大分トリニータ 11月23日 J1昇格 PO(決勝) 対千葉 1-0 勝ち

2012-11-27 15:03:55 | 大分トリニータ

後半41分に起きたあのドラマがずいぶん前のように感じられ
ふとカレンダーを見るとまだ4日かしかたっていない事に気づく。

時計の針と共に覚悟を決めかけていたあの時間が実は田坂監督にとって
前々からチャンスの時間だったとは後で聞いてビックリである。

あの時間・・・・・・

デカの蹴ったボールが宙を舞った。
「タケ」が走ってくる。
蹴った。
ループだ。
ゴールネットを越した・・・と思った瞬間ネット越しにボールが見えた。

「入った」
歓声が上がった。

私が鮮明に覚えているのはそこまでだ。

誰かが抱きついてきた。
それが誰だったのか解らない。

「オーロイ」に交代したこともロスタイムが何分だったのかも
勝った瞬間も紙テープを投げたことも
カメラを写したことも、その後ゲーフラを揚げたことも
ほとんど記憶にない。

録画で確認し、人から聞いて後からそのときの記憶を取り入れているに
すぎない。
よっぽど興奮していたのだろう。

しかしただ一つ覚えている事がある。

それは青野社長の涙である。
社長が何を言ったのかは定かではない。
ただ社長の涙の裏にある辛く、苦しかったであろう
これまでの道のりを考えるとこみ上げてくる涙を
止める事はできなかった。




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前日(11月22日)に東京に着いた私達は前々から
行きたかった日本サッカーミュージアムへと足を運んだ。








ロナウジーニョ。

「絶対に夢をあきらめるな。君の人生を精いっぱい、生きろ」








建物の中が全てサッカーの歴史に当たり前の事なのだが感動した。

明日へのテンションが高まってくる。







「神田明神」に明日の必勝を祈願する。









11月23日、朝8時遅れて国立に到着。
この頃から雨がシトシト降ってきた。
待機列を離れ駅の横に避難する。

「G裏町内会」のみんなで「行こうぜ! J1」







「開門」直後。
場所は国立。
「FINAL」の文字。

「ナビスコ」を思い出してしまう。
あの日は寒い日だった。
入場の時「ラブトリニータ」を歌って入った。
そして勝ったよなぁ。








開門直後の千葉サポ。







そして我らが「ニータン」とKしゅん。









キックオフ、1時間前。

今年最後の「決起集会」。
気合が入る。








「FINAL」









キックオフ、45分前。











キックオフ、30分前。
選手がG裏に。

京都戦ほど緊張しているようには見えなかった。








キックオフ、20分前。

「トリニータコール」が国立に響き渡る。








キックオフ、10分前。

「三年前に途絶えた想い」

「その壁を幾度も越え」

「終わらせない願い」

「俺たちの立つべきステージへ」

「帰ろう J1へ」

オーロラビジョンに流れる「大分の想い」









僕たちは夢を信じてここまできた。
その夢を今つかむために・・・
「負けてたまるか」










あのスマイルで心をつかんだ「サンペイ」

今や本当に「大分名物」です。










そして、今「大分」のすべてをかけて戦いは始まる。










「ダイハツ九州」様のビッグフラッグ。






ロスタイム 5分。

田坂監督が何度も時間を聞いたという。
長い長い ロスタイム。

押し寄せる千葉。
跳ね返す大分。




1-0 勝ち。

J1への切符を手に入れた瞬間だ。











俺たちの「大分トリニータ」







青野社長「ありがとう」








「デカ」「キジ」「ワカサ」「サンペイ」「トキタ」「ケイスケ」・・・ありがとう








「トキタ」「ケイスケ」「マル」・・・ありがとう







「タダ」「コテ」「ジョンハン」「チャンフン」「ノグチ」
「ドンミョン」「タメ」「ジョンヒョン」「タンノ」・・

ありがとう







「タンノ」「金子トレーナー」「サクタ」「いけめんコーチ」「ミヤサン」
 
ありがとう







「タカマツ」「イシガミ」「ヤスカワ」「カミフクモト」「サカタ」
「センセイ」・・・・・ありがとう







最後に「田坂監督」

大分トリニータに来てくれて本当に
「ありがとうございます」
来期 J1 大分トリニータ監督としてよろしくお願いします。





「プレーオフのチームを見たときに勝てると思った。なぜなら
うちが一番走るから」
監督が今だから言うけどと前置きして言ったことばである。

監督はこのとき「勝てる」と思ったのだろう。

が、実は私も「勝てる」というよりも
「勝たなければいけない」出来事があった。


11月22日、朝、大分駅での出来事だ。
歩くのさえ、やっとのおばあちゃん(失礼)が
大きなキャリーバッグを引っ張って私の前を歩いていった。
いや歩くというよりも大分の方言で言うと
「いっすんずり」に等しいほどの速度である。
腰は曲がっている。
じぶんより大きなバッグを引っ張っている。

トリのユニを着ている。
明日、国立に行くのは間違いない。

しかし、ソニック、新幹線と乗り継いでも5~6時間
かかるのだ。
私たちでも疲れるのに、相当の歳のおばあちゃんだ。
おそらく私のおばあちゃんなら私は行くのを止めるだろう。
それでもトリニータを応援に行こうとしているのだ。

「私達は背負っているものが他のクラブと違うんです」
誰かが言った。

多くの人から託された「J1昇格支援金」もそうだ。

私個人に託した人もいた。

その中には年金暮らし(すいません)のおじいちゃん
おばあちゃんもいた。

こんな人達に支えられてるトリニータが負けるわけが無い。
いや、勝たなくてはいけない。

改めて「勝つこと」を確信した日だった。


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ダイハツ九州様を初めとするスポンサーのみなさん

昇格支援金をしてくださったみなさん

本当にありがとうございました。


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私達ははるか遠くにあった「J1の扉」を
大分トリニータを愛するすべての人の力で
今、こじ開けることができました。

でも、ここが最終目的ではありません。

大分トリニータの新たな歴史の始まりであり
挑戦者としての第一歩はすでに踏み出しています。


新たなる「夢」に向かって
共に歩き出そうではありませんか。

私達サポーターは大分トリニータと共にあります。


「大分トリニータ J1昇格 おめでとう!!」















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