦 1-1 ドロー(小塚 同点弾)

2020-08-07 17:45:03 | 大分トリニータ
「面白かったぁ」
試合後にさまざまな人から聞いたこの言葉。


勝てなかったけれど敗けなかった。


勝てなかったけれど心は満たされた。


なかなか試合に絡めなかった選手たちが昭和電工ドームのピッチで躍動し観ているサポを魅了した、そんな90分間だった。





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「ピッチ内練習 GK」 

ピッチ内練習に姿を見せたのはいつもの高木ではなく「ムン」
もちろん今季初となる。


もうひとりサブに名前を連ねたのは「吉田 舜」
ザスパクサツ群馬より完全移籍した選手。


その吉田に挨拶の仕方を教える優しい「ムン」


現在トリニータのGKは高木を含む3人。
「怪我をすることなく頑張れ!」


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「ピッチ内練習」

「オーッ!!」
選手がピッチ内練習に出てきたときだ。
トニーが先頭? もしかして? 
そう、この日のゲームキャプテンは「トニー」
センターバックの真ん中を任された。


コテと星が公式戦初スタメン。


そして世の女性をざわつかせたのがレイチェルの「ひげ」
似合う? 似合わない?

私はなにかの”ゲン担ぎ”と思ったのだが…どうだろう?  (ちがうかな 笑)


鹿島戦でプレーを観ることができなかった伊佐がスタメン。
それだけでテンションが上がる。


そして我らがさんぺー。
なぜそんなに嬉しそうなんだろう? (笑)


「ニータン」
頭につけているお菓子が可愛い。
このカワユサは別格(笑)



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「選手紹介動画」 

「星」はいつもの「星マーク」
でも少し違うような気もするが (気のせい?)


「コテ」
動画の中でウインクをするんだけど、それをチョイスしたコテのキャラ変にビックリ。



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ハイ、今日のスタメンが勢揃い。
左端にいるさんぺーが何もしないのはおかしい、と思いながら観てると…


やっぱり!

手の向きが違うじゃん。
誰かのモノマネなんだろうか?

澄まし顔のコテと、今にも吹き出しそうな伊佐(笑)



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試合開始。
相手はガチガチのガチメンバー。
宇佐美にパトリックに遠藤に昌子・・・
サブには小野瀬・・・
厳しくなりそうな予感しかしない。


予想通り立ち上がり流れを掴んだのはガンバ。


大分はセカンドボールを拾われ攻め込まれる時間が続く。
その中で体を張ってガンバの猛攻に耐えるキャプテン・トニーとムン。



この日、彼らには強烈な味方がいた。


この人だ。
ご存知、吉坂GKコーチ。
スタジアムに響き渡る”ダミ声”(失礼)が異様に心地良い。
緊迫している場面でもなぜか安心感があった。

「ナイス ダミ声!! (またまた失礼)」・・・と心のなかで叫んだ(笑)




「29分 ガンバ先制」
試合が動いたのは29分。
大分の横パスを狙った井手口選手から奪われ、パトリック選手が冷静に右隅に決めた。
0-1 大分1点のビハインド。


「35分 大分同点ゴール」
さんぺーがガンバの縦パスを奪うと伊佐がバランスを失いながら再びさんぺーに出す。


さんぺーが中を見ながらグランダーのクロス。


これにドンピシャ合わせたのが小塚。


さんぺー、伊佐、さんぺーと繋ぎ小塚が決めた。


これを観たかった。
こんな得点を望んでいた。
まさに阿吽の呼吸で奪ったゴールだった。


これで1-1
試合は振り出しに戻った。


さらに大分の攻撃は続く。
「43分」
大分の鮮やかなパス回しでさんぺーがシュートするがGKの正面。
「45分」
レイのクロスに伊佐が飛び込むがGKがキャッチ。
だんだん攻撃の形が観えてきた。


後半。
ガンバに押し込まれる時間が長くなる。


その中で押し返し、なんとかゴール前までボールを運ぶ大分。


しかし相手はガンバ。


形はできているものの決定機を作らせてもらえない。


同点のまま時間だけが過ぎていく。


次の1点をどちらが奪うのか?


大分か? ガンバか?


ガンバのコーナーキックでは吉坂GKコーチの美声(?)がドームを揺らす(笑)
そしてこの日何度目かのムンのファインセーブ。

吉坂GKコーチの美声=ムンのファインセーブ

将来、勝利の方程式となるかも(笑)


64分 小手川→長谷川に交代
69分 星  →高山に交代


69分 伊佐 →高澤に交代


ところで・・


伊佐の交代のとき主審がすごい形相になっていたけど・・・何があった。


77分 小塚→小林成豪に交代
77分 三平→井上に交代





残り10分。
もう1人頼もしい味方が増えた。
交代した伊佐が足にアイシングをしながらピッチサイドに立ち、大声で選手を鼓舞している姿。
体力的にも厳しい暑さの中、疲労が蓄積している自分のことよりまずはチームの勝利のために声を出し続けている伊佐を1人の人間として尊敬する。


主審の長い笛が吹かれた瞬間、この日一番の大きな拍手が起こった。
観客は約2500名。
健闘を称える多くのトリサポの気持ちはきっと選手に届いたにちがいない。



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大分に行けないのは自分自身が一番分かっていた。
それでもこの日のチケットを買ってくれた仲間のサポさん。


推している選手がもしかしたら出るかもしれない。
そんな想いから行けないけれど今日のチケットを購入した。


その想いに応えるようにその選手は腕にキャプテンマークをつけピッチに現れた。


ポジションはセンターバック。


次々と襲いかかるガンバの猛攻を跳ね返し、最後の砦を体を張って死守し続けた。


キャプテンマークをつけた責任。
デイフェンスリーダーとしての責任。


一つ一つのプレーに気迫を感じた。


90分を長く感じただろうか、


短く感じただろうか。


試合後にスタジアムを一周し、堂々と先頭で歩いてくる姿には、ゴールを決めた次の試合に金髪で現れ、サポーターのひんしゅくをかった(笑)あのヤンチャな面影は微塵もなかった。



キックオフ直前のコイントスから始まり



同点で迎えた後半の円陣でみんなを鼓舞し


コーナーキックでは細かく指示を出した。


「大分に行けない想いをチケットに託す」

こんな素敵なサポーターがトリニータをがっちり支えてくれているのだと改めて嬉しく、頼もしく思った。



リーグ戦ではないけれどこれで連敗をストップさせた。
勝てなかったが敗けなかった。

勝ち負けを超えたワクワク感。
飢えていた試合がここにあった。


「もっとこの試合を観ていたい」
「早く終わって連敗をここで断ち切りたい」
矛盾した2つの気持ちが交錯しながらの90分にたっぷり魅了された。

頑張ろう 大分トリニータ!!
頑張ろう 大分12番!!



















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